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アダム・コンリー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アダム・コンリー
Adam Conley
マイアミ・マーリンズ時代
(2015年8月28日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ワシントン州キング郡レドモンド
生年月日 (1990-05-24) 1990年5月24日(34歳)
身長
体重
6' 3" =約190.5 cm
200 lb =約90.7 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 2011年 MLBドラフト2巡目
初出場 2015年6月10日
最終出場 2021年9月22日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

アダム・マイケル・コンリーAdam Michael Conley, 1990年5月24日 - )は、アメリカ合衆国ワシントン州キング郡レドモンド出身の元プロ野球選手投手)。左投左打。

経歴

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プロ入り前

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2008年MLBドラフト32巡目(全体966位)でミネソタ・ツインズから指名されたが、この時は契約せずワシントン州立大学へ進学した。

プロ入りとマーリンズ時代

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2011年MLBドラフト2巡目(全体72位)でフロリダ・マーリンズから指名され、プロ入り[1]。契約後、傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・マーリンズでプロデビューし、2試合に登板した。

2012年はA級グリーンズボロ・グラスホッパーズとA+級ジュピター・ハンマーヘッズでプレーし、2球団合計で26試合に先発登板して11勝5敗、防御率3.47、135奪三振を記録した。

2013年はAA級ジャクソンビル・サンズでプレーし、26試合(先発25試合)に登板して11勝7敗、防御率3.25、129奪三振を記録した。

2014年はA+級ジュピターとAAA級ニューオーリンズ・ゼファーズでプレーし、AAA級ニューオーリンズでは12試合(先発11試合)に登板して3勝5敗、防御率6.00、48奪三振を記録した<。オフの11月20日に40人枠入りした。

2015年はAAA級ニューオーリンズで開幕を迎えた。6月8日にメジャー初昇格を果たし[2]、10日のトロント・ブルージェイズ戦でメジャーデビュー[2]。この後2度の降格があったが、8月からは先発ローテーションに定着。最終的に15試合(先発11試合)に登板して4勝1敗、防御率3.76、59奪三振を記録した。

2016年は先発ローテーションに入り、25試合に先発登板した[2]。8勝6敗、防御率3.85、WHIP1.40という一定の成績を残したが、規定投球回未達ながらナショナルリーグワースト4位タイの11死球、同6位タイの9暴投を記録した。

2017年は22試合(先発20試合)に登板して8勝8敗、防御率6.14、72奪三振を記録した。

2018年からはリリーフに回り、52試合に登板して3勝4敗3セーブ、防御率4.09、50奪三振を記録した。

2019年は60試合に登板して2勝11敗2セーブ、防御率6.53、53奪三振を記録した。

2020年8月30日にDFAとなり[3]、9月6日にマイナー契約となった[4]。9月28日にFAとなった[2]

楽天時代

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2020年12月12日に東北楽天ゴールデンイーグルスと契約合意した[5]。背番号は71[6]。1年契約で、推定年俸は70万ドル(約7,350万円)[7]。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、ともに来日することを希望していた家族に対するビザ発給が難航して来日の見通しが立たないため、日本でのプレーを断念し、2021年5月6日に球団、コンリー双方同意の下での契約解除が発表された[8]

レイズ時代

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2021年5月11日、タンパベイ・レイズとマイナー契約を結んだ [9]。傘下のAAA級ダーラム・ブルズでのプレーを経て8月14日にメジャーに昇格[10]し、翌15日のミネソタ・ツインズ戦で移籍後初登板を果たした。この年メジャーでは17試合に登板して防御率2.29、19奪三振を記録した。オフの11月7日にDFAとなった[11]後、FAとなった[12]

2022年3月11日に現役引退を発表した[13]

投球スタイル

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速球のスピードは147~150km/h程度だが、長い腕を振ってクロスファイア気味に投げるため、打者は球の出どころが見えにくい。また、怖いもの知らずの性格で、右打者のインサイドに速球やスライダーを躊躇なく投げ込んでくる[14]。薬指と小指を使う変わった握り方のチェンジアップジェイミー・モイヤーのインタビュー映像を見て習得した[15]

