アルメリア (植物)
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アルメリア | |||||||||||||||||||||
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![]() アルメリア
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分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Armeria maritima (Mill.) Willd. | |||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||
ハマカンザシ(浜簪) |
アルメリア(Armeria maritima)は、イソマツ科の多年草。和名はハマカンザシ(浜簪)。アルメリアとは、ケルト語で海の近くという意味で[1]、英名では海のそばで咲くピンク色の花として「Sea pink」とも呼ばれる。また、ヨーロッパでは「レディス・クッション」の別名がある[2]。
特徴
[編集]花壇やコンテナを彩る花として多く栽培されている。ヨーロッパの海岸(特にイギリスに多い)の原産で、乾燥や塩分に強い。常緑性の草丈はごく低く、長い茎を出して球状の花序をつける。花の色は桃色、白、赤がある。
アルメリア属には50種ほどあり、低地の海岸の岩場から2000m以上の高山まで分布する。最も一般的なのはアルメリア・マリチマ(Armeria maritima)で、園芸品種も多く育成されている。高性のシュードアルメリア種(A. pseudarmeria)は葉も大きく大輪でボリュームがあり、切り花としても利用される。小型のジュニペリフォリア種(A. juniperifolia)は、山野草として栽培され、ロックガーデンやトラフに向いている。
日当たりと水はけのよい場所を好む。強い日ざしや寒さに強く、潮風にも強いので、やせ地や海に近い砂地のようなところでも育てられる。ただし、蒸れには弱く、特に高温期の多肥多湿には注意が必要になる。大株になって芽数がふえるほど蒸れて腐りやすくなるため、庭植え、鉢植えともに、毎年秋に株分けして植え直すとよい。芽が折れてしまったものや、根がほとんどつかない株の場合は、さし芽をして発根させてから植えつける。
花言葉は、思いやり、同情など。ちなみに、白いアルメリアはお悔みという意味があるため、人に贈る時は注意が必要である。
脚注
[編集]- ^ “ハマカンザシの和名で知られる春の花といえば?かんざしを連想させる美しい花姿”. 家庭画報.com. 世界文化社 (2023年3月22日). 2025年2月28日閲覧。
- ^ 瀧井康勝『366日 誕生花の本』日本ヴォーグ社、1990年11月30日、63頁。
外部リンク
[編集]- アルメリアとは|育て方がわかる植物図鑑 - みんなの趣味の園芸(NHK出版)