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アンドリー・ルニン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アンドリー・ルニン
レアル・マドリードでのルニン(2022年)
名前
本名 アンドリー・オレクシヨヴィッチ・ルニン
Andriy Oleksiyovych Lunin
ラテン文字 Andriy Lunin
ウクライナ語 Андрій Олексійович Лунін
基本情報
国籍  ウクライナ
生年月日 (1999-02-11) 1999年2月11日(25歳)
出身地 クラスノーラード
身長 191cm
体重 80kg
選手情報
在籍チーム スペインの旗 レアル・マドリード
ポジション GK
背番号 13
利き足 右足
ユース
2012-2015 ウクライナの旗 FCメタリスト・ハルキウ
2015-2016 ウクライナの旗 FCドニプロ
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2016-2017 ウクライナの旗 FCドニプロ 22 (0)
2017-2018 ウクライナの旗 FCゾリャ・ルハーンシク 29 (0)
2018- スペインの旗 レアル・マドリード 30 (0)
2018-2019 スペインの旗 CDレガネス (loan) 5 (0)
2019-2020 スペインの旗 バリャドリード (loan) 0 (0)
2020 スペインの旗 レアル・オビエド (loan) 20 (0)
代表歴2
2014-2015  ウクライナ U-16 6 (0)
2015-2019  ウクライナ U-17 9 (0)
2016  ウクライナ U-18 1 (0)
2017  ウクライナ U-19 3 (0)
2019  ウクライナ U-20 6 (0)
2017-  ウクライナ U-21 5 (0)
2017- ウクライナの旗 ウクライナ 13 (0)
1. 国内リーグ戦に限る。2024年7月3日現在。
2. 2024年7月3日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

アンドリー・オレクシヨヴィッチ・ルニン(Andriy Oleksiyovych Lunin, 1999年2月11日 - )は、ウクライナハルキウ州クラスノーラード出身のサッカー選手レアル・マドリード所属。ポジションはゴールキーパーウクライナ代表

来歴

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クラブ

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2015年にFCドニプロに入団し、2016年10月16日のFCカルパティ・リヴィウ戦でプロデビュー。2017-18シーズンはFCゾリャ・ルハーンシクに移籍し、レギュラーに定置。190cmを超える長身から国内では若き守護神として注目されるようになり、特に2017-2018シーズンの「UEFAヨーロッパリーグ」のグループリーグではスペインの強豪アスレティック・ビルバオ相手に好守を見せ、UEFAの週間ベストイレブンにも選出された。この活躍を受けインテルなど欧州の複数の強豪クラブからの興味が報じられる。

2018年6月22日、スペインレアル・マドリード移籍が発表された。契約期間は6年間で移籍金は推定1400万ユーロ(約18億円)[1][2]。当面はBチームにあたるカスティージャでプレーする予定と見られていたが、第3GKのキコ・カシージャの退団が濃厚なためティボ・クルトゥワケイロル・ナバスに続くトップチームの第3GKになると報じられている。

しかし移籍期限内にカシージャの移籍が決まらず残留したため、出場機会を得るため、2018年8月27日に同じマドリード州CDレガネスへのレンタル移籍に合意。契約期間は1年間[3]。しかしレガネスでは正ゴールキーパーのイバン・クエジャルの控えという扱いに留まり、主にカップ戦要員に甘んじた。

2019年8月14日、レアル・バリャドリードへのレンタル移籍が発表された。契約期間は1年間[4][5]。バリャドリードは、レアル・マドリードOBのロナウドが代表を務めており、レアル・マドリードとの関係を深めている。しかしバリャドリードでも正ゴールキーパーのジョルディ・マシップの控えという扱いに留まり、カップ戦のみの出場となった。

2020年1月15日、レアル・マドリードが期待したような経験を積めていない現状から、バリャドリードとの契約を打ち切り、セグンダ・ディビシオンレアル・オビエドへのレンタル移籍が発表された。契約期間は2020年6月までの6ヶ月間[6]

2019-20シーズン終了後にレアル・マドリードに復帰。前シーズンに第2GKを務めていたアルフォンス・アレオラがレンタル期間終了に伴い退団、トップチーム在籍経験もあるルカ・ジダンも退団したため、2020-21シーズンは第2GKとして移籍後初となるレアル・マドリードで選手登録。クルトゥワの存在により出場機会が限られるため移籍を希望していたとされていたが[7]、2023-24シーズン開幕前にクルトゥワが負傷離脱したことで開幕戦にスターティングメンバーとして出場した[8]。しかし、チェルシーからスペイン代表GKケパ・アリサバラガがレンタル移籍加入してくると、第3節以降は再びベンチを温めることに。それでも、11月にケパが負傷して再びチャンスを得ると、以降は正守護神として起用され、UEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦RBライプツィヒ戦では、9本のシュートをセーブし勝利に貢献した[9]。しかしシーズン終盤にクルトワが怪我から復帰するとポジションを奪われ、CL決勝ボルシア・ドルトムント戦でも出番は無かった。

