アカイエカ
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アカイエカ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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アカイエカ(Culex pipiens)は、双翅目カ科イエカ属に属する昆虫[1][2]。体長 5.5mm内外・翅長 4.5mm内外。体色は灰褐色〜赤褐色。腹背部には橙色がかかる。東アジアの温帯地方に生息。日本で最も普通に見られる蚊であり、ほぼ全国(北海道〜九州)に分布する[3]。成虫はほぼ年間を通して見られる[3]。夜間に活動し、雌は鳥類や人などから吸血する。吸血された人はアレルギー反応を起こす場合がある。吸血時に日本脳炎やフィラリア症、ウエストナイル熱などを媒介する。幼虫は下水溝や汚水溜など汚水で発生する[4]。成虫で越冬することもある。近縁種のチカイエカは吸血はせずに産卵可能で、冬でも活動する[5]。アカイエカと形態的には区別できない[5][1]。
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ a b “アカイエカとは”. コトバンク. 2021年3月16日閲覧。
- ^ “赤家蚊とは”. コトバンク. 2021年3月16日閲覧。
- ^ a b “アカイエカ | あ | 辞典”. 学研キッズネット. 2021年2月21日閲覧。
- ^ “アカイエカ - バイエルクロップサイエンス株式会社”. www.environmentalscience.bayer.jp. 2021年2月21日閲覧。
- ^ a b 田仲義弘、鈴木信夫『校庭の昆虫』全国農村教育協会〈野外観察ハンドブック〉、1999年、110頁。ISBN 4-88137-073-1。