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さぬきエクスプレス八幡浜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
さぬきエクスプレス八幡浜
伊予鉄南予バス(日野・セレガ)
さぬきエクスプレス八幡浜
四国高速バス(日野・セレガ)

さぬきエクスプレス八幡浜(さぬきエクスプレス やわたはま)は、伊予鉄南予バス四国高速バスが運行していた香川県高松市丸亀市善通寺市観音寺市愛媛県内子町大洲市八幡浜市を結ぶ昼行高速バスである。全便予約定員制。車内は自由席。

2010年3月31日の運行をもって廃止された。以下の記載は同日時点のものである。

運行会社・便数

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  • 伊予鉄南予バス
  • 四国高速バス

1日3往復で、両社が1.5往復ずつ担当。

停車停留所

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JR高松駅 - 県庁通り - 栗林公園前 - ゆめタウン高松 - 高松中央インターBT - 高速丸亀 - 善通寺インターBT - 高速観音寺> - <内子 - 東大洲 - 大洲駅前 - 大洲本町 - 大洲営業所 - 八幡浜 - 八幡浜港

<停留所 - 停留所>でくくられた中での相互の乗降はできない。

車内設備

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沿革

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  • 2007年11月15日 - 四国運輸局長認可
  • 2007年12月10日 - 伊予鉄南予バス・四国高速バスがさぬきエクスプレス八幡浜(高松駅〜内子・大洲・八幡浜)の運行を1日5往復で開始。
  • 2008年7月28日 - 八幡浜側がの起終点が八幡浜(八幡浜駅前、伊予鉄南予バス本社営業所)から八幡浜港まで延伸され、全便が八幡浜港から九州方面へのフェリーに接続したダイヤに改正。
  • 2008年12月1日 - 1日3往復に減便。運行会社が固定されている2往復(四高・伊予鉄南予各1往復)が廃止。
  • 2009年4月1日 - 四国高速バスが善通寺インターBT開設に伴い、善通寺市内の停留所が高速善通寺から善通寺インターBTに変更。
  • 2010年4月1日 - 路線廃止。[1]

路線の特徴

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「ゆめタウン高松」、「高松中央インターBT」、「善通寺インターBT」、「内子」、「大洲営業所」でパークアンドバスライドが可能であった。

伊予鉄南予バス唯一の高速バスで、唯一の愛媛県外定期路線バスであった。四国高速バスにとっても、同社が運行する四国島内高速バス路線で唯一JR四国バスと共同運行を行なわない路線であった。さらに、四国島内の県間にまたがる高速バスは、この路線開設まで、すべての路線が県庁所在都市同士を結ぶ路線であったので、発着地いずれかが県庁所在地でない高速バス路線は、四国で初めてかつ当時唯一の事例であった。

このように、「はじめて」づくしの路線であり、動向が注目されていたが、利用状況は芳しくなく、愛媛県側の発着地を八幡浜港に移動し、臼杵港別府港ゆきフェリーと連絡するダイヤに改正した上、フェリーとバスのセット乗車券を発売するなどのてこ入れが行われた。高松からだと、大分・別府へは瀬戸大橋線山陽新幹線経由で最低2回の乗換えが必要である上、遠回りになる。当路線はこのルートを短絡する新ルートとしてPRが行われていたが、利用者の増加につながらず、開設から1年で減便に至った。その後も利用者数は延びず、ついに路線廃止にまで追い込まれた。

高速バス+フェリーセットきっぷ

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高松(高松駅~高松中央ICBT)~八幡浜港間の高速バスと、八幡浜港~臼杵港・別府港間の九四オレンジフェリー宇和島運輸フェリーのセットきっぷ「高速バス+フェリーセットきっぷ」を発売していた。このきっぷは当初高松側のみの発売で、フェリー両社では発売していなかったが、2008年8月26日からはフェリー両社でも発売していた。

バスの乗車券は、伊予鉄南予バス営業所、四国高速バス案内所、ローソンファミリーマートなどコンビニ、旅行会社で事前に購入することができた。電話・インターネットで予約もできた。座席定員制なので、バス乗車時に支払うこともできた。ただし、伊予鉄道の各営業所、いよてつチケットセンターでは購入できなかった。

注記

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  1. ^ さぬきエクスプレス八幡浜号 運行休止のお知らせ 四国高速バス2010年3月1日発表2010年3月31日運行終了