アパラーラ
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アパラーラ(Apalāla)とは、インド神話のナーガの王の1人である。音写で阿波邏羅である。無苗と訳す。住む場所は阿波邏羅竜泉(アパラーラ竜王が住む池という意味)である。阿波邏羅竜泉は現在のパキスタンにあるスワート河(スワット河)の水源にあてる説が有力とされている[1]。「大唐西域記巻三」にはインド北部のウッディヤーナ(烏仗那)国にあるとしている。アパラーラは洪水を起こしたためにブッダに調伏され、帰依したという。
脚注
[編集]- ^ 他の説では仏所行讃巻四にはガンダーラに、大智度論巻九には北天竺月氏国にあるとしている。
参考文献
[編集]- 総合佛教大辞典編集委員会編「総合佛教大辞典」法蔵館,1987,p20.(「阿波邏羅竜泉」)
- 望月信亨「望月仏教大辞典 第一巻 ア―ケ」世界聖典刊行協会,1954,p50.(「阿波邏羅龍泉」)