どっちにするの。
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どっちにするの。 | |
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監督 | 金子修介 |
脚本 | 金子修介 |
原作 | 赤川次郎『女社長に乾杯!』 |
製作 | 藤峰貞利 |
製作総指揮 | 周防郁雄 |
出演者 |
中山美穂 風間トオル 宮沢りえ 真田広之 |
音楽 | 川﨑真弘 |
主題歌 | 中山美穂「Virgin Eyes」 |
撮影 | 高間賢治 |
編集 | 冨田功 |
製作会社 |
バーニングプロダクション サンダンスカンパニー |
配給 | 東宝 |
公開 | 1989年8月26日 |
上映時間 | 100分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
配給収入 | 8億円[1] |
『どっちにするの。』は、1989年に公開された、バーニングプロダクションとサンダンスカンパニーの製作の映画である。赤川次郎の小説『女社長に乾杯!』が原作。監督は金子修介。中山美穂主演作品。
宮沢りえは今作で第2回日刊スポーツ映画大賞の新人賞を受賞した[2]。
ストーリー
[編集]アメリカに本社があるおもちゃ会社に勤めるOLの伸子(中山美穂)は、デザイナー志望の同僚・丈彦(風間トオル)達と平凡な毎日を送っていたが、ある日突然会社が倒産するという噂が広まり、社内の全体会議ではコンピュータのミスが原因で同僚の純子(伊藤智恵理)が社長となり、伸子が副社長、そして専務には万年係長の北林(小林克也)が抜擢されてしまった。そしてそれは、会長の孫娘・波子(宮沢りえ)とヤング・エグゼクティブの山本(真田広之)を交えた恋の幕開けでもあった…。
キャスト
[編集]- 桑田伸子:中山美穂
- 沢口丈彦:風間トオル
- 波子・パンプキン:宮沢りえ
- 高橋純子:伊藤智恵理
- 児玉益男(社長秘書):石橋蓮司
- 社長(カワイ製菓):石井光三
- 景山部長:山本清
- 岬課長:上田耕一
- 青木栄一郎(人事部長):津村鷹志
- パンプキン会長:大月ウルフ
- デパート主任:草薙良一
- 尾島社長:加藤和夫
- まき:日原麻貴
- 女子高生:中嶋美智代
- 大林委員長:石井富子
- 稲田和子:千うらら
- トークショー司会:片桐はいり
- 操縦士:渡辺航
- 居酒屋店員:米山善吉
- 北林係長:小林克也
- 山本淳:真田広之
スタッフ
[編集]- 監督・脚本:金子修介
- 原作:赤川次郎(『女社長に乾杯!』より)
- 音楽:川﨑真弘
- 主題歌:中山美穂「Virgin Eyes」(発売元:キングレコード)
- 録音:宮本久幸
- 撮影監督:高間賢治
- 美術:中澤克巳
- 照明:吉角荘介
- 編集:冨田功
- 助監督:栃原広昭、猪腰弘之、片島章三、長谷川隆、田辺慶
- SFX:白組
- トイ・アドバイザー:田中学(トミー)
- スカイダイビング:古澤好孝、赤坂敏治、大塩幸広
- 現像:東京現像所
- スタジオ:にっかつ撮影所
- 共同プロデューサー:藤田義則
- アソシエイトプロデューサー:木村典代、加藤克行
- プロデューサー:酒井良雄
製作
[編集]企画はサンダンス・カンパニーの古澤利夫(藤崎貞利)[3](詳細は『それから』を参照)。『快盗ルビイ』で小泉今日子の魅力を引き出した実績により、バーニングプロダクションの周防郁雄社長から古澤に「中山美穂ありきで何か面白いものを作ってもらえませんか」と依頼があった[4]。製作費はバーニングプロダクションが全額出資した[4]。監督の金子修介はアイドルオタクという理由での抜擢[4]。監督の金子によると、当初は中山と工藤静香が共演する企画であったが、脚本の完成後、工藤が諸事情により出演できなくなったため、工藤の代役を伊藤智恵理が務めた。中山が副社長役なのはそのためであるという[5]。
脚注
[編集]- ^ 「1989年邦画3社<封切配収ベスト作品>」『キネマ旬報』1990年(平成2年)2月下旬号、キネマ旬報社、1990年、176頁。
- ^ “宮沢りえ堂々主演賞「志高く」/映画大賞”. nikkansports.com. (2014年12月4日) 2014年12月5日閲覧。
- ^ 古澤利夫『映画の力』ビジネス社、2019年、393-398頁。ISBN 9784828420769。
- ^ a b c 『映画の力』、407頁。
- ^ 「監督列伝90's 金子修介インタビュー」『アイドル映画30年史』洋泉社〈洋泉社MOOK〉、2003年11月16日、193頁。ISBN 4-89691-764-2。C9474。