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アドマイヤスバル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アドマイヤスバル
第33回名古屋大賞典パドック(2010年3月17日)
欧字表記 Admire Subaru[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 青鹿毛[1]
生誕 2003年5月3日[1]
死没 2022年7月1日(19歳没)
登録日 2005年4月27日
抹消日 2011年3月3日
アドマイヤボス[1]
アドマイヤエール[1]
母の父 ジェネラス[1]
生国 日本の旗 日本北海道浦河町[1]
生産者 辻牧場[1]
馬主 近藤利一[1]
調教師 中尾秀正栗東[1]
競走成績
生涯成績 41戦10勝
中央競馬:32戦9勝
地方競馬:9戦1勝
[1]
獲得賞金 3億8811万4000円
中央競馬:2億7331万4000円
地方競馬:1億1480万円
[1]
勝ち鞍
JpnIII 白山大賞典 2009年
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アドマイヤスバル(欧字名:Admire Subaru2003年5月3日 - 2022年7月1日)は、日本競走馬[1]。主な勝ち鞍に2009年白山大賞典

経歴

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競走馬時代

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アドマイヤボスの初年度産駒として2005年デビュー。2歳から4歳にかけ特筆すべき実績はないものの、父同様[注 1]に勝ちきれないながらも堅実駆けを繰り返し、着外は僅か3回と安定した走りを見せ、2007年の冬にオープンクラスに昇級を果たす。

デビュー当初は安藤勝己横山典弘ら何人もの騎手が入れ替わりで手綱を取っていたが、オープン入り後は村田一誠勝浦正樹が主戦騎手を務める形となり、オープン特別を4勝の他2009年には白山大賞典を制し地方競馬ながら初の重賞タイトルを獲得した。その後2011年3月3日付で競走馬登録を抹消して現役を引退した[2]

JBCスプリントに出走した際の大幅な距離短縮に戸惑いながらも[3]結果を残すなど距離に融通性が効いた他、芝の重賞レースでも差のない走りを見せる等、芝ダートを問わない器用さも見せた。

大回り・小回りの競馬場で共に勝ち星を挙げるなど、コースの広狭を問題にせず好走しているが同馬を管理する中尾は「本質的には広いコース向きの馬」と評した。[4]

引退後

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引退後は引退名馬繋養展示事業の助成を受け、高知県土佐黒潮牧場功労馬として繋養されていた。2022年7月1日疝痛により死亡[5][6]。19歳没。

