ほったゆみ
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ほった ゆみ(本名:堀田 由美(旧姓:太田)、1957年[1]10月15日 - )は、日本の漫画家、漫画原作者。愛知県岡崎市出身。名古屋市在住。血液型はAB型[1]。実際のペンネームの「ほったゆみ」は、後出の通り、夫の堀田清成、妻の堀田由美による、夫婦共同ペンネームである。
人物
[編集]代表作は『ヒカルの碁』(漫画:小畑健)。原作は同作が初めて。第45回(平成11年度)小学館漫画賞受賞。また、囲碁の普及にも大きく貢献したとし、第33回大倉喜七郎賞等、囲碁界の賞を受賞。本人の棋力は2008年時点で3級だという[2]。
夫は競馬漫画家の堀田清成[3]。かつて中日新聞の夕刊の投書欄の挿絵画家として「ほったゆみ」の名前は東海地方では有名であったが、清成が名義だけ借りていた。同様の仕事に競馬雑誌における一コマ漫画や四コマ漫画もあった。『ヒカルの碁』も基本的なプロットをゆみが、長編化の為の肉付けを清成が担当。10話以降は、ほぼ夫婦共作である。
後に『週刊少年ジャンプ』2005年11号から32号まで連載したスピードスケートを題材とした漫画『ユート』の原作がある。
元来、漫画家であることもあって、原作はネーム形式であるという。しかし実は絵を描くのが苦痛で、絵が描けないところは描かない(そういうときはセリフのみ書く)と『ヒカルの碁』のネームの日々(単行本第2巻掲載)で語っている。
略歴
[編集]- 1985年 - 『まんがタイムファミリー』にて漫画家(夫婦共同執筆)デビュー。
- 1987年 - 小学館ビッグコミック賞佳作入賞。
- 2000年 - 第45回(平成11年度)小学館漫画賞受賞(『ヒカルの碁』)。
- 2002年 - 日本棋院から第33回大倉喜七郎賞を受賞。
- 2003年 - 手塚治虫文化賞 新生賞受賞(『ヒカルの碁』)。
作品リスト
[編集]脚注
[編集]- ^ a b ほったゆみ「ほったゆみの小畑健先生ロングインタビュー5」『ヒカルの碁 18 番外編』(第1刷)集英社、2002年8月7日、168頁。ISBN 4-08-873289-8。
- ^ ほったゆみ. “(1)「ヒカルの碁」配石は正確”. 読売新聞 囲碁コラム. 2024年7月15日閲覧。
- ^ https://ameblo.jp/unknown2009/entry-10905495616.html 『ズブズブ』堀田清成
- ^ 『ヒカルの碁』原作者の新作が「となりのヤングジャンプ」で始動、ITmedia eBook USER、2013年05月23日