イエスイヤーズ
『イエスイヤーズ』 | ||||
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イエス の コンピレーション・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1969年 - 1991年 | |||
ジャンル | プログレッシブ・ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | アトコ・レコード | |||
プロデュース | イエス、ポール・クレイ、トニー・コルトン、エディ・オフォード、トレヴァー・ホーン、トレヴァー・ラビン、ポール・ド・ヴィリエ | |||
イエス アルバム 年表 | ||||
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専門評論家によるレビュー | |
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レビュー・スコア | |
出典 | 評価 |
Allmusic | [1] |
『イエスイヤーズ』(Yesyears)は、1991年8月にアトコ・レコードからリリースされた、イングランドのプログレッシブ・ロック・バンド、イエス初のボックスセット(4枚組)である。グループが1990年に8人編成となったときにアトコ・レコードを離れてアリスタ・レコードに移籍した後、契約によりアトコ・レコードはバンドのバック・カタログを取得する権利を与えられ、キャリア全体にわたるボックスセットをリリースできるようになった。『イエスイヤーズ』には、ジョー・ガストワートによってデジタル・リマスターされた、未発表ミックスと未発表曲を含む、1969年から1991年にかけてのスタジオ・トラックとライブ・トラックが収録されている。
『イエスイヤーズ』の主な魅力の1つは、かつてリリースされなかった数多くの曲を含むレアなマテリアルの収録と、イエスの歴史を詳述したフルカラーの小冊子であった。
このパッケージの圧縮バージョンである『イエスストーリー』は、1992年に2枚組となってリリースされている。
『イエスイヤーズ』は、ライノ・レコードからの(5枚組)ボックスセット『IN A WORD:ヒストリーBOX』が2002年にリリースされる前、1990年代後半に発売が終了された。『イエスイヤーズ』には収録されていて、『IN A WORD:ヒストリーBOX』に収録されていないレアなマテリアルのほとんどは、2003年と2004年にライノがイエスのアルバムを再発した際に各アルバムにボーナストラックとして収録された。
同時期にドキュメンタリー映像版の『イエスイヤーズ』も発売されている。ジャケットはロジャー・ディーンによる同じイラストを使用。
収録曲
[編集]# | タイトル | 作詞・作曲 | 収録元 | 時間 |
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1. | 「サムシングス・カミング (ステレオ・ミックス) - "Something's Coming"」 | レナード・バーンスタイン、スティーヴン・ソンドハイム | 1969年7月発売のシングル「Sweetness」のB面。『イエス・サード・アルバム』の再発盤(2003年)にはUKシングルのモノ・ミックスが含まれているが、これは1970年にオランダでA面としてリリースされたステレオ・ミックス。 | |
2. | 「サヴァイヴァル - "Survival"」 | ジョン・アンダーソン | 『イエス・ファースト・アルバム』 (1969年) | |
3. | 「エヴリ・リトル・シング - "Every Little Thing"」 | レノン=マッカートニー | 『イエス・ファースト・アルバム』 (1969年) | |
4. | 「ゼン - "Then"」 | アンダーソン | BBC録音、1970年1月19日 | |
5. | 「エヴリデイズ - "Everydays"」 | スティーヴン・スティルス | BBC録音、1969年8月4日 | |
6. | 「スウィート・ドリームス - "Sweet Dreams"」 | アンダーソン、デヴィッド・フォスター | 『時間と言葉』 (1970年) | |
7. | 「チャンスも経験もいらない - "No Opportunity Necessary, No Experience Needed"」 | リッチー・ヘブンス | 『時間と言葉』 (1970年) | |
8. | 「時間と言葉 - "Time and a Word"」 | アンダーソン、フォスター | 『時間と言葉』 (1970年) | |
9. | 「スターシップ・トゥルーパー - "Starship Trooper"
| アンダーソン、クリス・スクワイア、スティーヴ・ハウ | 『イエス・サード・アルバム』 (1971年) | |
10. | 「ユアズ・イズ・ノー・ディスグレイス - "Yours Is No Disgrace"」 | アンダーソン、スクワイア、ハウ、トニー・ケイ、ビル・ブルーフォード | 『イエス・サード・アルバム』 (1971年) | |
11. | 「アイヴ・シーン・オール・グッド・ピープル - "I've Seen All Good People"