代表

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2014年から各ユース世代のウクライナ代表に招集され、2017年には弱冠18歳でA代表に初召集を受ける。2018年3月のサウジアラビア代表戦に出場、ウクライナ代表のゴールキーパーとしては史上最年少デビューとなった。

2019年6月はU-20代表として2019 FIFA U-20ワールドカップに臨むことになったが、同時期に行われたA代表のUEFA EURO 2020予選にも第2GKとして召集を受けたため、二足の草鞋となった。U-20ワールドカップ本戦では堅守を披露してウクライナU-20代表の躍進の原動力となり、決勝の韓国U-20代表戦でも好守を披露し、ウクライナのU-20ワールドカップ初制覇に貢献、最優秀ゴールキーパーに選出された[10]

UEFA EURO 2024では、初戦のルーマニア戦で先発に抜擢された。しかしチームは3失点を喫し敗れ、以降はアナトリー・トルビンにポジションを譲った。

個人成績

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クラブ シーズン リーグ リーグ戦 カップ戦 国際大会 その他 合計
出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点
ドニプロ 2016-17 ウクライナ
プレミアリーグ
22 0 3 0 - 0 0 25 0
通算 22 0 3 0 - 0 0 25 0
ルハーンシク 2017-18 ウクライナ
プレミアリーグ
29 0 1 0 6 0 0 0 36 0
通算 29 0 1 0 6 0 0 0 36 0
レガネス 2018-19 プリメーラ 5 0 2 0 - 0 0 7 0
通算 5 0 2 0 - 0 0 7 0
バリャドリード 2019-20 プリメーラ 0 0 2 0 - 0 0 2 0
通算 0 0 2 0 - 0 0 2 0
オビエド 2019-20 セグンダ 20 0 - - 0 0 20 0
通算 20 0 - - 0 0 20 0
レアル・マドリード 2020-21 プリメーラ 0 0 1 0 0 0 0 0 1 0
2021-22 プリメーラ 2 0 2 0 0 0 0 0 4 0
2022-23 プリメーラ 7 0 1 0 4 0 0 0 12 0
通算 9 0 4 0 4 0 0 0 17 0
総通算 85 0 12 0 10 0 0 0 107 0

代表

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国際Aマッチ 9試合 0得点(2018年- )


ウクライナ代表国際Aマッチ
出場得点
2018 4 0
2019 1 0
2020 1 0
2022 3 0
通算 9 0

タイトル

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クラブ

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レアル・マドリード

代表

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ウクライナ代表

個人

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  • FIFA U-20ワールドカップゴールデングローブ

脚注

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  1. ^ レアル・マドリー、“ウクライナ期待の若手”GKルニン獲得でゾリャと合意! 契約期間は6年間”. 超ワールドサッカー (2018年6月23日). 2018年6月23日閲覧。
  2. ^ レアル、ウクライナ期待の若手GK獲得でゾリャと合意”. ゲキサカ (2018年6月23日). 2018年6月23日閲覧。
  3. ^ 公式声明:ルニン選手に関して”. レアル・マドリードCF公式ウェブサイト (2018年8月27日). 2018年8月28日閲覧。
  4. ^ 久保建英はどうなる!レアルGKルニン、バジャドリー移籍決定”. Qoly (2019年8月14日). 2019年8月14日閲覧。
  5. ^ 公式声明:ルニン選手について”. レアル・マドリード (2019年8月14日). 2019年8月14日閲覧。
  6. ^ 公式声明”. レアル・マドリードCF公式ウェブサイト (2020年1月15日). 2020年1月15日閲覧。
  7. ^ レアル・マドリー第2GKルニン、契約全うで残留へ”. 超ワールドサッカー (2023年6月27日). 2023年8月14日閲覧。
  8. ^ レアル・マドリー、ビルバオを2-0で破ってラ・リーガ開幕戦白星!ベリンガムがゴール含め大車輪の活躍”. Goal.com (2023年8月13日). 2023年8月14日閲覧。
  9. ^ Inc, SEESAW GAME (2024年2月14日). “ルニン、クルトワのCLセーブ数記録に並ぶ! 指揮官も称賛するレアル・マドリードの“新守護神””. サッカーキング. 2024年2月14日閲覧。
  10. ^ U-20W杯、韓国撃破のウクライナが初優勝!レアル若手が神プレーで英雄に”. Qoly (2019年6月16日). 2016年6月16日閲覧。

外部リンク

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