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アトゥク島

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アトゥク島

河口上方に見えるのがアトゥク島
所在地 日本沖縄県
所在海域 東シナ海
座標 北緯24度25分6.5秒 東経123度46分19.0秒 / 北緯24.418472度 東経123.771944度 / 24.418472; 123.771944
面積 <0.01 km²
海岸線長 <1 km
最高標高 42 m
プロジェクト 地形
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アトゥク島(アトゥクじま)は、沖縄県八重山郡竹富町西表島西部を流れる浦内川の河口に位置する無人島である。アトゥク岩[1]アトク島[2][3]とも呼ばれる。西表石垣国立公園の第2種特別地域に指定されている[1]

概要

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トゥドゥマリの浜(月ヶ浜)から望むアトゥク島

「アトゥク」は方言でウミウを意味する。大小2つの島からなり、大きい方がウブアトゥク(大アトゥク)、小さい方がグマアトゥク(小アトゥク)と呼ばれる[2][3]。北東・南西間の長さが180m、それに直交する方向の幅は100mほどである。周囲が急な崖となっている岩山状の島で、地質的には西表島と同じ新第三紀中新世砂岩層からなる。

伝承によれば、かつて浦内川は現在の与那田川を河口としていたが、豪雨によって現在の河口部が海と繋がり、この際にアトゥク島も切り離されたという[2][3]

ウブアトゥクの頂上には浦内御嶽のイビ(神域)があったとされ[2][3]、何かを持ち出そうとすると降りることができなくなるという伝承がある[4]。しかし、キャプテン・キッドの宝物が埋蔵されているとの噂が立ち、大正時代初頭に全島が掘り返された[2][3]

交通

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脚注

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  1. ^ a b 西表石垣国立公園公園計画書』(PDF)環境省、2016年4月15日https://www.env.go.jp/park/iriomote/intro/files/plan_00.pdf 
  2. ^ a b c d e 角川日本地名大辞典編纂委員会 (8 July 1986). "アトク島". 角川日本地名大辞典 47 沖縄県. 角川書店. p. 116.
  3. ^ a b c d e 『日本の島ガイド SHIMADAS』財団法人日本離島センター、2004年、1294-1295頁。 
  4. ^ 安渓遊地「名のある川とその生き物たち-南島最長の西表島浦内川誌(上)」『西表島浦内川河口域の生物多様性と伝統的自然資源利用の綜合調査報告書1』西表島浦内川流域研究会、2005年2月28日、18-21頁http://ankei.jp/yuji/file/0503/000075_1.pdf 

参考文献

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  • 日本歴史地名大系(オンライン版) 小学館 (『日本歴史地名大系』 平凡社、1979年-2002年 を基にしたデータベース)