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イッツ・オール・アバウト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『イッツ・オール・アバウト』
スプーキー・トゥーススタジオ・アルバム
リリース
録音 ロンドン オリンピック・スタジオ[1]
ジャンル ハードロックサイケデリック・ロックプログレッシブ・ロック
時間
レーベル アイランド・レコード
アメリカ合衆国の旗A&Mレコード
プロデュース ジミー・ミラー
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 152位(アメリカ・1971年[2]
  • スプーキー・トゥース アルバム 年表
    イッツ・オール・アバウト
    (1968年)
    スプーキー・トゥー
    (1969年)
    テンプレートを表示

    イッツ・オール・アバウト』(It's All About)は、イギリスバンドスプーキー・トゥース1968年に発表した初のスタジオ・アルバム

    解説

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    スプーキー・トゥースの前身に当たる「アート」は、1967年末にガイ・スティーヴンスのプロデュースによるアルバム『Supernatural Fairy Tales』を発表した[3]。その後ゲイリー・ライトが新メンバーとして加入し、ライトと旧知の仲であるジミー・ミラーが本作をプロデュースした[4]

    本作は母国イギリスでは成功に至らなかったが、バンドは1968年8月に初のアメリカ・ツアーを開始して、手応えを得た[4]

    ジェイソン・アンダーソンはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「ジャニス・イアンの"Society's Child"やザ・ナッシュヴィル・ティーンズ英語版の"Tobacco Road"といったカヴァー曲も収録されているが、真に突出しているのは、ソウルフルなバラードの"It Hurts You So"や"Bubbles"を筆頭としたオリジナル曲である」と評している[5]

    リイシュー

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    1971年にA&Mレコードから発売されたアメリカ盤再発LPは『Tobacco Road』と改題され、「トゥー・マッチ・オブ・ナッシング」が外されてザ・バンドのカヴァー「ザ・ウェイト」に差し替えられ、ジャケットもマイケル・トレヴィシックが描いた絵に変更された[6]。この再発盤は、1971年7月3日付のBillboard 200で152位を記録した[2]

    収録曲

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    特記なき楽曲はゲイリー・ライトジミー・ミラーの共作。

    1. ソサエティーズ・チャイルド - "Society's Child" (Janis Ian) - 4:30
    2. ラヴ・リアリー・チェンジド・ミー - "Love Really Changed Me" (Gary Wright, Jimmy Miller, Luther Grosvenor) - 3:34
    3. ヒア・アイ・リヴド・ソー・ウェル - "Here I Lived So Well" (G. Wright, J. Miller, L. Grosvenor, Mike Harrison) - 5:08
    4. トゥー・マッチ・オブ・ナッシング - "Too Much of Nothing" (Bob Dylan) - 3:58
    5. サンシャイン・ヘルプ・ミー - "Sunshine Help Me" (G. Wright) - 3:05
    6. イッツ・オール・アバウト・ラウンダバウト - "It's All About a Roundabout" - 2:45
    7. タバコ・ロード - "Tobacco Road" (John D. Loudermilk) - 5:16
    8. イット・ハーツ・ユー・ソー - "It Hurts You So" - 3:05
    9. フォーゲット・イット・アイ・ゴット・イット - "Forget It, I Got It" - 3:27
    10. バブルズ - "Bubbles" (G. Wright, L. Grosvenor) - 2:53

    2008年リマスターCDボーナス・トラック

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    1. サンシャイン・ヘルプ・ミー(モノ・シングル・ヴァージョン) - "Sunshine Help Me (Mono single version)" (G. Wright)
    2. ウィアード(モノ・シングル・ヴァージョン) - "Weird (Mono single version)" (G. Wright, M. Harrison, L. Grosvenor, Greg Ridley, Mike Kellie)
    3. ラヴ・リアリー・チェンジド・ミー(モノ・シングル・ヴァージョン) - "Love Really Changed Me (Mono single version)" (G. Wright, J. Miller, L. Grosvenor)
    4. ルガーズ・グルーヴ(モノ・シングル・ヴァージョン) - "Luger's Groove (Mono single version)" (Peter Luger)
    5. バブルズ(モノ・シングル・ヴァージョン) - "Bubbles (Mono single version)" (G. Wright, L. Grosvenor)

    参加ミュージシャン

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    脚注

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    1. ^ Archive”. Olympic Studios Records. 2021年1月12日閲覧。
    2. ^ a b Spooky Tooth Chart History - Billboard 200”. Billboard. 2021年1月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月25日閲覧。
    3. ^ Unterberger, Richie. “Art - Biography & History”. AllMusic. 2021年1月12日閲覧。
    4. ^ a b Hughes, Rob (2018年7月10日). “Spooky Tooth: So Much Talent, So Little To Show For It”. loudersound.com. Future Publishing. 2021年1月12日閲覧。
    5. ^ Anderson, Jason. “It's All About - Spooky Tooth”. AllMusic. 2021年1月12日閲覧。
    6. ^ Spooky Tooth - Tobacco Road (1971, Vinyl) | Discogs

    外部リンク

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