詳細情報

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年度別投手成績

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W
H
I
P
2015 MIA 15 11 0 0 0 4 1 0 0 .800 281 67.0 65 7 21 1 3 59 0 0 28 28 3.76 1.28
2016 25 25 0 0 0 8 6 0 0 .571 584 133.1 125 13 62 7 11 124 9 0 59 57 3.85 1.40
2017 22 20 0 0 0 8 8 0 0 .500 463 102.2 114 19 42 4 8 72 5 0 74 70 6.14 1.52
2018 52 0 0 0 0 3 4 3 16 .429 202 50.2 37 5 18 1 1 50 3 0 25 23 4.09 1.09
2019 60 0 0 0 0 2 11 2 6 .154 283 60.2 76 10 29 6 3 53 2 0 45 44 6.53 1.73
2021 TB 17 0 0 0 0 0 0 0 2 ---- 76 19.2 14 2 6 0 2 16 0 0 5 5 2.29 1.02
MLB:6年 191 56 0 0 0 25 30 5 24 .455 1889 434.0 431 56 178 19 28 374 19 0 236 227 4.71 1.40

年度別守備成績

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投手(P)












2015 MIA 15 0 9 0 0 1.000
2016 25 4 15 1 0 .950
2017 22 2 11 0 1 1.000
2018 52 2 2 0 0 1.000
2019 60 3 10 0 2 1.000
2021 TB 17 4 1 0 0 1.000
MLB 191 15 48 1 3 .984

NPB記録

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  • 一軍公式戦出場なし

背番号

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  • 61(2015年 - 2019年)
  • 71(2021年 - 同年5月12日)
  • 55(2021年8月14日 - 同年終了)

脚注

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  1. ^ The Miami Herald (2011年6月7日). “Marlins' 2nd Round Pick Has Some Fight To Him”. Miamiherald.typepad.com. 2016年4月28日閲覧。
  2. ^ a b c d MLB公式プロフィール参照。2021年5月7日閲覧。
  3. ^ TC Zencka (2020年8月31日). “Deadline Day DFAs: Phillies, White Sox, Cubs, Marlins” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年9月1日閲覧。
  4. ^ Marlins Outright Adam Conley” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年9月8日閲覧。
  5. ^ アダム・コンリー選手 契約合意に関して”. 東北楽天ゴールデンイーグルス オフィシャルサイト (2020年12月12日). 2021年2月1日閲覧。
  6. ^ 背番号に関して”. 東北楽天ゴールデンイーグルス オフィシャルサイト (2021年1月5日). 2021年5月6日閲覧。
  7. ^ 楽天新外国人ディクソン万能型、19年MLB15発”. 日刊スポーツ (2020年12月12日). 2021年2月5日閲覧。
  8. ^ アダム・コンリー選手 契約解除に関して”. 東北楽天ゴールデンイーグルス オフィシャルサイト (May 6, 2021). May 7 2021閲覧。
  9. ^ 楽天と契約解除のコンリーがレイズとマイナー契約 コロナ禍で来日断念日刊スポーツ 2021年5月11日
  10. ^ Rays Designate Evan Phillips For Assignment, Select Adam Conley” (英語). MLB Trade Rumors (2021年8月14日). 2021年8月18日閲覧。
  11. ^ Darragh McDonald (2021年11月7日). “Rays Pick Up Option On Mike Zunino” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年12月26日閲覧。
  12. ^ Sean Bavazzano (2021年11月12日). “Adam Conley Clears Waivers, Elects Free Agency” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年12月26日閲覧。
  13. ^ Anthony Franco (2022年3月11日). “Adam Conley To Retire”. MLB Trade Rumors. 2023年2月25日閲覧。
  14. ^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2016』廣済堂出版、2016年、295頁頁。ISBN 978-4-331-52002-4 
  15. ^ 「マイアミ・マーリンズ」『2016MLB選手名鑑全30球団コンプリートガイド』 日本スポーツ企画出版社 76頁

関連項目

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外部リンク

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