アンドレ・ガウヴァオン
基本情報 | |
---|---|
本名 |
アンドレ・ルイス・レイチ・ガウヴァオン (André Luis Leite Galvão) |
通称 | 柔術怪童 |
国籍 | ブラジル |
生年月日 | 1982年9月29日(42歳) |
出身地 |
ブラジル サンパウロ州サンパウロ |
所属 |
T&T柔術 →チーム・ブラサ →ムエタイ・カレッジ/チーム・ノゲイラ |
身長 | 178cm |
体重 | 76kg |
階級 | ウェルター級 |
バックボーン | ブラジリアン柔術 |
テーマ曲 |
MIGHTY KING (Ron Kenoly) |
獲得メダル | ||
---|---|---|
ブラジル | ||
男子 グラップリング | ||
アブダビコンバット | ||
銅 | 2007 トレントン | 77kg級 |
銅 | 2007 トレントン | 無差別級 |
銀 | 2009 バルセロナ | 88kg級 |
金 | 2011 ノッティンガム | 88kg級 |
金 | 2011 ノッティンガム | 無差別級 |
アンドレ・ガウヴァオン(André Galvão、1982年9月29日 - )は、ブラジルの男性柔術家、総合格闘家。サンパウロ州出身。ムエタイ・カレッジ/チーム・ノゲイラ所属。ブラジリアン柔術三段。姓の表記に関してはガルバオン、ガウボンなどの異同がある。
「怪童」と呼ばれ、柔術中量級ではマルセロ・ガッシアと並ぶトップ選手であり、無差別級でも結果を残した。
来歴
[編集]2004年、世界柔術選手権の茶帯メジオ(-79 kg)級と無差別級で優勝した。
2005年3月に黒帯に昇格し、パンアメリカン柔術選手権・ブラジル柔術選手権・世界柔術選手権のメジオ級で三冠を達成する(ブラジル柔術選手権では無差別級も優勝)。
2006年、世界柔術選手権では6年振りに復帰したニーノ・"エルビス"・シェンブリを破って決勝進出を果たすも、決勝ではマルセロ・ガッシアに敗れ2位に終わる。
2007年3月、アブダビコンバットブラジル予選に出場、ミルトン・ヴィエイラ、ダニエル・モラエスを破り、ハイレベルな予選を突破する。5月の本大会では-77kg未満級で3位に入賞、無差別級でもファブリシオ・ヴェウドゥム、アレッシャンドリ・カカレコという重量級選手を破り3位入賞を果たした。8月のムンジアルでは同門のルーカス・レイチと優勝を分け合っている(記録上は2位)。
2008年4月のパンナムで1階級上げたメイオペサード級(-85 kg)と無差別級で2冠を飾る。5月に来日し出場したヒクソン・グレイシー国際カップでも2冠を達成した。6月のムンジアルでは階級別で優勝、無差別級では準決勝でホジャー・グレイシーに敗れ3位に入賞した。
2008年8月30日に総合格闘技デビュー、ジェレミア・メトカルフに一本勝ちし、初勝利を収めた。
2009年4月5日、DREAM初参戦となったDREAM.8のウェルター級(-76 kg)グランプリ1回戦でジョン・アレッシオと対戦し、腕ひしぎ十字固めで一本勝ち。7月20日、DREAM.10のウェルター級グランプリ準決勝でジェイソン・ハイと対戦し、1-2の判定負け。
2010年3月26日、Strikeforce初参戦となったStrikeforce Challengers 7でルーク・スチュアートと対戦し、2-1の判定勝ち。
2011年9月、ADCC 2011の88kg未満級出場し、決勝戦でホジマール・パリャーレスを破り優勝。無差別級にも出場し、決勝戦で88kg未満級の準決勝と同じ対戦カードとなったパブロ・ポポビッチを破り2冠を達成した。
2013年10月、ADCC 2013のスーパーファイト王座決定戦でブラウリオ・エスティマと対戦し、リアネイキドチョークで一本勝ちを収め王座獲得に成功した。
2015年8月、ADCC 2015のスーパーファイト選手権試合でホベウト・サイボーグと対戦し、ポイント勝ちを収め初防衛に成功した[1]。
人物・エピソード
[編集]戦績
[編集]総合格闘技
