この愛のために撃て
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この愛のために撃て | |
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À bout portant | |
監督 | フレッド・カヴァイエ |
脚本 |
フレッド・カヴァイエ ギョーム・ルマン |
製作 |
シリル・コルボー=ジュスタン ジャン=バティスト・デュポン |
製作総指揮 | ダヴィ・ジョルダーノ |
出演者 |
ジル・ルルーシュ ロシュディ・ゼム ジェラール・ランヴァン エレナ・アナヤ |
音楽 | クラウス・バデルト |
撮影 | アラン・デュプランティエ |
編集 | バンジャマン・ヴェイユ |
製作会社 |
LGM Productions ゴーモン TF1 Films Production K.R. Productions |
配給 |
ゴーモン ブロードメディア・スタジオ |
公開 |
2010年12月1日 2011年8月6日 |
上映時間 | 85分 |
製作国 | フランス |
言語 | フランス語 |
製作費 | $16,000,000[1] |
興行収入 | $9,230,157[2] |
『この愛のために撃て』(このあいのためにうて、À bout portant)は、2010年のフランス映画。誘拐された妻を救おうとする男を描いたサスペンス・アクション映画。2014年に韓国でリメイク版『ポイントブランク ~標的にされた男~』が、2019年にアメリカでリメイク版『ポイント・ブランク -この愛のために撃て-』が作られた。
ストーリー
[編集]意識不明の重体で男(ロシュディ・ゼム)が病院に運び込まれる。何らかの事件に巻き込まれているようで、男は警察の監視下に置かれることになる。一方、看護助手のサミュエル(ジル・ルルーシュ)は、出産間近の妻ナディア(エレナ・アナヤ)を誘拐されてしまう。犯人から、勤務先の病院にいる意識不明の男を、警察の監視をかいくぐって、外に連れ出すよう要求される。
刑事ファーブル(クレール・ペロ)は、意識不明の男がサルテという名前の前科者であることを知り、病院に向かうが、連れ出されたあとだった。ファーブルはサルテたちの行方を追おうとするが、サルテの担当は、別の課の刑事ヴェルネール(ジェラール・ランヴァン)らになってしまう。その事に不満を持つファーブルは、独自で捜査を開始する。
キャスト
[編集]- サミュエル・ピエレ - ジル・ルルーシュ: 看護助手。
- ナディア・ピエレ - エレナ・アナヤ: サミュエルの妻。
- ユーゴ・サルテ - ロシュディ・ゼム
- ファーブル - ミレーユ・ペリエ: 殺人課の女刑事部長。
- アナイス・スジーニ - クレール・ペロ: ファーブルの部下の女刑事。
- パトリック・ヴェルネール - ジェラール・ランヴァン: 刑事。
- ヴォジェル - ムーサ・マースクリ: 刑事。
- メルシエ - ピエール・ベノア: 刑事。
- モロー - ヴァレリー・ダッシュウッド: 刑事。
- リュック・サルテ - アデル・バンシェリフ: サルテの共犯者で弟。
スタッフ
[編集]- 監督 - フレッド・カヴァイエ
- 製作 - シリル・コルボー=ジュスタン、ジャン=バティスト・デュポン
- 製作総指揮 - ダヴィ・ジョルダーノ
- 脚本 - フレッド・カヴァイエ、ギョーム・ルマン
- 撮影 - アラン・デュプランティエ
- 美術 - フィリップ・シーフル
- 衣装 - マリ=ロール・ラッソン
- 編集 - バンジャマン・ヴェイユ
- 音楽 - クラウス・バデルト
公開
[編集]フランスでは2010年12月1日に308館で公開され、週末興行収入で初登場3位(12月1~5日付)になり、最大336館まで上映館を増やした。
日本では、2011年6月25日にフランス映画祭にてTOHOシネマズ日劇で上映された。その後、同年8月6日より有楽町スバル座、ユーロスペースで公開されたのち、全国順次公開された。
なお、アメリカでは『Point Blank』の英語題で、2011年7月29日に6館で公開され、最大37館まで上映館を増やした。
主な受賞・ノミネート
[編集]- 第7回ジャック・ドレー賞 (Prix Jacques Deray du film policier français) 受賞[3]
- 第83回ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞 外国映画トップ5
- 第12回フェニックス映画批評家協会賞 外国語映画賞ノミネート
- 第8回セントルイス映画批評家協会賞 外国語映画賞ノミネート
参考文献
[編集]- ^ “À bout portant (2010) - Box office / business” (英語). IMDb. 2013年4月18日閲覧。
- ^ “Point Blank (2011)” (英語). Box Office Mojo. 2013年4月18日閲覧。
- ^ “Prix Jacques Deray” (フランス語). Institut Lumiere. 2013年4月18日閲覧。[リンク切れ]