アグノスティック・フロント
アグノスティック・フロント Agnostic Front | |
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基本情報 | |
出身地 |
アメリカ合衆国 ニューヨーク州ニューヨーク |
ジャンル |
ハードコア・パンク クロスオーバー・スラッシュ |
活動期間 |
1980年 - 1992年 1997年 - 現在 |
レーベル |
Rat Cage Records Relativity/Combat Records ロードランナー・レコード エピタフ・レコード ニュークリア・ブラスト |
公式サイト | Agnostic Front (agnosticfront) - Facebook |
メンバー |
ロジャー・ミレット (Vo) ヴィニー・スティグマ (G) クレイグ・シルバーマン (G) マイク・ギャロ (B) ダニー・ラマーニャ (Dr) |
旧メンバー | 別記参照 |
アグノスティック・フロント(Agnostic Front)は、アメリカ合衆国出身のハードコア・パンクバンド。
1980年代の北米におけるハードコア・シーンの先駆者であり、特にニューヨーク・ハードコア草創期に多大な影響を及ぼした。一度解散したが、1997年より再始動を果たしている。
略歴
[編集]1980年にギタリストのヴィニー・スティグマを中心に結成され、1983年にEP『United Blood』でデビュー。
1984年、ファースト・アルバム『ヴィクティム・イン・ペイン』をリリース、後にニューヨーク・ハードコア・スタイルと呼ばれる音楽スタイルを確立する。
1986年にセカンド・アルバム『Cause for Alarm』、1987年にサード・アルバム『Liberty and Justice for...』を発表した後、ボーカリストのロジャー・ミレットがドラッグ密売で逮捕され、一時活動停止状態となる。
ロジャーの釈放後、1992年から活動を再開し、獄中で書いた4枚目のアルバム『One Voice』をリリース。年内の活動を最後に解散する。
1996年、解散後からまた動き出したミレットとスティグマは、パンク系レーベル「エピタフ・レコード」との契約に成功。新メンバーを募集してバンドを再編し、翌1997年から正式に「アグノスティック・フロント」の再始動を果たす。
1998年、6年ぶりのアルバム『サムシングス・ガッタ・ギヴ』を発表。以後、アルバム『ライオット・ライオット・アップスタート』(1999年)、アルバム『デッド・ヤッピーズ』(2001年) をリリース。復活した作品群はセールスを伸ばして業界でも高い評価を受け、ニューヨーク・ハードコアにおける重鎮の地位を確立していく。
欧州の有力レーベル「ニュークリア・ブラスト」に移籍し、アルバム『Another Voice』(2004年)、アルバム『ウォリアーズ』(2007年)、2011年には、節目となる10枚目のアルバム『My Life My Way』をリリースし、精力的に作品の発表を続ける。
2015年、アルバム『The American Dream Died』をリリース[1]。
2018年、デビュー35周年のワールドツアーを企画。5月には来日公演を開催した[2]。
メンバー
[編集]現ラインナップ
[編集]- ロジャー・ミレット (Roger Miret) - ボーカル (1982年– )
- ヴィニー・スティグマ (Vinnie Stigma) - リードギター (1980年– )
- クレイグ・シルバーマン (Craig Silverman) – リズムギター (2014年– )
- マイク・ギャロ (Mike Gallo) - ベース (2000年– )
- ダニー・ラマーニャ (Danny Lamagna) - ドラムス (2020年– )
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ロジャー・ミレット(Vo) 2016年
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ヴィニー・スティグマ(G) 2016年
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クレイグ・シルバーマン(G) 2016年
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マイク・ギャロ(B) 2016年
旧メンバー
[編集]- ジョン・ワトソン (John Watson) - ボーカル (1980年-1982年)
- ディエゴ (Diego) - ベース (1980年-1982年)
- ロブ・クレークス (Rob Krekus) - ドラムス (1980年-1981年)
- レイ・バービアーリ (Raymond "Raybeez" Barbieri) - ドラムス (1981年–1983年)
- アダム・ムッチ (Adam Mucci) - ベース (1982年–1983年)
- デイヴ・ジョーンズ (Dave Jones) - ドラムス (1983年–1985年)
