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アヨー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

アヨーは、沖縄県の在来豚である。唐豚(からぶた)とも呼ぶ。

概要

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1843年の難破船救助の礼としてイギリスから琉球王国に贈られた黒白斑のブタが起源とされる[1][2]

体に黒斑と白斑があるのが特徴である。アグーに似ているが、背のへこみはアグーほどではない[1][2]。また、早期の性成熟や産子数、生育率が優れており、皮下脂肪が厚い点もアグーと区別される[3]

ミトコンドリアDNAを調べて作成した近隣結合法による系統樹によるとアジアイノシシと同じクラスターに属しており、更にニホンイノシシを含むサブクラスターに属していた[3]

脚注

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  1. ^ a b 沖縄在来豚(ざいらいぶた) アグーとアヨー”. 海洋博公園 Official Site. 2024年9月12日閲覧。
  2. ^ a b 在来牛「見島牛」と在来豚「アグー」「アヨー」登場!”. 東京ズーネット TOKYO ZOO NET. 2024年9月12日閲覧。
  3. ^ a b 高田, 勝、岡, 孝夫、高橋, 遼平、野村, こう、花田, 博文、天野, 卓、秋篠宮, 文仁「ミトコンドリアdna情報にもとづく沖縄,奄美在来豚の系統遺伝学的研究」『日本養豚学会誌』第45巻第4号、2008年、187–192頁、doi:10.5938/youton.45.187 

関連項目

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