[編集]総合格闘技 戦績 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
7 試合 | (T)KO | 一本 | 判定 | その他 | 引き分け | 無効試合 |
5 勝 | 1 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 |
2 敗 | 1 | 0 | 1 | 0 |
勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 | 開催年月日 |
× | タイロン・ウッドリー | 1R 1:48 KO(右ストレート→パウンド) | Strikeforce: Diaz vs. Noons 2 | 2010年10月9日 |
○ | ジョルジ・パチーユ・マカコ | 3R 2:45 TKO(パウンド) | Strikeforce: Houston | 2010年8月21日 |
○ | ルーク・スチュアート | 5分3R終了 判定2-1 | Strikeforce Challengers 7 | 2010年3月26日 |
× | ジェイソン・ハイ | 2R(10分/5分)終了 判定1-2 | DREAM.10 ウェルター級グランプリ2009 決勝戦 【ウェルター級グランプリ 準決勝】 |
2009年7月20日 |
○ | ジョン・アレッシオ | 1R 7:34 腕ひしぎ十字固め | DREAM.8 ウェルター級グランプリ2009 開幕戦 【ウェルター級グランプリ 1回戦】 |
2009年4月5日 |
○ | マイキー・ゴメス | 1R 3:59 腕ひしぎ十字固め | Fight Sport Championship: Evolution | 2008年12月14日 |
○ | ジェレミア・メトカルフ | 2R 2:05 腕ひしぎ十字固め | JG and TKT Promotions: Fighting 4 Kidz | 2008年8月30日 |
グラップリング
[編集]勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 | 開催年月日 |
○ | ホベウト・サイボーグ | ポイント6-0 | ADCC Worlds 2015 【ADCCスーパーファイト選手権試合】 |
2015年8月30日 |
○ | チェール・ソネン | 13:50 リアネイキドチョーク | Metamoris 4 | 2014年8月9日 |
○ | ブラウリオ・エスティマ | リアネイキドチョーク | ADCC Worlds 2013 【ADCCスーパーファイト王座決定戦】 |
2013年10月20日 |
獲得タイトル
[編集]- 第7回アブダビコンバット 77kg未満級 3位・無差別級 3位(2007年)
- 第8回アブダビコンバット 88kg未満級 準優勝(2009年)
- 第9回アブダビコンバット 88kg未満級 優勝・無差別級 優勝(2011年)
- 世界柔術選手権 茶帯メジオ級・アブソルート級 優勝(2004年)
- 世界柔術選手権 黒帯メジオ級 優勝(2005年)
- 世界柔術選手権 黒帯メジオ級 準優勝(2006年)
- 世界柔術選手権 黒帯メジオ級 準優勝(2007年)
- 世界柔術選手権 黒帯メイオペサード級 優勝・アブソルート級3位(2008年)
- 世界柔術選手権 黒帯ヘビー級 優勝(2014年)
- 世界柔術選手権 黒帯ヘビー級 優勝(2016年)
- パンアメリカン柔術選手権 茶帯メジオ級 優勝(2004年)
- パンアメリカン柔術選手権 黒帯メジオ級 優勝(2005年)
- パンアメリカン柔術選手権 黒帯メジオ級 優勝(2006年)
- パンアメリカン柔術選手権 黒帯メイオペサード級 優勝・アブソルート級 優勝(2008年)
- ADCCスーパーファイト王座(2013年)
脚注
[編集]- ^ 【ADCC2015】アンドレ・ガルバォン、スーパーファイト王座防衛。レジェンド対決はリボーリオがスペーヒー下す MMAPLANET 2015年9月22日