アブー・タンマーム
表示
アブー・タンマーム(Abu Tammam, アラビア語:أبو تمام حبيب بن أوس, Habib ibn Aws Al-Ta'i., 788年頃か807年頃 - 845年頃)は、シリアダマスカス出身の詩人。アラブ文学史上最大の詩人の一人である[1][2]。
両親はアラブ人キリスト教徒だったが、タンマームはムスリムに改宗した。
若い頃はホムス、その後はアゼルバイジャン、アルメニア、イラン、エジプトを転々と放浪し、アッバース朝第7代カリフであるマアムーンや8代カリフのムウタスィム、時の将軍、諸侯を称賛する詩を作った。
主著に10冊からなる編詩集『ハマーサ(Hamasah)[3]』がある。
脚注
[編集]- ^ 高津春繁・手塚富雄、西脇順三郎、久松潜一 『万有百科大事典 1 文学』 相賀徹夫、小学館〈日本大百科全書〉(原著1973年8月10日)、初版(日本語)、15ページ。
- ^ 内記良一. “アブー・タンマーム”. 日本大百科全書(ニッポニカ). 2019年5月26日閲覧。。
- ^ なお、ハマーサとは勇壮の意である。
参考文献
[編集]外部リンク
[編集]- 『アブー・タンマーム』 - コトバンク。
- この記事にはアメリカ合衆国内で著作権が消滅した次の百科事典本文を含む: Chisholm, Hugh, ed. (1911). "Abū Tammām". Encyclopædia Britannica (英語). Vol. 1 (11th ed.). Cambridge University Press. p. 81.