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アイ・ニード・ラヴ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「アイ・ニード・ラヴ」
オリビア・ニュートン=ジョンシングル
初出アルバム『オリビア・ニュートン・ジョン・スーパー・ベスト 1971-1992
リリース
時間
レーベル マーキュリー・レコード
作詞・作曲 スティーヴ・キプナー、ジョン・ルイス・パーカー
プロデュース ジョルジオ・モロダー
チャート最高順位
オリビア・ニュートン=ジョン シングル 年表
グリース・メガミックス
(1990)
アイ・ニード・ラヴ
(1992)
貴方が私の全て
(1992)
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アイ・ニード・ラヴ」(I Need Love)は、オーストラリアシンガーソングライターオリビア・ニュートン=ジョンの楽曲。ベスト・アルバムオリビア・ニュートン・ジョン・スーパー・ベスト 1971-1992』に新曲として収録され、アルバムから先行シングルとしてリリースされた。「フィジカル」を手がけたスティーヴ・キプナーが再び参加した。楽曲は全米と全英で小ヒットを記録し、オーストラリアのグループガールフレンド (グループ)英語版が後年カバーした。

ビルボードとのインタビューの中でニュートン=ジョンはこの楽曲を通じてAIDSに対しての意識を高める試みをしたと言及し、「私たちは人との繋がりについて考え直す必要がある。無差別に人とベッドを共にするのは賢い考えとは言えず、それは自殺行為と同じこと」だと話した[3]

2023年には‘I Need Love:’ The Back To Basics Bonus EPとしてベストに収録された新曲4曲をまとめたEPとして新たに発売された[4]

批評

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ビルボードはシングルの批評の中で「愛らしいオリビアがディスコの先駆者ジョルジオ・モロダーと手がけた強力なポップ・ダンス・トラックとともに戻ってきた、オリビアのはっきりとしたヴォーカル・スタイルはよく出来た楽曲とマッチしており、メジャーなカムバック・ヒットになり得る」と評した[5]

デザート・ニュース英語版はアルバムのレビューの中でこの楽曲について4曲の新曲の中で一番だとして「ジョルジオ・モロダーによって手掛けられたプロダクション、ダンス・ビートにいかがわしい歌詞はこれが大ヒット曲「フィジカル」の続編だというヒントである」と評した[6]

スマッシュヒッツ英語版のレビューは気乗りしないものであり、5つ星中2つ星のみを与えた。「彼女に感性があった頃、彼女が手に入れていたものはソフトなダンス・ビートとムーディーなバラードだった。悪くはないが、この曲は「アイ・オネスティー・ラヴ・ユー」にはなり得ない」とコメントした[7]

ニュートン=ジョンの死去後2022年に行われたトップ10ソングリストの中でガーディアンはこの曲を8位にランク付けし、「とても過小評価されているシングルであり、再評価されるか、少なくとももう一度聴いてみるべきだ」と評し、「焼けつくように人を魅了するヴォーカルとエレクトロニック・ミュージックのゴッドファーザーであるジョルジオ・モロダーによる洗練されたプロダクション」を褒め称えた[8]

チャート記録

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「アイ・ニード・ラヴ」のチャート・パフォーマンス
チャート (1992) 最高
オーストラリア (ケント・ミュージック・レポート)[9] 89
UK シングルス (OCC)[10] 75
US Billboard Hot 100[11] 96
US キャッシュボックス Top 100[12] 68
US Hot Dance Club Songs[13] 44
US Dance Singles Sales[14] 28
カナダ:アダルト・コンテンポラリー (RPM)|[15] 29

トラックリスト 

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#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「アイ・ニード・ラヴ」(I Need Love)  
2.「ウォーム・アンド・テンダー」(Warm and Tender)  

脚注

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  1. ^ オリビア・ニュートン・ジョン / アイ・ニード・ラヴ[CD][シングル]”. CDジャーナル. 2023年1月11日閲覧。
  2. ^ Olivia Newton-John|full Official Chart History”. Official Charts. 2023年1月11日閲覧。
  3. ^ “Dance Trax”. Billboard Magazine (6 June 1992): 70. https://www.worldradiohistory.com/Archive-All-Music/Billboard/90s/1992/Billboard-1992-06-06.pdf December 28, 2023閲覧。. 
  4. ^ ‘I NEED LOVE:’ THE BACK TO BASICS BONUS EP – OUT NOW!”. Olivia Newton John Official Website (2023年9月8日). 2023年10月12日閲覧。
  5. ^ “Billboard Recommended LP's”. Billboard Magazine (30 May 1992): 70. https://www.worldradiohistory.com/Archive-All-Music/Billboard/90s/1992/Billboard-1992-05-30.pdf December 28, 2023閲覧。. 
  6. ^ 4 RETROSPECTIVES ARE FILLED WITH TIME-TESTED HITS” (英語). Deseret News (1992年7月6日). 2024年2月6日閲覧。
  7. ^ I Need Love review - Smash Hits”. www.onlyolivia.com. 2024年2月6日閲覧。
  8. ^ Waldegrave, Kate (2022年8月14日). “Olivia Newton-John’s 10 best songs – sorted!” (英語). The Guardian. ISSN 0261-3077. https://www.theguardian.com/music/2022/aug/15/olivia-newton-johns-10-best-songs-sorted 2024年2月6日閲覧。 
  9. ^ Kent, David (1993). Australian Chart Book 1970–1992 (Illustrated ed.). Sydney: Australian Chart Book. p. 217. ISBN 0-646-11917-6 
  10. ^ "Official Singles Chart Top 100". UK Singles Chart.
  11. ^ "Olivia Newton-John Chart History (Hot 100)". Billboard.
  12. ^ Cash Box Top 100 Singles – Week ending July 25, 1992”. Cash Box. 28 December 2023閲覧。
  13. ^ Olivia Newton-John | Biography, Music & News” (英語). Billboard. 2024年2月6日閲覧。
  14. ^ Olivia Newton-John | Biography, Music & News” (英語). Billboard. 2024年2月6日閲覧。
  15. ^ Image : RPM Weekly - Library and Archives Canada”. Bac-lac.gc.ca (1992年8月8日). 2023年12月28日閲覧。