競走成績

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年月日 競馬場 競走名 頭数 オッズ
(人気)
着順 騎手 斤量 距離(馬場) タイム
(上り3F)
タイム
勝ち馬/(2着馬)
2005 9. 17 札幌 2歳新馬 12 15.4 (7人) 1着 本田優 54 ダ1000m(良) 1:00.6(36.3) -0.7 (レッドバラード)
10. 8 東京 プラタナス賞 500万下 10 4.6 (3人) 2着 横山典弘 55 ダ1400m(重) 1:25.0(38.1) 1.9 ユーワハリケーン
11. 19 京都 もちの木賞 500万下 11 4.0 (2人) 6着 安藤勝己 55 ダ1400m(良) 1:25.5(38.9) 0.4 レソナル
12. 4 阪神 ポインセチア賞 500万下 9 5.2 (2人) 3着 横山典弘 55 ダ1200m(良) 1:13.7(37.8) 0.3 エイシンダンベリー
12. 24 中京 樅の木賞 500万下 15 4.2 (2人) 4着 芹沢純一 55 ダ1700m(重) 1:47.1(38.8) 1.2 タガノエスペランサ
2006 5. 14 京都 3歳500万下 16 6.8 (4人) 14着 上村洋行 56 ダ1200m(重) 1:13.1(37.4) 1.7 アインカチヌキ
9. 10 札幌 3歳上500万下 9 10.9 (6人) 1着 柴山雄一 54 ダ1700m(良) 1:46.0(37.6) -0.2 (ワンダータイガー)
9. 24 札幌 オホーツクH 1000万下 13 12.3 (7人) 1着 柴原央明 53 ダ1700m(良) 1:45.7(38.9) -0.2 (マナーハウス)
10. 14 東京 神無月S 1600万下 16 13.1 (5人) 3着 柴山雄一 55 ダ1400m(良) 1:24.3(37.8) 0.8 オフィサー
11. 18 東京 白嶺S 1600万下 16 6.4 (4人) 3着 柴山雄一 56 ダ1600m(良) 1:36.6(36.6) 0.5 エイシンラージヒル
12. 9 阪神 オークランドRCT 1600万下 16 13.0 (7人) 2着 秋山真一郎 56 ダ2000m(稍) 2:05.7(39.3) 0.8 ヒーローアンセム
2007 4. 8 阪神 梅田S 1600万下 16 5.8 (3人) 6着 秋山真一郎 56 ダ2000m(良) 2:04.7(38.5) 0.8 ワンダースピード
4. 29 京都 上賀茂S 1600万下 16 4.3 (3人) 4着 村田一誠 57 ダ1800m(良) 1:51.9(37.6) 0.3 メイショウシャフト
5. 19 東京 立夏S 1600万下 16 5.0 (2人) 1着 村田一誠 57 ダ1400m(稍) 1:23.7(37.0) -0.1 (ユノナゲット)
6. 30 阪神 灘S 1600万下 16 5.3 (3人) 2着 川田将雅 57.5 ダ1800m(稍) 1:51.0(37.6) 0.3 ワキノエクセル
10. 28 東京 神無月S 1600万下 16 2.9 (2人) 1着 村田一誠 55 ダ1400m(重) 1:22.5(35.5) -0.2 (ラインドライブ)
11. 18 東京 霜月S OP 16 5.6 (2人) 1着 村田一誠 55 ダ1400m(良) 1:22.8(35.6) 0.0 (トウショウギア)
2008 2. 4 東京 根岸S GIII 16 8.7 (3人) 3着 村田一誠 56 ダ1400m(良) 1:23.0(35.6) 0.3 ワイルドワンダー
3. 30 中山 マーチS GIII 16 6.6 (2人) 5着 村田一誠 54 ダ1800m(良) 1:52.4(38.4) 0.8 ナナヨーヒマワリ
5. 11 東京 オアシスS OP 16 3.4 (1人) 1着 村田一誠 56 ダ1600m(不) 1:35.1(35.3) 0.0 (ゼンノパルテノン)
7. 20 函館 マリーンS OP 13 3.7 (2人) 3着 村田一誠 57 ダ1700m(良) 1:44.7(38.2) 0.2 トーセンブライト
9. 13 札幌 エルムS GIII 12 4.9 (2人) 7着 村田一誠 56 ダ1700m(良) 1:43.8(36.5) 0.9 フェラーリピサ
11. 8 東京 武蔵野S GIII 16 9.7 (3人) 8着 村田一誠 56 ダ1600m(良) 1:36.4(36.4) 0.4 キクノサリーレ
11. 23 京都 マイルCS GI 18 142.4 (18人) 7着 川田将雅 57 芝1600m(良) 1:33.0(34.0) 0.4 ブルーメンブラット
2009 1. 5 京都 京都金杯 GIII 16 9.3 (4人) 7着 川田将雅 56 芝1600m(良) 1:33.6(35.0) 0.7 タマモサポート
2. 1 東京 根岸S GIII 16 6.7 (3人) 4着 川田将雅 56 ダ1400m(重) 1:22.4(35.5) 0.3 フェラーリピサ
2. 22 東京 フェブラリーS GI 16 69.5 (12人) 7着 川田将雅 57 ダ1600m(稍) 1:35.8(35.9) 1.2 サクセスブロッケン
5. 10 東京 オアシスS OP 16 5.0 (2人) 1着 勝浦正樹 57 ダ1600m(良) 1:35.2(36.8) -0.1 (アドマイヤスワット)
7. 4 札幌 大沼S OP 12 2.6 (1人) 1着 勝浦正樹 58 ダ1700m(良) 1:44.4(36.8) -0.2 (フリートアドミラル)
8. 13 門別 ブリーダーズGC JpnII 15 5.7 (3人) 2着 勝浦正樹 56 ダ2000m(重) 2:02.4(37.9) 0.2 スマートファルコン
10. 6 金沢 白山大賞典 JpnIII 9 2.2 (2人) 1着 勝浦正樹 56 ダ2100m(良) 2:13.5 -0.4 (サカラート)
11. 3 名古屋 JBCスプリント JpnI 11 3.2 (3人) 2着 勝浦正樹 57 ダ1400m(良) 1:26.0(36.7) 0.1 スーニ
12. 6 阪神 JCダート GI 16 51.1 (13人) 5着 勝浦正樹 57 ダ1800m(良) 1:50.7(37.3) 0.8 エスポワールシチー
2010 3. 17 名古屋 名古屋大賞典 JpnIII 12 2.0 (1人) 2着 勝浦正樹 57 ダ1900m(稍) 2:02.5(38.4) 0.4 ラヴェリータ
5. 5 船橋 かしわ記念 JpnI 14 3.2 (3人) 3着 勝浦正樹 57 ダ1600m(良) 1:37.9(37.0) 1.1 エスポワールシチー
6. 30 大井 帝王賞 JpnI 15 23.8 (8人) 4着 勝浦正樹 57 ダ2000m(稍) 2:04.2(38.3) 0.8 フリオーソ
9. 20 札幌 エルムS GIII 13 3.7 (3人) 5着 勝浦正樹 57 ダ1700m(良) 1:44.2(36.3) 0.7 クリールパッション
11. 3 船橋 JBCクラシック JpnI 13 45.3 (7人) 3着 小牧太 57 ダ1800m(良) 1:51.5(40.5) 1.6 スマートファルコン
12. 5 阪神 JCダート GI 16 31.6 (11人) 3着 小牧太 57 ダ1800m(稍) 1:49.1(36.5) 0.2 トランセンド
12. 29 大井 東京大賞典 JpnI 14 19.3 (6人) 4着 小牧太 57 ダ2000m(良) 2:01.8(38.5) 1.4 スマートファルコン
2011 2. 11 佐賀 佐賀記念 JpnIII 12 1.8 (1人) 2着 小牧太 57 ダ2000m(稍) 2:06.2(36.7) 0.2 メテオロロジスト