| アンダーソン、スクワイア | 『イエス・サード・アルバム』 (1971年) | |
12. | 「遥かなる想い出 - "Long Distance Runaround"」 | アンダーソン | 『こわれもの』 (1971年) | |
13. | 「ザ・フィッシュ - "The Fish (Schindleria Praematurus)"」 | スクワイア | 『こわれもの』 (1971年) | |
合計時間: |
# | タイトル | 作詞・作曲 | 収録元 | 時間 |
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1. | 「ラウンドアバウト - "Roundabout"」 | アンダーソン、ハウ | 『こわれもの』 (1971年) | |
2. | 「燃える朝やけ - "Heart of the Sunrise"」 | アンダーソン、スクワイア、ブルーフォード | 『こわれもの』 (1971年) | |
3. | 「アメリカ - "America"」(Single edit) | ポール・サイモン | 1972年7月のシングルA面。コンピレーション『The New Age of Atlantic』(1972年)や『イエスタデイズ』(1975年)にはフル・バージョンを収録 | |
4. | 「危機 - "Close to the Edge"
| アンダーソン、ハウ | 『危機』 (1972年) | |
5. | 「儀式 - "Ritual (Nous Sommes du Soleil)"」 | アンダーソン、ハウ、スクワイア、リック・ウェイクマン、アラン・ホワイト | 『海洋地形学の物語』 (1973年) | |
6. | 「サウンド・チェイサー - "Sound Chaser"」 | アンダーソン、ハウ、スクワイア、ホワイト、パトリック・モラーツ | 『リレイヤー』 (1974年) | |
合計時間: |
# | タイトル | 作詞・作曲 | 収録元 | 時間 |
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1. | 「スーン (シングル・エディット) - "Soon"」(Single edit) | アンダーソン | 1975年1月のシングルA面。『リレイヤー』 (1974年)の「錯乱の扉」より抜粋 | |
2. | 「アメイジング・グレース - "Amazing Grace"」 | 伝統歌 アレンジ:スクワイア | 未発表。1976年11月4日、ロンドン録音。『究極』再発盤 (2003年)にも収録 | |
3. | 「ヴェヴェイ パート1 - "Vevey, Part One"」 | アンダーソン、ウェイクマン | 未発表。1977年2月23日ヴヴェイ録音。別レコーディング・バージョンが『究極』再発盤 (2003年)に収録 | |
4. | 「不思議なお話を - "Wonderous Stories"」 | アンダーソン | 『究極』 (1977年) | |
5. | 「悟りの境地 - "Awaken"」 | アンダーソン、ハウ | 『究極』 (1977年) | |
6. | 「モントルーズ・テーマ - "Montreux's Theme"」 | ハウ、スクワイア、アンダーソン、ホワイト | 未発表。『究極』セッションにて1976年後半/1977年初期に録音。『究極』再発盤 (2003年)に収録 | |
7. | 「ヴェヴェイ パート2 - "Vevey, Part Two"」 | アンダーソン、ウェイクマン | 未発表。1977年2月23日ヴヴェイ録音。別レコーディング・バージョンが『究極』再発盤 (2003年)に収録 | |
8. | 「究極 - "Going for the One"」 | アンダーソン | 『究極』 (1977年) | |
9. | 「マネー - "Money"」 | スクワイア、アンダーソン、ホワイト、ウェイクマン | 未発表。1978年3月31日『トーマト』セッションにてロンドン録音。同再発盤 (2004年)に収録。語りのオーバーダブはリック・ウェイクマン | |
10. | 「アビレーン - "Abilene"」 | ハウ | 1978年8月のシングル「クジラに愛を」B面(英国盤)。『トーマト』再発盤 (2004年)に収録 | |
11. | 「クジラに愛を - "Don't Kill the Whale"」 | アンダーソン、スクワイア | 『トーマト』 (1978年) | |
12. | 「自由の翼 - "On the Silent Wings of Freedom"」 | アンダーソン、スクワイア | 『トーマト』 (1978年) | |
13. | 「夢の出来事 - "Does It Really Happen?"」 | ジェフ・ダウンズ、トレヴァー・ホーン、ハウ、スクワイア、ホワイト | 『ドラマ』 (1980年) | |
14. | 「光陰矢の如し - "Tempus Fugit"」 | ダウンズ、ホーン、ハウ、スクワイア、ホワイト | 『ドラマ』 (1980年) | |
15. | 「ラン・ウィズ・ザ・フォックス - "Run with the Fox"」 | スクワイア、ホワイト、ピーター・シンフィールド | 1981年12月のシングルA面。クリス・スクワイア&アラン・ホワイト名義 | |
