アストラ (アルバム)
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『アストラ』 | ||||
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エイジア の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1984年-1985年 | |||
ジャンル | プログレッシブ・ロック、ハードロック | |||
時間 | ||||
レーベル | ゲフィン・レコード | |||
プロデュース | マイク・ストーン、ジェフ・ダウンズ | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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エイジア アルバム 年表 | ||||
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ミュージックビデオ | ||||
「Go」 - YouTube |
『アストラ』 (Astra) は、イギリスのプログレッシブ・ロック・バンドであるエイジアが1985年に発表したアルバム。
概要
[編集]ギタリストのスティーヴ・ハウは本作発表前にバンドを脱退し、スイス人であるマンディ・メイヤーと交代した。ハウによると、アルバムの発売前にレコード会社からアルバムで演奏して欲しいとアプローチを受けたが、アルバムの素材を聴いて断った。愛についての歌詞が少なく、アストラはこれまでのエイジアの作品と少し異なる。
『アストラ』は日本では人気だったものの、人々の興味をひきつけられず、ビルボードで67位が最高と注目されなかった。ジョン・ウェットンも「なぜ急に売れなくなったのかわからない」と語っていた。
アルバム発売後、ウェットンはエイジアを脱退し、メイヤーは再びエイジアで演奏することはなかった。バンドは『アストラ』に伴うコンサート・ツアーをキャンセル後、活動を終えた。バンドが活動を再開するのは、1990年まで待たねばならなかった。
アルバムの解説によると、当初は「Arcadia」というタイトルを予定していたが、同じ時期にデュランデュランのサイモン、ニック、ロジャーによってアーケイディアのデビューが発表されたため変更したという[1]。
SFをテーマにアルバムのカバーで描かれた女性が出ているビデオが作られた「ゴー」は、ビルボードで最高46位となった。
「カウントダウン・トゥ・ゼロ」のイントロで使われている効果音(Deep Note)は、THXのトレーラーで流れるサウンドロゴを借用している(英語版THXの記事も参照)。
収録曲
[編集]- サイド1
- ゴー - "Go" (Wetton/Downes) – 4:07
- ヴォイス・オブ・アメリカ - "Voice of America" (Wetton/Downes) – 4:27
- ハード・オン・ミー - "Hard On Me" (Wetton/Downes/Palmer) – 3:34
- ウィッシング - "Wishing" (Wetton/Downes) – 4:15
- ロックンロール・ドリーム - "Rock and Roll Dream" (Wetton/Downes) – 6:51
- サイド2
- カウントダウン・トゥ・ゼロ - "Countdown to Zero" (Wetton/Downes) – 4:14
- ラヴ・ナウ - "Love Now Till Eternity" (Wetton/Downes) – 4:11
- トゥー・レイト - "Too Late" (Wetton/Downes/Palmer) – 4:12
- サスピション - "Suspicion" (Wetton/Downes) – 3:45
- アフター・ザ・ウォー - "After the War" (Wetton/Downes) – 5:11
パーソネル
[編集]出典
[編集]- ^ MCAビクター『アストラ』(1992年) 伊藤秀世によるライナーノーツより