アチモタ級哨戒艇
表示
アチモタ級哨戒艇 | |
---|---|
P28 アチモタ(右奥) | |
基本情報 | |
艦種 | 哨戒艇[1] |
建造所 | リュールセン社[1][2] |
運用者 | ガーナ海軍[1][2] |
就役期間 | 1981年 - 現役[1][3] |
建造数 | 2隻[1][2] |
要目 | |
満載排水量 | 395 t[2] |
全長 | 58.1 m[1][2] |
最大幅 | 7.6 m[1][2] |
吃水 | 2.8 m[1][2] |
主機 | MTU 16V538 TB91 ディーゼルエンジン×3基[1][2] |
推進器 | 3軸[1][2] |
出力 | 9,210 hp[2] |
最大速力 | 32ノット[2] |
乗員 | 55名(うち、士官5名)[1][2] |
兵装 |
|
FCS | LIOD 電子光学方位盤[1][2] |
レーダー |
アチモタ級哨戒艇(英語: Achimota-class)は、ガーナ海軍の哨戒艇の艦級[1]。
1977年に、旧西ドイツのブレーメン-フェーゲザックにあるリュールセン社に2隻が発注され、両艦とも1981年に就役した[1][2]。2023年時点で、いずれも現役である[3]。
設計
[編集]漁業保護を主任務として設計された哨戒艇であり、PB57型と呼ばれる設計を採用している[1][2]。これはリュールセン社による哨戒艇用の基本船体設計で、高速戦闘艇(ミサイル艇)用にFPB57型としても使用できた[1]。主機関にはMTUフリードリヒスハーフェン製の16V538 TB91ディーゼルエンジン3基を搭載しており、3軸で推進する[1][2]。最大速力は30ノットとする資料[1]と、32ノットとする資料[2]がある。
全体的にみると、本級は先進的な設計の船体に比較的低出力な機関と限定的な兵装・センサーを装備するという、発展途上国の海軍でしばしば採用される設計であった[1]。
装備
[編集]主砲として艦首にオート・メラーラ コンパット 76mm砲塔を装備し、艦尾にブレダ 70口径40mm機関砲塔1基を装備している[1][2]。
運用史
[編集]「ヨガガ」は、1989年5月にイギリスのスワン・ハンター社で大規模な改装を受けた[1][2]。「アチモタ」は1992年8月にフランスのCMN社で同様の改装を受けており、同時に「ヨガガ」も同社で修理を受けている[1][2]。
同型艦
[編集]番号 | 艦名 | 建造所 | 就役 | 現況 |
---|---|---|---|---|
P28[2] | アチモタ[1] Achimota[2] |
リュールセン[1] | 1981年3月27日[1] | 現役[3] |
P29[2] | ヨガガ[1] Yogaga[2] |
現役[3] |
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac 『週刊ワールド・ウェポン 世界の兵器 完全データ・ファイル』No86、デアゴスティーニ、2004年5月25日、3頁。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab Commodore Stephen Saunders RN, ed (2015) (英語). Jane's Fighting Ships 2015-2016. Jane's Information Group. p. 302. ISBN 978-071063143-5
- ^ a b c d The International Institute for Strategic Studies (IISS) (2023-02-15) (英語). The Military Balance 2023. Routledge. p. 455. ISBN 978-1-032-50895-5