16. | 「アイム・ダウン - "I'm Down"」 | レノン=マッカートニー | 未発表。1976年6月17日、ニュージャージー州ジャージーシティ・ルーズベルト・スタジアムにてライブ録音 | |
合計時間: |
# | タイトル | 作詞・作曲 | 収録元 | 時間 |
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1. | 「メイク・イット・イージー - "Make It Easy"」 | トレヴァー・ラビン | 未発表。1982年1月、シネマによる録音。『ロンリー・ハート』再発盤 (2004年)に収録 | |
2. | 「イット・キャン・ハプン - "It Can Happen"」 | アンダーソン、ラビン、スクワイア | 未発表。1982年1月、シネマによる録音。『ロンリー・ハート』収録曲の初期バージョン。『ロンリー・ハート』再発盤 (2004年)に収録 | |
3. | 「ロンリー・ハート - "Owner of a Lonely Heart"」 | ラビン、アンダーソン、スクワイア、ホーン | 『ロンリー・ハート』 (1983年) | |
4. | 「ホールド・オン - "Hold On"」 | ラビン、アンダーソン、スクワイア | 『ロンリー・ハート』 (1983年) | |
5. | 「シュート・ハイ - "Shoot High, Aim Low"」 | アンダーソン、ケイ、ラビン、スクワイア、ホワイト | 『ビッグ・ジェネレイター』 (1987年) | |
6. | 「リズム・オブ・ラヴ - "Rhythm of Love"」 | アンダーソン、ケイ、ラビン、スクワイア | 『ビッグ・ジェネレイター』 (1987年) | |
7. | 「ラヴ・ウィル・ファインド・ア・ウェイ - "Love Will Find a Way"」 | ラビン | 『ビッグ・ジェネレイター』 (1987年) | |
8. | 「変革 (ライヴ・ヴァージョン) - "Changes"」 | ラビン、アンダーソン、ホワイト | 未発表。1988年2月19日、テキサス州ヒューストン・ザ・サミットにてライブ録音 | |
9. | 「同志 (ライヴ・ヴァージョン) - "And You and I"
| アンダーソン、ブルーフォード、ハウ、スクワイア | 未発表。1988年2月19日、テキサス州ヒューストン・ザ・サミットにてライブ録音 | |
10. | 「燃える朝やけ (ライヴ・ヴァージョン) - "Heart of the Sunrise"」 | アンダーソン、スクワイア、ブルーフォード | 未発表。1988年2月19日、テキサス州ヒューストン・ザ・サミットにてライブ録音 | |
11. | 「ラヴ・コンカーズ・オール - "Love Conquers All"」 | スクワイア、ビリー・シャーウッド | 『結晶』のアウトテイク。1991年初期の録音 | |
合計時間: |
『Yesyears (Atco 791 644)』は、全英、全米ともにチャート・インしなかった。
パーソネル
[編集]イエス
[編集]- ジョン・アンダーソン (Jon Anderson) – リード・ボーカル (1.1 – 1.13、2.1 – 2.6、3.1、3.4 – 3.5、3.8 – 3.12、3.16、4.3 – 4.10)、ハープ (3.3、3.7)、ギター (3.6)
- ピーター・バンクス (Peter Banks) – ギター、バック・ボーカル (1.1 – 1.8)
- ビル・ブルーフォード (Bill Bruford) – ドラム (1.1 – 1.13、2.1 – 2.4)
- トニー・ケイ (Tony Kaye) – キーボード (1.1 – 1.11、4.1 – 4.11)
- クリス・スクワイア (Chris Squire) – ベース、バック・ボーカル (全曲)、リード・ボーカル (3.15、4.2)
- スティーヴ・ハウ (Steve Howe) – ギター、バック・ボーカル (1.9 – 1.13、2.1 – 2.6、3.1、3.4 – 3.6、3.8 – 3.14、3.16)
- リック・ウェイクマン (Rick Wakeman) – キーボード (1.12 – 1.13、2.1 – 2.5、3.3 – 3.12)
- アラン・ホワイト (Alan White) – ドラム (2.5 – 2.6、3.1、3.4 – 3.6、3.8 – 3.16、4.1 – 4.11)
- パトリック・モラーツ (Patrick Moraz) – キーボード (2.6、3.1、3.16)
- ジェフ・ダウンズ (Geoff Downes) – キーボード (3.13 – 3.14)
- トレヴァー・ホーン (Trevor Horn) – リード・ボーカル (3.13 – 3.14)
- トレヴァー・ラビン (Trevor Rabin) – ギター (4.1 – 4.11)、リード・ボーカル (4.1、4.11)
参加ミュージシャン
[編集]- デヴィッド・フォスター (David Foster) – バック・ボーカル (1.6)、アコースティックギター (1.8)
- ビリー・シャーウッド (Billy Sherwood) – バック・ボーカル、アコースティックギター、キーボード (4.11)