アイラ・ブラウン
大阪エヴェッサ時代 | |
広島ドラゴンフライズ No.33 | |
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ポジション | SF/PF |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
生年月日 | 1982年8月3日(42歳) |
出身地 |
アメリカ合衆国 テキサス州コンロー |
身長 | 193cm (6 ft 4 in) |
体重 | 105kg (231 lb) |
キャリア情報 | |
高校 | ウィリス高等学校 |
大学 |
フェニックス・カレッジ ゴンザガ大学 |
経歴 | |
2010 | コラス・デ・テピック |
2010-2011 | アソシアシオン・エスパニョーラ |
2011 | サンミゲル・ベールメン |
2011 | ラガルトスUANデ・テピック |
2011-2014 | 富山グラウジーズ |
2014-2017 | サンロッカーズ渋谷 |
2017-2019 | 琉球ゴールデンキングス |
2019-2023 | 大阪エヴェッサ |
2023-2024 | 千葉ジェッツふなばし |
2024- | 広島ドラゴンフライズ |
選手情報 B.LEAGUE.jp |
アイラ・ブラウン(Ira Brown、1982年8月3日 - )は、アメリカ合衆国テキサス州コンロー出身[2]の男子プロバスケットボール選手である。ポジションはフォワード[1]。B.LEAGUEの広島ドラゴンフライズに所属している。身長193cm、体重105kgで、日本国籍。
2011-12シーズンより富山グラウジーズに所属し、2013-14シーズンのベスト5。2014-15シーズンより日立(現・サンロッカーズ渋谷)に、2019-2020シーズンより大阪エヴェッサに、2023-2024シーズンより千葉ジェッツふなばしに、2024-25シーズンは広島ドラゴンフライズに所属している。元野球選手であり、メジャーリーグベースボールのドラフト会議にて指名された経験を持つ。
来歴
[編集]野球選手として
[編集]投手であったブラウンは高校卒業後の2001年のMLBドラフト8巡目(全体の235位)でカンザスシティ・ロイヤルズから指名された[3]。2004年にはマイナーリーグクラスAまで昇格したものの、肩の故障のため2005年に引退した[2][4]。
バスケットボール選手として
[編集]高校時代からバスケットボールをプレイしていたが、MLBでドラフトされたのを期にバスケを引退していた。野球選手としての最後のシーズンを終えた2005年5月にフェニックス・カレッジ(コミュニティ・カレッジ)に入学し、バスケットボールを再開した[2]。2007年からはゴンザガ大学に編入し、2008-09シーズンには34試合に出場、一試合平均2.6得点を記録した[2][5]。
ゴンザガ大学を卒業後、2009年に行われたNBAデベロップメント・リーグのドラフト会議では4巡目にオースティン・トロスに指名されたものの、その後のキャンプに参加しなかった[5]。プロ選手としてメキシコやアルゼンチン、フィリピンのチームに所属した。
2011-12シーズンは日本プロバスケットボールリーグ(bjリーグ)の富山グラウジーズと契約。レギュラーシーズン全52試合にスターターで出場してプレーオフ進出に貢献した。シーズン終了後には3on3バスケットボールのアメリカ合衆国ナショナルチームメンバーに選出された[6]。
bjリーグ 2012-13シーズンも富山と契約。有明コロシアムで開催されたbjリーグオールスターゲームのダンクコンテストに初出場[7]。レギュラーシーズンは50試合に出場して、チームトップの1試合平均16.48得点とリバウンド9.14本、リーグ5位のスティール2.0本を記録。2013年1月26-27日開催の群馬クレインサンダーズ戦の活躍で週間MVPを受賞[8]。富山はチーム史上最高の勝率を記録し、プレイオフでも初めてファーストラウンドの突破に成功した。
bjリーグ 2013-14シーズンは2シーズンぶりにレギュラーシーズン全52試合にスターターで出場し、16.8得点、10リバウンド(リーグ10位)、3.3アシストを記録。チーム初のイースタン1位に貢献し、ベスト5に初選出された。
2014年オフ、NBLの日立サンロッカーズ東京(現在のサンロッカーズ渋谷)に移籍。
2016年8月、日本国籍を取得。
2017年6月にSR渋谷から契約満了となるも、翌シーズンからは琉球ゴールデンキングスへ移籍する。
2019年オフ、大阪エヴェッサへ移籍。
2023年5月12日に大阪エヴェッサとの契約が満了となり、同年6月23日に千葉ジェッツふなばしへ移籍した[9] [10]。
2024年10月3日に広島ドラゴンフライズと契約[11]。
日本代表歴
[編集]2016年8月に日本に帰化した後、バスケットボール日本代表に選出された。2016年FIBAアジアチャレンジに出場。2017年は東アジア選手権で3位となった。ナショナルチームの帰化選手枠は1であるため、ニック・ファジーカスが2018年4月に日本に帰化した後にブラウンは日本代表から外れたが、ファジーカスが故障で欠場した同年9月のW杯予選・カザフスタン戦とイラン戦では日本代表に復帰し、ゴンザガ大学の後輩八村塁らとともに2連勝に貢献した[12]。八村とはブラウンが富山に在籍していたころから親交がある[13]。
3x3
[編集]2012年、3x3アメリカ合衆国代表チームに選出され、アテネで開催されたFIBA 3x3世界選手権に出場している[14]。
2019年8月、3x3男子日本代表候補に選出され、強化合宿に参加。2021年7月、東京オリンピック3x3日本代表に内定した[15]。
個人成績
[編集]略称説明 | |||||
---|---|---|---|---|---|
GP | 出場試合数 | GS | 先発出場試合数 | MPG | 平均出場時間 |
FG% | フィールドゴール成功率 | 3P% | スリーポイント成功率 | FT% | フリースロー成功率 |
RPG | 平均リバウンド数 | APG | 平均アシスト数 | SPG | 平均スティール数 |
BPG | 平均ブロック数 | TO | 平均ターンオーバー数 | PPG | 平均得点 |
