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ぢいが塚古墳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ぢいが塚古墳

墳丘・石室開口部
別名 有明B1号墳
所属 穂高古墳群(有明古墳群B群)
所在地 長野県安曇野市穂高有明
位置 北緯36度22分4.85秒 東経137度49分47.45秒 / 北緯36.3680139度 東経137.8298472度 / 36.3680139; 137.8298472座標: 北緯36度22分4.85秒 東経137度49分47.45秒 / 北緯36.3680139度 東経137.8298472度 / 36.3680139; 137.8298472
形状 円墳
規模 直径30-36m
高さ2.3-3.8m
埋葬施設 無袖式横穴式石室
史跡 安曇野市指定史跡「穂高古墳群」に包含
地図
ぢいが塚 古墳の位置(長野県内)
ぢいが塚 古墳
ぢいが塚
古墳
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ぢいが塚古墳(ぢいがづかこふん、有明B1号墳)は、長野県安曇野市穂高有明にある古墳。形状は円墳穂高古墳群(うち有明古墳群B群)を構成する古墳の1つ。安曇野市指定史跡に指定されている(史跡「穂高古墳群」のうち)。

概要

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長野県北部、北アルプス東縁の天満沢川の扇状地右岸の傾斜地に築造された古墳である。現在までに墳丘は大きく破壊を受けているほか、1982年昭和57年)に墳丘・石室の測量調査が実施されている。

墳形は円形で、直径は長径36メートル・短径30メートル、高さは2.3メートル(北側)・3.8メートル(南側)を測り、B群中では最大規模になる[1]。埋葬施設は無袖式の横穴式石室で、南方向に開口する。穂高古墳群の中で石室が良好な状態で遺存する例である。副葬品は詳らかでない[1]

古墳域は2008年平成20年)に安曇野市指定史跡に指定されている(史跡「穂高古墳群」のうち)。

埋葬施設

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石室パース図
側壁に天然巨石が使用される。
石室展開図

埋葬施設は無袖式横穴式石室で、南方向に開口する。石室の規模としては、長さ8.78メートル・幅2.26メートル・高さ1.94メートルを測る[1]

平面形はやや胴張り形を呈する[1]。奥壁・西壁は自然石の5段の乱石積みによって構築される[1]。特に東壁には長さ5.5メートル・高さ1.8メートルの天然巨石が使用される[1]。天井石は6枚(うち1枚は崩落)。

脚注

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参考文献

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  • 岩崎卓也・松尾昌彦・松村公仁「有明古墳群の再調査」『信濃』第35巻第11号、信濃史学会、1983年。 
  • 「ぢいが塚」『穂高町誌 第2巻(歴史編 上・民俗編)』穂高町誌刊行会、1991年。 

関連項目

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外部リンク

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  • ウィキメディア・コモンズには、ぢいが塚古墳に関するカテゴリがあります。