- ロブ・カブラ (Rob Kabula) - ベース (1983年–1987年, 1997年–2000年)
- トッド・ユース (Todd Youth) - ベース (1983年)
- アレックス・キノン (Alex Kinon) – リズムギター (1985年–1986年)
- ゴードン・アンシス (Gordon Ancis) – リズムギター (1986年–1987年)
- ジョー・モンタナーロ (Joe "Fish" Montanaro) - ドラムス (1986年–1987年)
- ルーイ・ベアート (Louie Beato) - ドラムス (1986年)
- アラン・ピーターズ (Alan Peters) - ベース (1987年–1990年)
- スティーヴ・マーティン (Steve Martin) – リズムギター (1987年–1990年)
- ウィル・シェプラー (Will Shepler) - ドラムス (1987年–1993年)
- クレイグ・セタリ (Craig Setari) - ベース (1990年–1993年)
- マット・ヘンダーソン (Matt Henderson) – リズムギター (1990年–1993年)
- ジミー・コレッティ (Jimmy Colletti) - ドラムス (1997年–2004年)
- スティーヴ・ギャロ (Steve Gallo) - ドラムス (2004年–2009年)
- ジョゼフ・ジェームス (Joseph James) – リズムギター (2007年–2014年)
- ポーキー・モー (Pokey Mo) - ドラムス (2009年–2020年)
-
ポーキー・モー(Dr) 2016年
ディスコグラフィ
[編集]スタジオ・アルバム
[編集]- 『ヴィクティム・イン・ペイン』 - Victim in Pain (1984年、Rat Cage)
- Cause for Alarm (1986年、Relativity/Combat)
- Liberty and Justice For... (1987年、Relativity/Combat)
- One Voice (1992年、Relativity/Roadrunner)
- 『サムシングス・ガッタ・ギヴ』 - Something's Gotta Give (1998年、Epitaph)
- 『ライオット・ライオット・アップスタート』 - Riot, Riot, Upstart (1999年、Epitaph)
- 『デッド・ヤッピーズ』 - Dead Yuppies (2001年、Epitaph)
- Another Voice (2004年、Nuclear Blast)
- 『ウォリアーズ』 - Warriors (2007年、Nuclear Blast)
- My Life My Way (2011年、Nuclear Blast)
- The American Dream Died (2015年、Nuclear Blast)
- 『ゲット・ラウド!』 - Get Loud! (2019年、Nuclear Blast)
ライブ・アルバム
[編集]- 『LIVE AT CBGB』 - Live at CBGB (1989年、Relativity)
- Last Warning (1993年、Relativity/Roadrunner)
- Working Class Heroes (2002年、I Scream) ※スプリット with Discipline
- Live at CBGB - 25 Years of Blood, Honor and Truth (2006年、Nuclear Blast)
コンピレーション・アルバム
[編集]- To Be Continued: The Best of Agnostic Front (1992年、Relativity)
- Raw Unleashed (1995年、Grand Theft Audio)
- Respect Your Roots Worldwide (2012年、Strength)
EP
[編集]- United Blood (1983年、Last Warning) ※日本盤『ヴィクティム・イン・ペイン』にボーナストラックとして収録
- Puro des Madre (en español) EP (1998年、Hellcat)
- Unity (1999年) ※スプリット with ドロップキック・マーフィーズ
- For My Family EP (2007年、Nuclear Blast)
- That's Life 7" (2011年、Bridge 9)
脚注
[編集]- ^ “アグノスティック・フロント、約4年振りとなる通算11作目のスタジオ・アルバム”. TOWER RECORDS (2015年4月7日). 2018年8月8日閲覧。
- ^ “アグノスティック・フロント 日本を含むアジアツアー開催決定”. amass (2018年2月1日). 2018年8月8日閲覧。
外部リンク
[編集]- Agnostic Front (agnosticfront) - Facebook
- Agnostic Front (@agnosticfront) - X(旧Twitter)