アイピーシー
表示
アイピーシー(IPC: Inter Press Corporation の略)とは、かつて存在した日本の出版社(ISBN:4-87198-)。旧名は「インタープレス」。住所は東京都内。中川右介の父藤岡啓介が創立・経営していた。1990年前後に、極めて大判の写真集(タテ長でタテの長さが40センチ以上)をはじめ、写真集を出版した。主な写真集には荒木経惟「平成元年」や、『北斗の街ー遡上の光景』中居裕恭(2016年死去)などがある[1]。
事実上の倒産後、中川右介自身の持つ会社「アルファベータ」が、1995年6月に事業を引き継いだ[2]、ISBNも引き継いでいる。「専門用語辞典」はインタープレス時代からの継承である)。
主たる大判写真集
[編集]その他の主要な写真集
[編集]- 瀬戸正人『バンコク、ハノイ』1989年1月
- 倉田精二『大亜細亜』1990年3月
- 武田花『眠そうな町』1990年3月
- 荒木経惟『平成元年』1990年4月
- 中居裕恭『北斗の街ー遡上の光景』1990年
- 石内都『1・9・4・7』1990年12月
- 深瀬昌久『父の記憶』1991年3月
- 鈴木清『愚者の船』1991年5月
- 中村立行『昭和・裸婦・残景』1991年6月
その他の刊行図書
[編集]- 有賀ゆう(有賀悠)『キミにもできるスーパーエリートの受験術』初版 - 改訂版は他の出版社から発売された。
- 菅直人・坂口力ほか『土地問題への提言とQ&A』 - 当時の自民党・共産党以外の各党の政策担当者による本。
- ソヴィエト・アート1920-1930 革命と芸術の時代 ロシア・アヴァンギャルド作品集 レニングラード・ロシア美術館コレクションより(1989年)
- ソヴィエツキー・フドージニク社が刊行したロシア語の本編「1920-1930 Живопись」(レニングラードのロシア美術館の展覧会のために刊行された展覧会カタログ)と、日本語訳・解説編(IPC編集部による)となる別冊の2分冊(箱入り)
同名他社
[編集]- 理工学系の学術書出版社であるアイピーシー(1977年創業)は、別の出版社である(ISBN:4-901493-)。
- 株式会社アイピーシー(IPC:International Package Company)は、パッケージメーカーで、別の企業である。
脚注
[編集]- ^ 北斗の街ー遡上の光景 shashasha.co 2024年1月16日閲覧
- ^ 会社概要 Archived 2010年2月25日, at the Wayback Machine.
関連項目
[編集]