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アメリカ統合要求監査評議会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

アメリカ統合要求監査評議会(アメリカとうごうようきゅうかんさひょうぎかい、Joint Requirements Oversight Council, JROC)は、合衆国法典第10編第181条 10 U.S.C. § 181に基づき、JROC関心事項に指定されたプログラムを審査し、アメリカ国防総省の調達審査を支援する機関である。

具体的には、調達カテゴリIおよびIAに該当するプログラムなどについて、JCIDS(Joint Capabilities Integration and Development System、統合作戦能力を定義し、装備品の要求性能や必要数量をトップダウンで決定する能力ベースのアプローチ[1])の全文書を審査・検証する。また、調達取得カテゴリIDおよびIAMに該当するプログラムについて、国防調達委員会(Defense Acquisition Board)または 情報技術取得委員会( Information Technology Acquisition Board)に対する勧告を行う。

議長にはアメリカ統合参謀本部副議長が充てられ、国防調達委員会の議長を兼務する。その他の評議員には、各軍種(陸軍、海軍、空軍、海兵隊、宇宙軍、州兵)の参謀本部次長が充てられる[1]

脚注

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  1. ^ a b 資料3 防衛(平成30年10月24日)”. 防衛省. 2023年1月14日閲覧。