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イグラチモド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Iguratimod
IUPAC命名法による物質名
臨床データ
販売名 Careram; Kolbet
データベースID
CAS番号
123663-49-0
PubChem CID: 124246
ChemSpider 110694
別名 T-614
化学的データ
化学式C17H14N2O6S
分子量374.368 g/mol
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イグラチモド (Iguratimod) は、関節リウマチ治療薬の一つである[1][2]。日本において、富山化学により開発された。2012年6月厚生労働省より製造販売承認を受け、製品名をエーザイケアラム大正富山医薬品コルベットとして販売している[3][4]

禁忌

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妊婦または妊娠している可能性のある婦人、製剤成分に過敏症を有する患者に対して禁忌であるほか、下記の患者に禁忌とされている[5][6]

副作用

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添付文書に記載されている重大な副作用は、肝機能障害(0.49%)、黄疸(0.10%)、汎血球減少症(0.10%)、白血球減少(0.10%)、消化性潰瘍(0.68%)、間質性肺炎(0.29%)、感染症(敗血症、膿胸等)(0.19%)である。

その他10%以上の患者にAST(GOT)増加、ALT(GPT)増加、Al-P増加、γ-GTP増加が見られる。

作用機序

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これらは NF-κB (nuclear factor-kappa B) を介した作用であることが示唆されている。

出典

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  1. ^ Keiichi Tanaka (2009). “Iguratimod (T-614): A novel disease modifying anti-rheumatic drug”. Rheumatology Reports 1 (1). 
  2. ^ Lu, Liang-jing; Teng, Jia-lin; Bao, Chun-de; Han, Xing-hai; Sun, Ling-yun; Xu, Jiang-hua; Li, Xing-fu; Wu, Hua-xiang (2008). “Safety and efficacy of T-614 in the treatment of patients with active rheumatoid arthritis: a double blind, randomized, placebo-controlled and multicenter trial”. Chinese Medical Journal 121 (7): 615–619. PMID 18466681. 
  3. ^ Joanne Bronson, Murali Dhar, William Ewing, Nils Lonberg. 31. In Manoj C. Desai. “To Market, To Market - 2011”. Annual Reports in Medicinal Chemistry 47: 499–569. 
  4. ^ Eisai Co. (29 June 2012). "Eisai and Toyama Chemical Receive Approval to Market Anti-rheumatic Agent Iguratimod in Japan" (Press release). 2012年11月15日閲覧
  5. ^ ケアラム錠25mg 添付文書” (2015年12月). 2016年6月27日閲覧。
  6. ^ コルベット錠25mg 添付文書” (2015年12月). 2016年6月27日閲覧。