つくばみらい市立図書館
つくばみらい市立図書館 Tsukubamirai Public Library | |
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施設情報 | |
正式名称 | つくばみらい市立図書館 |
前身 | 伊奈町立図書館 |
専門分野 | 総合 |
事業主体 | つくばみらい市 |
延床面積 | 1,604[1] m2 |
開館 | 1990年(平成2年)11月 |
所在地 |
〒300-2341 茨城県つくばみらい市福田623番地 |
ISIL | JP-1000488 |
統計・組織情報 | |
蔵書数 | 144,919冊[1](2010年[5]時点) |
来館者数 | 38,000人[1](2010年[5]) |
年運営費 | 62,326千円[2](2016年[5]) |
条例 | つくばみらい市立図書館条例(平成18年3月27日条例第118号) |
館長 | 大久保明一(2016年度現在)[3] |
職員数 | 14人(2017年4月1日現在)[4] |
公式サイト | https://lib.city.tsukubamirai.lg.jp/ |
地図 | |
プロジェクト:GLAM - プロジェクト:図書館 |
つくばみらい市立図書館(つくばみらいしりつとしょかん)は、茨城県つくばみらい市福田にある公共図書館。小規模な図書館として、「積極的PRと地道な努力」を続けている[6]。
概要
[編集]市内出身の間宮林蔵に関する資料と、市域を通過するつくばエクスプレスに関する資料を収集している[7]。また、市西部の小絹とみらい平地区の紫峰ヶ丘にそれぞれ「小絹分館」と「みらい平分館」が存在し、本館と分館で借りた本やCD等はどちらでも返却が可能である。
本館
[編集]- 所在地 〒300-2341 茨城県つくばみらい市福田623番地
- 開館時間
- 日 - 土曜 9:00 - 19:00
- 休館日 月曜日(祝日を除く)・祝日の翌平日・館内資料整理日(毎月第3金曜日 8月は第4金曜日)・年末年始(12月29日から翌年1月4日まで)・特別整理期間
- 敷地面積5,460m2、建築面積1,560m2、延床面積1,604m2の2階建
小絹分館
[編集]前身は「小絹コミュニティセンター図書室」である[8]。2006年(平成18年)5月31日に一度閉室し、2007年(平成19年)4月に「つくばみらい市立図書館小絹分館」として再開した[8]。
- 所在地 〒300-2445 茨城県つくばみらい市小絹848番地(小絹コミュニティセンター内)
- 開館時間
- 日 - 土曜 9:00 - 19:00
- 休館日 月曜日(祝日を除く)・祝日の翌平日・館内資料整理日(毎月第3金曜日 8月は第4金曜日)・年末年始(12月29日から翌年1月4日まで)・特別整理期間
みらい平分館
[編集]2014年(平成26年)11月に「つくばみらい市立図書館みらい平分館」として開館した[9]。
- 所在地 〒300-2359 茨城県つくばみらい市紫峰ヶ丘四丁目4番地1(みらい平コミュニティセンター内)
- 開館時間
- 日 - 土曜 9:00 - 19:00
- 休館日 月曜日(祝日を除く)・祝日の翌平日・館内資料整理日(毎月第3金曜日 8月は第4金曜日)・年末年始(12月29日から翌年1月4日まで)・特別整理期間
歴史
[編集]1990年(平成2年)に伊奈町立図書館として、伊奈町役場(現つくばみらい市役所伊奈庁舎)に隣接する地に建設された図書館である。1992年(平成4年)には「鬼怒川・小貝川博覧会」の記念誌『鬼怒川 小貝川―自然 文化 歴史』の編集室が置かれた[10]。1997年(平成9年)、貸出等を行うサービスカウンターと分離した「そうだんカウンター」を設置し、2003年(平成15年)には、つくばエクスプレスに関する資料の収集を開始した[11]。2006年(平成18年)3月28日に筑波郡伊奈町・同郡谷和原村が合併しつくばみらい市となったことにより、つくばみらい市立図書館となった。
