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アーケオケラトプス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アーケオケラトプス
生息年代: 中生代前期白亜紀アプチアン期, 125 Ma
アーケオケラトプス
アーケオケラトプス・オシマイの想像図
地質時代
前期白亜紀 - アプチアン期
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
亜綱 : 双弓亜綱 Diapsida
下綱 : 主竜形下綱 Archosauromorpha
上目 : 恐竜上目 Dinosauria
: 鳥盤目 Ornithischia
階級なし : 角脚類 Cerapoda
亜目 : 周飾頭亜目 Marginocephalia
下目 : 角竜下目 Ceratopia
: アーケオケラトプス科 Archaeoceratopsidae
: アーケオケラトプス属 Archaeoceratops
学名
Archaeoceratops
Dong & Azuma., 1997
シノニム

Archaeoceratops. oshimai

和名
アーケオケラトプス

アーケオケラトプス学名 Archaeoceratops 「古代の角のある顔」の意味)とは、中生代前期白亜紀中国に生息していたネオケラトプシアに属する角竜である。全長は約0.9メートルから約1.5メートルで草食[1]で体重は10キロ程度だった。アーケオケラトプス・オシマイアーケオケラトプス・ユージンジエンシスから知られる。アルカエオケラトプスとも呼ばれる。

概要

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発見

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アーケオケラトプス・オシマイの頭蓋骨
アーケオケラトプス・ユージンジエンシスの想像図

ほぼ完全な頭骨と部分的な体の骨が発見されている。1992年日本と中国が共同で行ったシルクロード恐竜発掘調査により中国甘粛省新民堡層群英語版で発見され[1]1997年アーケオケラトプス・オシマイが記載された。また、2010年にはアーケオケラトプスの新種であるアーケオケラトプス・ユージンジエンシスが記載された。

特徴

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角はなく、頭部の後ろには短いフリルがあった[2]のようなとがったくちばしがあり、くちばしに歯がある[3]。原始的な特徴として口の前側に歯があり[2]、上顎と下顎の歯の形は異なり上顎の歯はプロトケラトプス、下顎の歯はプシッタコサウルスに似ていた。体は全体的に細く4足歩行もでき、角竜類としては珍しく、ミクロケラトゥスと同じ二足歩行をしていた[4]。また、フリルはあるが角はない。リャオケラトプスより少しだけ進化していた。

名前の由来

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トリケラトプスのようなケラトプス類の祖先に近い恐竜であるとされることから、アーケオ(古代の)ケラトプス(角のある顔)と命名された[1][5][2]。また種名のオオシマイ("oshimai")は、日中シルクロード発掘調査を支援した中日新聞社大島宏彦顧問にちなんで名づけられた[6]

脚注

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  1. ^ a b c 『恐竜 新版』 158頁
  2. ^ a b c 『恐竜 新訂版』 56頁
  3. ^ 福井県立恐竜博物館 標本データベース『アーケオケラトプス・オオシマイ』
  4. ^ 『恐竜』 135頁
  5. ^ 『恐竜』 96頁
  6. ^ Dinosauria Translation and Pronunciation Guide A(英文)

参考文献

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  • 冨田幸光『恐竜 新版』冨田幸光監修、小学館、2011年、158頁頁。ISBN 978-4-09-217311-8 

関連項目

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