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アレックス・タヨ・アカンデ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アレックス・アカンデ
名前
本名 アレクサンダー・オルワタヨ・アカンデ
Alexander Oluwatayo Akande
ラテン文字 Alex Tayo Akande
基本情報
国籍 香港の旗 香港
ナイジェリアの旗 ナイジェリア
生年月日 (1989-02-09) 1989年2月9日(35歳)
出身地 ナイジェリアの旗 ラゴス
身長 182cm
選手情報
在籍チーム 香港の旗 傑志体育会
ポジション FW
背番号 88
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2008-2009 香港の旗 晋峰 7 (7)
2009 香港の旗 東方 16 (6)
2009-2010 香港の旗 傑志 10 (4)
2009-2010 香港の旗 晋峰(loan) 12 (4)
2010-2011 香港の旗 晋峰 19 (6)
2011-2012 香港の旗 香港流浪 2 (1)
2012 香港の旗 港菁(loan) 10 (7)
2012-2013 香港の旗 大埔 18 (13)
2013-2018 香港の旗 傑志 51 (24)
2018 中華人民共和国の旗 延辺富徳 16 (2)
2019-2021 中華人民共和国の旗 大連人職業 3 (0)
2021- 香港の旗 傑志 11 (0)
代表歴2
2015- 香港の旗 香港 27 (10)
1. 国内リーグ戦に限る。2021年12月12日現在。
2. 2019年11月19日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

アレックス・タヨ・アカンデ(Alex Tayo Akande)こと、アレクサンダー・オルワタヨ・アカンデ(Alexander Oluwatayo Akande, 中国語:艾力士1989年2月9日 - )は、ナイジェリアラゴス出身のプロサッカー選手傑志体育会所属。ポジションはFW香港代表

経歴

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ナイジェリアのラゴスで生まれ、2008年に香港に移住し、香港2部リーグの晋峰足球会でプロデビューを果たした。

2009年1月、香港1部リーグの東方に加入し、6ゴールを挙げる活躍をした。

2009-10シーズン、晋峰に復帰した。12試合に出場して3ゴールを挙げた後、シーズン半ばに傑志のスペイン人ストライカーコンビ、アルベルト・ビルジリ・フォートラウール・トーレスの退団に伴い、傑志に移籍をした。

この移籍により、2010年にはルナー・ニューイヤー・カップ天水囲ペガサス韓国浦項スティーラースと対戦する機会を得た。45分間の2試合で、天水囲ペガサスとの対戦で1-0の勝利を収め、AFCチャンピオンズリーグ2009の優勝チームとの対戦では1-1の引き分けに持ち込み、チームメイトをアシストした。1点及ばず浦項スティーラースに敗れたものの、大会のMVPに選ばれた。

傑志での半シーズン中、地元の大会でさらに4ゴールをマークした。

2010-11シーズン、晋峰に戻り、19試合中3ゴールを挙げたが、晋峰は降格する事になった。

香港での4年目のシーズンは、香港流浪足球会への加入が発表された。スロースタートを切った後、シーズン半ばに香港サッカー協会が設立した育成チーム、香港港菁足球会にレンタルされたのである。

香港港菁足球会に移籍後すぐに得点感覚を取り戻し、12試合で9ゴールを記録した。しかし、チームが降格を免れなかったため、香港サッカー協会は香港港菁足球会の運営を継続しないことを決定した。その結果、香港港菁足球会はそのシーズンをもって解散となった。

2012-13シーズン、大埔足球会に移籍し、2012-13年シニアシールドの準々決勝、屯門体育会足球隊戦でのハットトリックを含む5ゴールを挙げ、同大会でのチーム初のタイトル獲得に貢献した。このシーズンは、全大会で19得点を記録した。

この活躍により、2013年のルナー・ニューイヤー・カップの香港リーグメンバーにも選ばれ、韓国の釜山アイパークタイムアントン・ユナイテッドと対戦した。

しかし、前線での活躍にもかかわらず、チームの脆弱な守備が原因でトップリーグ入りを逃すことになった。大埔は、リーグ最終日に降格を免れるために全6チームが争う降格争いに巻き込まれた。その大混戦の中で、同じく大混戦の横浜FC香港との対戦で、大埔の得点の起点となった。しかし、大埔は終了間際に痛恨の失点を喫し、リードを帳消しにされて降格の憂き目に遭った。

大埔の降格に伴い、傑志に再入団した。プレミアリーグの覇者であるマンチェスター・ユナイテッドFCと対戦する機会を得て、2-5の敗戦の中、ディフェンダーのアレクサンデル・ビュットネルの裏をかき、ゴールに流し込むという素晴らしいゴールを決めた[1]

また、2013年のAFCカップ準々決勝、ヨルダンアル・ファイサリー・アンマンとの試合では、4人の外国人選手の一人として選ばれ、大陸での試合に初めて出場する機会を得た。ホームでの1stレグでは、1-2で敗れ、後半早々にアカンデが同点弾を決めた。2ndレグも同じスコアで敗退となった。

傑志は2位の天水囲ペガサスに16点差をつけて香港プレミアリーグチャンピオンになり、リーグ戦10ゴールを挙げる活躍をした。

2014年7月29日、香港スタジアムで行われたPSGとの国際エキシビションマッチ[2]で新シーズンをスタートさせた。ズラタン・イブラヒモビッチがハットトリックを達成したこの試合で、再びヨーロッパの強豪を相手にゴールネットを揺らした。試合は2-6の敗戦を喫した。

同シーズン、傑志は元スペイン代表でアトレティコ・マドリードGKフランシスコ・モリーナをヘッドコーチに任命した。2014年AFCカップとAFCチャンピオンズリーグ2015プレーオフでより高い成功を目指した。しかし、シーズン序盤のトレーニングで負傷し、残りのシーズンを欠場せざるを得なくなった。手術に成功した後、彼はアメリカへ渡り、専門の理学療法でリハビリを行った。リハビリは成功し、来シーズンの復帰を果たした。

延辺富徳足球倶楽部の破産に伴い、2019年2月28日に中国サッカー・スーパーリーグ大連人職業足球倶楽部に移籍した。 3日後の河南建業戦では1-1の引き分けでデビューした[3]

大連で数試合しか出場しなかったため、クラブから放出された。3度目の傑志に復帰をした[4]

代表歴

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ナイジェリアで生まれたが、香港に7年以上住んだ後、香港のパスポートを取得し、2015年10月に香港代表で活躍できるようになった[5]

2015年11月7日、ミャンマー代表との親善試合で代表デビューを果たし、初ゴールも決めた[6]

同年11月12日、2018 FIFAワールドカップ・アジア2次予選モルディブ代表戦で先発出場し、香港がホームで1-0の辛勝を収めた。その後、同大会の中国代表戦、カタール代表戦に出場した。香港はグループステージを2位で終え、AFCアジアカップ2019予選への直接出場を決めた。

2016年11月9日、EAFF E-1サッカー選手権2017チャイニーズタイペイ代表戦で、4ゴールを決め、香港を4-2の勝利に導いた[7]

脚注

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外部リンク

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