アーヴィン・ウェルシュ
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アーヴィン・ウェルシュ(Irvine Welsh、 1958年 - )は、スコットランドのエディンバラ出身の小説家。
人物
[編集]処女作『トレインスポッティング』が1993年に出版されると同時に、ブッカー賞に選出され、英国の有名書店ウォーターストーンによる今世紀を代表する10冊の本に選ばれた。
その後、短編集『アシッドハウス』と第2長編『マラボゥストーク』、短編集『エクスタシー』が刊行され、ケミカル・ジェネレーションの騎手と称される。スコットランドのみならず、イギリスを代表する作家でもある。
2021年に、彼の小説「犯罪」のTV版が、6話のシリーズとして英国で発売された。 これは、アーヴィン・ウェルシュの本から作られた初めてのテレビ版である。[1]
日本で翻訳された著作
[編集]- トレインスポッティング (1993年) 角川文庫
- 2015年8月、[新版]として早川書房より再出版された。
- アシッドハウス (1994年) 青山出版社
- マラボゥストーク (1995年) スリーエーネットワーク
- エクスタシー (1996年) 角川書店
- フィルス (1998年) アーティストハウス
- 2013年11月、『フィルス』の映画公開に合わせ、パルコ出版社より新訳が出版された。
- スマートカント (2001年) 青山出版社
- ポルノ (2002年) アーティストハウス
- 2017年3月、『T2 トレインスポッティング』の映画公開に合わせ、早川書房より「T2 トレインスポッティング」と改題された文庫として再出版された。
- グルー (2006年) アーティストハウス
- シークレット・オブ・ベッドルーム (2008年) エクスナレッジ
- トレインスポッティング0 スキャグボーイズ(2016年)早川書房
著作
[編集]長編小説
[編集]- Trainspotting (1993年)
- Marabou Stork Nightmares (1995年)
- Filth (1998年)
- Glue (2001年)
- Porno (2002年)
- The Bedroom Secrets of the Master Chefs (2006年)
- Crime (2008年)
- Skagboys (2012年)
短編集
[編集]- The Acid House (1994年)
- Ecstasy: Three Tales of Chemical Romance (1996年)
- If You Liked School You'll Love Work (2007年)
- Reheated Cabbage (2009年)
映像化された作品
[編集]- トレインスポッティング (1996年、監督:ダニー・ボイル)配給/アスミック=パルコ
- アシッドハウス (1998年、監督:ポール・マクギガン)配給/ギャガ・コミュニケーションズ
- エクスタシー (2011年、監督:ロブ・ヘイドン)日本未公開
- フィルス (2013年、監督:ジョン・S・ベアード)配給/アップリンク=パルコ
- T2 トレインスポッティング (2017年、監督:ダニー・ボイル)配給/ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
脚注
[編集]- ^ Silvia Pingitore (2021年11月19日). “From Trainspotting to the TV series of Crime: the Irvine Welsh interview” (英語). the-shortlisted.co.uk. 2022年2月4日閲覧。
関連項目
[編集]- マイ・ケミカル・ロマンス - バンド名は「エクスタシー」の原題「Ecstasy: Three Tales of Chemical Romance」に由来する。
外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト(英文)
- 公式Twitterアカウント
- 「フィルス」アーヴィン・ウェルシュ CINEMAゲンダイによるインタヴュー記事。
- 映画「フィルス」原作者アーヴィン・ウェルシュを直撃 エキレビ!によるインタヴュー記事