太字 | キャリアハイ | * | リーグリーダー | † | 優勝シーズン |
シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | TO | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
bjリーグ 2011-12 | 富山 | 52 | 52 | 30.6 | .475 | .323 | .625 | 6.3 | 1.9 | 1.4 | 0.9 | 2.3 | 12.7 |
bjリーグ 2012-13 | 富山 | 50 | 48 | 31.8 | .537 | .254 | .658 | 9.1 | 3.2 | 2.0 | 1.2 | 2.9 | 16.5 |
bjリーグ 2013-14 | 富山 | 52 | 52 | 34.2 | .523 | .419 | .650 | 10.0 | 3.3 | 1.6 | 1.0 | 2.6 | 16.8 |
NBL 2014-15 | 日立 | 54 | 45 | 27.8 | .503 | .364 | .651 | 7.9 | 2.1 | 0.9 | 1.0 | 2.4 | 13.7 |
NBL 2015-16 | 日立 | 54 | 50 | 29.3 | .506 | .214 | .667 | 6.9 | 1.9 | 1.2 | 0.8 | 2.0 | 13.2 |
B1 2016-17 | 渋谷 | 57 | 44 | 29.3 | .517 | 35.8 | .597 | 8.3 | 2.5 | 1.3 | 0.9 | 1.9 | 13.7 |
B1 2017-18 | 琉球 | 60 | 58 | 28.7 | .490 | .409 | .614 | 7.0 | 2.9 | 1.3 | 0.8 | 1.6 | 11.2 |
受賞歴
[編集]- bjリーグ
- ベスト5 1回(2013-14)
- 週間MVP 1回(2013年1月26-27日)
- Bリーグ
- Bリーグ史上4人目となる200ダンクを達成(2021年3月)
脚注
[編集]- ^ a b 『bjリーグ オフィシャルガイドブック 2013-2014』bjリーグ、2013年10月4日。
- ^ a b c d “Ira Brown Bio”. ゴンザガ大学. 2013年12月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年12月8日閲覧。
- ^ “2001 DRAFT TRACKER” (英語). MLB.com. August 18, 2023閲覧。
- ^ “Ira Brown Baseball Statistics”. THE BASEBALL CUBE. 2013年12月8日閲覧。
- ^ a b “Ira Brown Player Profile”. RealGM. 2013年12月8日閲覧。
- ^ ダンクコンテスト レポート
- ^ “『ローソン“Ponta”週間MVP賞』受賞のお知らせ”. 富山グラウジーズ. 2013年4月6日閲覧。
- ^ https://www.evessa.com/news/230512_04/
- ^ https://chibajets.jp/news/detail/id=21939
- ^ “#33 アイラ・ブラウン 選手契約合意(新規)のお知らせ”. 広島ドラゴンフライズ (2024年10月2日). 2024年10月3日閲覧。
- ^ イラン戦は俺たちに任せろ、アイラ・ブラウン&八村塁の『ゴンザガ兄弟』に期待!2018年9月16日
- ^ 八村塁の「兄貴分」ブラウンアイラは大リーグが指名した最速154キロ投手…3人制バスケ読売新聞2021年07月24日
- ^ 大リーグが注目した最速154キロ投手、3人制バスケでオリンピックを目指す読売新聞2020年2月27日
- ^ 落合知也に富永啓生、馬瓜ステファニーに山本麻衣など東京オリンピックに挑む3人制バスケの日本代表内定選手が決定!
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- アイラ・ブラウン - Olympedia
- アイラ・ブラウン - TheBaseballCube.com
- アイラ・ブラウン - FIBA
- アイラ・ブラウン - Eurobasket.com
- アイラ・ブラウン - B.LEAGUE
- アイラ・ブラウン - College Basketball at Sports-Reference.com
- アイラ・ブラウン - RealGM
- アイラ・ブラウン - Proballers
- Ira Brown (ira.brown50) - Facebook
- Ira Brown Fan Page(official) (IraBrownOfficialfbPage) - Facebook
- アメリカ合衆国の男子バスケットボール選手
- アフリカ系アメリカ人のバスケットボール選手
- 日本の男子バスケットボール選手
- アフリカ系日本人のバスケットボール選手
- アメリカ系日本人のバスケットボール選手
- 帰化日本人のバスケットボール選手
- 複数のスポーツで活躍したバスケットボール選手
- ゴンザガ大学出身のバスケットボール選手
- 大阪エヴェッサの選手
- 琉球ゴールデンキングスの選手
- サンロッカーズ渋谷の選手
- 富山グラウジーズの選手
- 千葉ジェッツふなばしの選手
- 広島ドラゴンフライズの選手
- Bリーグオールスターゲーム選出選手
- オリンピックバスケットボール日本代表選手
- 2020年東京オリンピック3x3バスケットボール出場選手
- バスケットボール男子日本代表選手
- 3x3バスケットボール男子日本代表選手
- アメリカ合衆国の野球選手
- アフリカ系アメリカ人の野球選手
- 複数のスポーツで活躍した野球選手
- カンザスシティ・ロイヤルズのドラフト指名選手
- カンザスシティ・ロイヤルズ傘下の選手
- 在メキシコ・アメリカ人
- 20世紀のアフリカ系アメリカ人
- 21世紀のアフリカ系アメリカ人のスポーツ選手
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- 存命人物