コンテンツにスキップ

ももさんと7人のパパゲーノ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ももさんと7人のパパゲーノ
ジャンル テレビドラマ
加藤拓也
演出 後藤怜亜
出演者 伊藤沙莉
染谷将太
山崎紘菜
中島セナ
橋本淳
野間口徹
平原テツ
池谷のぶえ
堀内敬子
浅野和之
ナレーター 古舘寛治
音楽 田中文久
国・地域 日本の旗 日本
言語 日本語
製作
チーフ・プロデューサー 渡辺由裕
尾崎裕和
プロデューサー 倉崎憲
放送
放送チャンネルNHK総合
映像形式文字多重放送
音声形式ステレオ2音声
副音声による解説放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2022年8月20日
放送時間23:00 - 23:59
放送分59分
回数1
公式ウェブサイト
テンプレートを表示

ももさんと7人のパパゲーノ』(ももさんとしちにんのパパゲーノ)は、NHK総合で、2022年8月20日の23時00分 - 23時59分に放送された日本テレビドラマ[1]。全1回。主演は伊藤沙莉[1]

制作

[編集]

パパゲーノとは「死にたい気持ちを抱えながら、その人なりの理由や考え方で『死ぬ以外』の選択をしている人」を指す言葉(パパゲーノ効果)。オーストリアのメディア研究では、こうした経験を持つ人のストーリーを伝えることが、自殺を思い留まる抑止力になることが示されていることから、NHKが運営するサイト「自殺と向き合う」に、日々寄せられる「死にたい」「生きるのがつらい」という投稿や、当事者への取材を元に、ももが出会う「7人のパパゲーノ」たちの生きざまを描く。「もも」とは投稿の中で、最も多く使われるニックネーム。

あらすじ

[編集]

一見、何の変哲も無い様な平凡な日々を送る25歳のOLのもも。少し離れた所に住む両親とは時々ご飯を食べるし、普通にデートを重ねたり宅飲みをする彼氏や、普通に友人だっている。会社の業務も、先方からの理不尽なクレームにも対応したり、上司や同僚との飲み会にも如何に上手に交わすかのスルー力が試されたり、そんな日々の生活の中にも少しずつだが、ストレスやモヤモヤ等を抱えていた。ある夏。月曜日の朝が来ることが耐えきれず、会社を休んだももは、SNSで繋がった所謂『パパゲーノ(死にたい”気持ちを抱えながらも日々を生きる人)』たちと会う事を決心をし、彼らに会うための旅をする。

登場人物

[編集]

主要人物

[編集]
もも〈25〉
演 - 伊藤沙莉[1]
都内で働く女性。

7人のパパゲーノ

[編集]

死にたい気持ちを抱えながら、その人なりの理由や考え方で「死ぬ以外」の選択をしている人たち。

玲(れい)
演 - 山崎紘菜[2]
都内のIT企業を辞め、田舎の農園で暮らす。
雄太(ゆうた)
演 - 染谷将太[2]
「自分のことがよく分からない」。ももと出会い、ともに旅する。
越智芽衣子(おち めいこ)
演 - 中島セナ[2]
高校2年生。吹奏楽部に所属。
おむすび
演 - 平原テツ[2]
40代のコンビニのアルバイト店員。
りょうぱぱ
演 - 野間口徹[2]
仕事が生きがい。だけど、仕事が苦しい。
山口(やまぐち)
演 - 浅野和之[2]
河川敷やネットカフェで暮らす。ももが旅のすべてを話す人物。
津田(つだ)
演 - 池谷のぶえ[2]
ももの母・裕子が慕う、占い師。ももの行く先を占う。

ももの関係者

[編集]
中原(なかはら)
演 - 橋本淳[2]
ももと付き合い始めて2日目の彼氏。
裕子(ゆうこ)
演 - 堀内敬子[2]
ももの母。

スタッフ

[編集]
  • 作 - 加藤拓也
  • 音楽 - 田中文久
  • ナレーター - 古舘寛治
  • 演出 - 後藤怜亜
  • 制作統括 - 渡辺由裕 尾崎裕和
  • プロデューサー - 倉崎憲

受賞

[編集]

ハートネットTV版

[編集]

3話に分割した再編集版が2023年3月14日(火)、3月21日(火)、3月28日(火)の3週に渡って、『ハートネットTV』内で放送された[5]

脚注

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ a b c 伊藤沙莉、NHKドラマ初主演 死を“選ばない”人々の物語「真摯に向き合い、挑戦したい」”. ENCOUNT. Creative2 (2022年6月1日). 2022年6月1日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i 伊藤沙莉さんNHKドラマ初主演!特集ドラマ「ももさんと7人のパパゲーノ」制作開始 - NHK”. NHKドラマ. 日本放送協会 (2022年6月1日). 2022年6月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月1日閲覧。
  3. ^ 中村勘九郎主演NHKドラマ「-中村仲蔵」が文化庁芸術祭テレビ・ドラマ部門大賞を受賞”. デイリースポーツ online. デイリースポーツ (2022年12月26日). 2022年12月26日閲覧。
  4. ^ 令和4年度(第77回)文化庁芸術祭賞受賞一覧(参加作品・テレビドラマ部門4件)” (PDF). 文化庁. 文化庁. p. 5 (2022年). 2022年12月26日閲覧。
  5. ^ "春のももパパ・リメイク版!ハートネットTVにて3週連続シリーズ放送". NHK. 日本放送協会. 2023年3月14日. 2023年6月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月21日閲覧

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]