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アストリッド (人工衛星)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アストリッド1号
所属 スウェーデン国立宇宙委員会
主製造業者 スウェーデン宇宙公社
任務 オービタ
周回対象 地球
打上げ日時 1995年1月24日 (03:54:22 UTC)
打上げ機 コスモス3M
任務期間 1995年1月24日から9月27日(ミッションは3月1日で終了)
COSPAR ID 1995-002B
公式サイト Astrid-1 at SSC
質量 27 kg
消費電力 11.88 W (ペイロード), 38.5W (名目)
軌道要素
軌道傾斜角 82.9°
遠点高度 1,026 km
近点高度 968 km
軌道周期 105分
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アストリッド2号
所属 スウェーデン国立宇宙委員会
主製造業者 スウェーデン宇宙公社
任務 オービタ
周回対象 地球
打上げ日時 1998年12月10日 (11:57:07 UTC)
打上げ機 コスモス3M
任務期間 1998年12月10日から1999年7月24日
COSPAR ID 1998-072B
公式サイト Astrid-2 at SSC
質量 <30 kg
消費電力 16W (ペイロード), 90W (名目)
軌道要素
軌道傾斜角 82.9°
遠点高度 1,014 km
近点高度 968 km
軌道周期 105分
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アストリッド1号(Astrid-1)とアストリッド2号(Astrid-2)は、スウェーデン国立宇宙委員会のためにスウェーデン宇宙公社が設計、展開した小型衛星である。コスモス3Mプレセツク宇宙基地から、アストリッド1号は1995年1月24日、アストリッド2号は1998年12月10日に打ち上げられた。

アストリッド1号

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スウェーデンで最初の小型衛星であり、ロシア測位衛星Tsikadaアメリカ合衆国通信衛星FAISATに相乗りする形で打ち上げられた。

PIPPI (Prelude in Planetary Particle Imaging)と名付けられた高エネルギー中性原子撮像装置、EMIL (Electron Measurements - In-situ and Lightweight)と名付けられた電子分光計、1つは地球のオーロラを撮影、もう1つは地球コロナライマンα線を観測するための、MIO (Miniature Imaging Optics)と名付けられた2つの紫外線撮像装置等を搭載する。これらのペイロードは、スウェーデン宇宙物理学研究所で開発され、ロシアの科学者の提案で[1]アストリッド・リンドグレーンの著書の登場人物から名付けられた。

3月1日、恐らくは短絡のために機器を稼働させるための直流入力直流出力電源が故障し、ミッションは終了した。しかし、衛星は9月27日まで軌道に留まり、様々なソフトウェアアルゴリズムストアアンドフォワード通信のテストベッドとして用いられた。

人工衛星は1年以内に製造され、打上げも含めた費用は140万ドルであった。

アストリッド2号

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アストリッド2号は、スウェーデンで2番目の小型衛星であり、ロシアの測位衛星Nadezhda 5に相乗りして打ち上げられた。 スウェーデン宇宙物理学研究所とスウェーデン王立工科大学によって製造され、EMMA (Electrical and Magnetic field Monitoring of the Aurora)、LINDA (Langmuir INterferometer and Density experiment for Astrid-2)、MEDUSA (Miniaturized Electrostatic DUal-tophat Spherical Analyzer)、PIA (Photometers for Imaging the Aurora)等の機器を搭載した。電離圏上層の電場磁場を探索し、中性粒子荷電粒子電子の密度を測定した。

関連項目

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出典

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  1. ^ Svenska satelliter” (Swedish). Swedish National Space Board. 2009年4月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年3月10日閲覧。

外部リンク

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