コンテンツにスキップ

アントニーノ・ガンドルフォ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アントニーノ・ガンドルフォ
Antonino Gandolfo
自画像
生誕 1841年10月28日
イタリア,カターニア
死没 1910年3月21日
イタリア,カターニア
テンプレートを表示

アントニーノ・ガンドルフォ(Antonino Gandolfo、1841年10月28日 - 1910年3月21日)はイタリアの画家である。

生涯

[編集]

シチリア島のカターニアで生まれた。おじのジュゼッペ・ガンドルフォ(1792-1855)は、19世紀前半の最も有名なシチリア島出身の肖像画家で、別のおじのフランチェスコ・ガンドルフォはフィレンチェ、パリで医学を学び、当時のイタリアの有名な人物と友人になった人物である。いとこに作曲家として知られるAntonino Gandolfo Brancaleoneもいる。

シチリアで叔父のジュゼッペ・ガンドルフォから学んだが、おじは1855年に亡くなった。1860年にフィレンツェに移り、フィレンツェの美術学校のステファノ・ウッシに学んだ。1861年にはカターニアに戻った。十分な資産を相続し、カターニアの工芸学校(Scuola d'Arte e Mestieri)で美術を教えながら風俗画や肖像画を描いた。ガンドルフォの教えた画家にはアレッサンドロ・アバーテ(Alessandro Abate:1867-1952)がいる。

カターニャで活動したリアリズムの文学者たち、 マリオ・ラピサルディ、ジョヴァンニ・ヴェルガ、ルイジ・カプアーナらと交流した。1907年にシチリアで開かれた、産業展に出展し高く評価され国王、ヴィットーリオ・エマヌエーレ3世に作品を買い上げられた。1910年に心臓麻痺で死去した。

作品

[編集]

参考文献

[編集]
  • Gandolfo, Antonino. In: Ulrich Thieme (Hrsg.): Allgemeines Lexikon der Bildenden Künstler von der Antike bis zur Gegenwart. Begründet von Ulrich Thieme und Felix Becker. Band 13: Gaab–Gibus. E. A. Seemann, Leipzig 1920, S. 156 (Textarchiv – Internet Archive).
  • Luigi Sarullo: Dizionario degli artisti siciliani. Band 2: Pittura. Novecento, Palermo 1993.