こうして彼は屋上を燃やすことにした
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こうして彼は屋上を燃やすことにした | |
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ジャンル | 学園[1]、青春[2] |
小説 | |
著者 | カミツキレイニー |
イラスト | 文倉十 |
出版社 | 小学館 |
レーベル | ガガガ文庫 |
発売日 | 2011年5月18日 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | ライトノベル |
ポータル | 文学 |
『こうして彼は屋上を燃やすことにした』(こうしてかれはおくじょうをもやすことにした)は、カミツキレイニーによる日本のライトノベル。イラストは文倉十が担当。ガガガ文庫(小学館)より2011年5月に刊行された。第5回小学館ライトノベル大賞ガガガ大賞受賞作[2]。第1回ラノベ好き書店員大賞にて9位を獲得[3]。キャラクターは童話『オズの魔法使い』をモチーフにしている[1]。
あらすじ
[編集]付き合っていたアメくんに別れを告げられた三浦加奈は、飛び降り自殺しようと学校の屋上へと向かうが、そこには先客がいた。それぞれオズの魔法使いの登場人物の名を名乗る彼らは、復讐を考えていて、三浦加奈にも死ぬのならば復讐してからにしようと誘われた。
彼らとの交流をすうちにドロシーと呼ばれるようになり、彼らの各々の事情へ手を伸ばしていく。
登場人物
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
- 三浦加奈(ドロシー)
- 復讐に誘われる。アメくんが好き、だった。
- カカシ
- 不思議な雰囲気の少女。知恵が無くて泣くことができない。
- ブリキ
- 毒舌な少年。心が無くて笑うことができない。
- ライオン
- いつでも笑みを浮かべているニコニコ顔の少年。勇気が無くて怒ることができない。
評価
[編集]第5回小学館ライトノベル大賞でゲスト審査員を務めた麻枝准は本作を以下のように評している[4]。
独特の空気感を纏ったジュブナイル小説(あえてライトノベルとは呼びません)。オズの魔法使いに登場するキャラクター名で記号的に呼び合う仲間たちの物語なので、その空気が後半まで壊れない。そしてそれを壊す時=その隠されていた登場キャラクターの名前が一気に明かされるシーンは、鳥肌モノでした。 — 麻枝准[4]
既刊一覧
[編集]- カミツキレイニー(著) / 文倉十(イラスト) 『こうして彼は屋上を燃やすことにした』 小学館〈ガガガ文庫〉、2011年5月18日発売[5]、ISBN 978-4-09-451270-0
オーディオブック版
[編集]2020年10月20日よりオーディオブック版がデータ販売されている[6][7]。出演:吉岡茉祐(朗読+三浦加奈/ドロシー)、西山宏太朗(ライオン)、加藤英美里(カカシ)、江口拓也(ブリキ)、奥友沙絢(小夏+ソラほか)、木暮晃石(赤松+アメくんほか)[8]。
出典
[編集]- ^ a b 『このライトノベルがすごい!2012』宝島社、2011年12月3日、87頁。ISBN 978-4-7966-8716-4。
- ^ “「ラノベ好き書店員大賞」結果発表”. ラノベニュースオンライン (2012年4月10日). 2023年11月26日閲覧。
- ^ a b “第5回小学館ライトノベル大賞”. ガガガ文庫. 小学館. 2024年12月9日閲覧。
- ^ “こうして彼は屋上を燃やすことにした”. 小学館. 2023年11月7日閲覧。
- ^ audio_shoの2020年10月1日のツイート、2020年12月16日閲覧。
- ^ 81pro_officialの2020年10月20日のツイート、2020年12月16日閲覧。
- ^ “オーディオブック第19弾好評配信中!!!”. 小学館ガガガ文庫. 2020年12月12日閲覧。