血統表

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アドマイヤスバル血統サンデーサイレンス系Northern Dancer 4×5=9.38%, Nasrullah 5×5=6.25%) (血統表の出典)

アドマイヤボス
1996 鹿毛
父の父
*サンデーサイレンス
Sunday Silence
1986 青鹿毛
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
父の母
ベガ
1990 鹿毛
*トニービン
Tony Bin
*カンパラ
Severn Bridge
*アンティックヴァリュー
Antique Value
Northern Dancer
Moonscape

アドマイヤエール
1993 栗毛
*ジェネラス
Generous
1988 栗毛
Caerleon Nijinsky
Foreseer
Doff the Derby Master Derby
Foreseer
母の母
Princesse Timide
Blushing Groom Red God
Runaway Bride
Rigid Princess Never Bend
Crowned Queen


脚注

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注釈

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  1. ^ アドマイヤボスの記事を参照

出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o アドマイヤスバル”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年7月1日閲覧。
  2. ^ アドマイヤスバルが登録抹消、乗馬へ”. netkeiba.com. 2022年4月29日閲覧。
  3. ^ 2009年12月6日競馬エイト/中尾師コメント
  4. ^ スポニチ競馬 ジャパンカップダート 2009
  5. ^ アドマイヤスバルの死亡について - 引退名馬、2022年7月1日閲覧。
  6. ^ 土佐黒潮牧場のツイート - Twitter、2022年7月1日閲覧。

外部リンク

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