2011年(平成23年)3月11日の東北地方太平洋沖地震発生時には来館者20人と職員6人がいたが、全員無事であった[1]。書架の転倒、壁面のひび割れ、トイレ天井の化粧板落下などの被害が発生し、同年3月31日まで臨時休館、翌4月1日より業務を再開した[1]。開館後も9月30日まで東日本大震災による電力危機により、開館時間の1時間短縮を行い、緑のカーテン設置や扉・窓の開放による自然風導入などにより、極力冷房を使用しない措置が取られた[1]。
特色あるコーナー
[編集]- 間宮林蔵コーナー
- つくばみらい市出身である間宮林蔵に関する書籍・ビデオのほか、地図・測量関係の資料も収集する[12]。開館当初から設置されている[12]。
- そうだんコーナー
- レファレンスサービスを充実させるため、貸出業務等を行うカウンターとは別に「そうだんコーナー」として司書が常駐するカウンターを設置している[13]。市民や司書以外の職員へのレファレンスサービスを浸透させる活動を行うとともに、レファレンス記録を分析し公開する活動も実施する[13]。
交通
[編集]- 本館
- つくばエクスプレスみらい平駅より
- 首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス・関東鉄道常総線守谷駅より
- 関東鉄道バス「取手駅西口行き」に乗車し、「農協前」下車徒歩10分
- JR取手駅西口より
- 関東鉄道バス「谷田部車庫行き」に乗車し、「伊奈庁舎前」または「図書館入口」下車徒歩1分
- 小絹分館
- 常総線小絹駅より徒歩6分
- 首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス・関東鉄道常総線守谷駅より
- つくばみらい市コミュニティバス「みらい号」Fルートに乗車し「小絹駅」下車徒歩6分
- 関東鉄道バス「内守谷工業団地行き」または「岩井バスターミナル行き」に乗車し、「小絹中学校」下車徒歩5分
- つくばエクスプレスみらい平駅より
- つくばみらい市コミュニティバス「みらい号」Gルートに乗車し「小絹駅」下車徒歩6分
- みらい平分館
- つくばエクスプレスみらい平駅より徒歩約13分
- つくばみらい市コミュニティバス「みらい号」BルートまたはCルート、またはDルートに乗車し[15]「みらい平コミセン前」下車徒歩1分
脚注
[編集]- ^ a b c d e f 茨城県図書館協会 編(2012年6月):100ページ
- ^ “平成28年度予算書 教育費から調書等(最終ページ)” (PDF). つくばみらい市財政課. p. 221 (2016年4月1日). 2017年3月5日閲覧。
- ^ 茨城県図書館協会 編(2014年8月):8ページ
- ^ 茨城県図書館協会 編(2014年8月):15ページ
- ^ a b c 実際は「年度」であるが、便宜上「年」で表示している
- ^ 栁橋(2005年):179ページ
- ^ 茨城県図書館協会 編(2012年8月):58ページ
- ^ a b 茨城県つくばみらい市総務部秘書広聴課(2006):20ページ
- ^ "広報つくばみらい平成26年10月号:6ページ"
- ^ 鬼怒川・小貝川読本編纂会議、編集委員会 編(1993年):270, 271ページ
- ^ 栁橋(2005年):176 - 177ページ
- ^ a b 栁橋(2005):177ページ
- ^ a b 栁橋(2005):176ページ
- ^ Dルート及びEルートは運賃200円、庁舎間シャトルバスは無料となっている。
- ^ Bルート、Cルート、Dルートともに運賃200円。
参考文献
[編集]- 茨城県つくばみらい市総務部秘書広聴課「広報つくばみらい 平成18年4月号(創刊号)」2006年4月20日、22p.
- 茨城県図書館協会 編『東日本大震災 茨城県内図書館被災記録集』茨城県図書館協会、平成24年6月、158p.
- 茨城県図書館協会 編『平成24年度 茨城の図書館』茨城県図書館協会、平成24年8月31日、69p.
- 鬼怒川・小貝川読本編纂会議、編集委員会 編『鬼怒川 小貝川―自然 文化 歴史』鬼怒川・小貝川サミット会議、1993年3月29日、271p.
- 栁橋真美(2005)"地域と結びついた図書館活動"新任図書館長研修講義要綱(図書館情報大学).17:176-179.