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アグノスティック・フロント

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アグノスティック・フロント
Agnostic Front
ドイツ・ズーリング公演(2016年8月)

バンド ロゴ
基本情報
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ニューヨーク州ニューヨーク
ジャンル ハードコア・パンク
クロスオーバー・スラッシュ
活動期間 1980年 - 1992年
1997年 - 現在
レーベル Rat Cage Records
Relativity/Combat Records
ロードランナー・レコード
エピタフ・レコード
ニュークリア・ブラスト
公式サイト Agnostic Front (agnosticfront) - Facebook
メンバー ロジャー・ミレット (Vo)
ヴィニー・スティグマ (G)
クレイグ・シルバーマン (G)
マイク・ギャロ (B)
ダニー・ラマーニャ (Dr)
旧メンバー 別記参照

アグノスティック・フロントAgnostic Front)は、アメリカ合衆国出身のハードコア・パンクバンド

1980年代の北米におけるハードコア・シーンの先駆者であり、特にニューヨーク・ハードコア草創期に多大な影響を及ぼした。一度解散したが、1997年より再始動を果たしている。

略歴

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1980年にギタリストのヴィニー・スティグマを中心に結成され、1983年にEP『United Blood』でデビュー。

1984年、ファースト・アルバム『ヴィクティム・イン・ペイン』をリリース、後にニューヨーク・ハードコア・スタイルと呼ばれる音楽スタイルを確立する。

1986年にセカンド・アルバム『Cause for Alarm』、1987年にサード・アルバム『Liberty and Justice for...』を発表した後、ボーカリストのロジャー・ミレットがドラッグ密売で逮捕され、一時活動停止状態となる。

ロジャーの釈放後、1992年から活動を再開し、獄中で書いた4枚目のアルバム『One Voice』をリリース。年内の活動を最後に解散する。

1996年、解散後からまた動き出したミレットとスティグマは、パンク系レーベル「エピタフ・レコード」との契約に成功。新メンバーを募集してバンドを再編し、翌1997年から正式に「アグノスティック・フロント」の再始動を果たす。

1998年、6年ぶりのアルバム『サムシングス・ガッタ・ギヴ』を発表。以後、アルバム『ライオット・ライオット・アップスタート』(1999年)、アルバム『デッド・ヤッピーズ』(2001年) をリリース。復活した作品群はセールスを伸ばして業界でも高い評価を受け、ニューヨーク・ハードコアにおける重鎮の地位を確立していく。

欧州の有力レーベル「ニュークリア・ブラスト」に移籍し、アルバム『Another Voice』(2004年)、アルバム『ウォリアーズ』(2007年)、2011年には、節目となる10枚目のアルバム『My Life My Way』をリリースし、精力的に作品の発表を続ける。

2015年、アルバム『The American Dream Died』をリリース[1]

2018年、デビュー35周年のワールドツアーを企画。5月には来日公演を開催した[2]

メンバー

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現ラインナップ

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  • ロジャー・ミレット (Roger Miret) - ボーカル (1982年– )
  • ヴィニー・スティグマ (Vinnie Stigma) - リードギター (1980年– )
  • クレイグ・シルバーマン (Craig Silverman) – リズムギター (2014年– )
  • マイク・ギャロ (Mike Gallo) - ベース (2000年– )
  • ダニー・ラマーニャ (Danny Lamagna) - ドラムス (2020年– )

旧メンバー

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  • ジョン・ワトソン (John Watson) - ボーカル (1980年-1982年)
  • ディエゴ (Diego) - ベース (1980年-1982年)
  • ロブ・クレークス (Rob Krekus) - ドラムス (1980年-1981年)
  • レイ・バービアーリ (Raymond "Raybeez" Barbieri) - ドラムス (1981年–1983年)
  • アダム・ムッチ (Adam Mucci) - ベース (1982年–1983年)
  • デイヴ・ジョーンズ (Dave Jones) - ドラムス (1983年–1985年)
  • ロブ・カブラ (Rob Kabula) - ベース (1983年–1987年, 1997年–2000年)
  • トッド・ユース (Todd Youth) - ベース (1983年)
  • アレックス・キノン (Alex Kinon) – リズムギター (1985年–1986年)
  • ゴードン・アンシス (Gordon Ancis) – リズムギター (1986年–1987年)
  • ジョー・モンタナーロ (Joe "Fish" Montanaro) - ドラムス (1986年–1987年)
  • ルーイ・ベアート (Louie Beato) - ドラムス (1986年)
  • アラン・ピーターズ (Alan Peters) - ベース (1987年–1990年)
  • スティーヴ・マーティン (Steve Martin) – リズムギター (1987年–1990年)
  • ウィル・シェプラー (Will Shepler) - ドラムス (1987年–1993年)
  • クレイグ・セタリ (Craig Setari) - ベース (1990年–1993年)
  • マット・ヘンダーソン (Matt Henderson) – リズムギター (1990年–1993年)
  • ジミー・コレッティ (Jimmy Colletti) - ドラムス (1997年–2004年)
  • スティーヴ・ギャロ (Steve Gallo) - ドラムス (2004年–2009年)
  • ジョゼフ・ジェームス (Joseph James) – リズムギター (2007年–2014年)
  • ポーキー・モー (Pokey Mo) - ドラムス (2009年–2020年)

ディスコグラフィ

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スタジオ・アルバム

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  • 『ヴィクティム・イン・ペイン』 - Victim in Pain (1984年、Rat Cage)
  • Cause for Alarm (1986年、Relativity/Combat)
  • Liberty and Justice For... (1987年、Relativity/Combat)
  • One Voice (1992年、Relativity/Roadrunner)
  • 『サムシングス・ガッタ・ギヴ』 - Something's Gotta Give (1998年、Epitaph)
  • 『ライオット・ライオット・アップスタート』 - Riot, Riot, Upstart (1999年、Epitaph)
  • 『デッド・ヤッピーズ』 - Dead Yuppies (2001年、Epitaph)
  • Another Voice (2004年、Nuclear Blast)
  • 『ウォリアーズ』 - Warriors (2007年、Nuclear Blast)
  • My Life My Way (2011年、Nuclear Blast)
  • The American Dream Died (2015年、Nuclear Blast)
  • 『ゲット・ラウド!』 - Get Loud! (2019年、Nuclear Blast)

ライブ・アルバム

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  • 『LIVE AT CBGB』 - Live at CBGB (1989年、Relativity)
  • Last Warning (1993年、Relativity/Roadrunner)
  • Working Class Heroes (2002年、I Scream) ※スプリット with Discipline
  • Live at CBGB - 25 Years of Blood, Honor and Truth (2006年、Nuclear Blast)

コンピレーション・アルバム

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  • To Be Continued: The Best of Agnostic Front (1992年、Relativity)
  • Raw Unleashed (1995年、Grand Theft Audio)
  • Respect Your Roots Worldwide (2012年、Strength)

EP

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  • United Blood (1983年、Last Warning) ※日本盤『ヴィクティム・イン・ペイン』にボーナストラックとして収録
  • Puro des Madre (en español) EP (1998年、Hellcat)
  • Unity (1999年) ※スプリット with ドロップキック・マーフィーズ
  • For My Family EP (2007年、Nuclear Blast)
  • That's Life 7" (2011年、Bridge 9)

脚注

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外部リンク

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