かながわの橋100選
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かながわの橋100選(かながわのはし100せん)は、神奈川県が1976年(昭和51年)から選定を始めた「かながわの50選・100選」シリーズのひとつで、1991年(平成3年)1月に選定された。[1]
神奈川県内の市町村と一般県民から推薦を募集し、1991年(平成3年)1月に100か所の橋を選定したもの。なお、神奈川県は「かながわの50選・100選」シリーズの改訂・更新はないとしている[1]。
各橋の概説
[編集]所在地表記は選定当時のものを記す。
- 打越橋(横浜市中区)
- 浦舟水道橋(横浜市南区)
- 1893年に西之橋として仮設された日本最古のピン結合プラットトラス橋。横浜市認定歴史的建造物にも選定されている。
- 江ヶ崎跨線橋(横浜市鶴見区・川崎市幸区)
- 大岡橋梁(横浜市中区)
- 大貫谷戸水路橋(横浜市旭区)
- 霞橋(横浜市西区・南区境)
- 金沢八景大橋(横浜市金沢区)
- 1982年に竣工した、橋長110mの2径間連続逆台形鋼箱桁橋。八景島駅と横浜八景島シーパラダイスとを結ぶ道路橋。
- 鴨池橋(横浜市緑区・都筑区境)
- 1990年竣工の鋼連続鈑桁橋。
- 称名寺平橋・反橋(横浜市金沢区)
- 太鼓橋(鎌倉市。鶴岡八幡宮内の宮橋)
- 現橋は1927年に架けられた。
- 鶴見川橋(横浜市鶴見区)
- 夷堂橋 ・ 歌の橋(鎌倉市)
- 西鶴屋橋(横浜市西区)
- 1983年に竣工した橋長25mの鋼鈑桁橋。横浜駅西口近くにある。
- 西之橋(横浜市中区)
- 1925年に竣工した橋長32.5mの鋼2ヒンジアーチ橋。横浜市認定歴史的建造物にも選定されている。かつてこの位置にあった橋は、浦舟水道橋として移設された。
- 万国橋(横浜市中区)
- 万代橋(横浜市神奈川区)
- 1928年に竣工した橋長54mの鋼ゲルバー桁橋。横浜市中央卸売市場の入口に位置する。
- 響橋(めがね橋)(横浜市鶴見区)
- フランス橋・ポーリン橋(横浜市中区)
- 弁天橋 (横浜市中区)
- 瑞穂橋梁(横浜市神奈川区)
- 1934年に竣工した日本初の溶接鉄道橋。橋長77.2m。
- 霧笛橋(横浜市中区)
- 夕照橋 (横浜市金沢区)
- 横浜ベイブリッジ (横浜市中区-鶴見区境)
- 吉野橋(横浜市南区)
- 昇龍橋(横浜市栄区)
- 建設年代不明の、石造りのアーチ橋。橋長5.5mで、いたち(㹨)川を渡る。
- 新大扇橋(川崎市川崎区)
- 大師橋(川崎市川崎区-東京都大田区境)
- 六郷橋(川崎市川崎区-東京都大田区境)
- ガス橋(川崎市中原区-東京都大田区境)
- 丸子橋(川崎市中原区-東京都大田区境)
- 二子橋(川崎市高津区-東京都世田谷区境)
- 小泉橋(川崎市多摩区)
- 多摩水道橋(川崎市多摩区-東京都狛江市境)
- 世田谷町田線が多摩川を渡る356mの鋼プラットトラス橋で、長沢浄水場から東京都へ水道水を供給する水道管を併設している。
- 天神橋(横須賀市)
- 小田和湾を渡り、佐島地区と天神島とを結ぶ。PC中空床版橋、橋長14.5m。1986年竣工。
- 夫婦橋(横須賀市)
- 下花水橋(平塚市-大磯町境)
- 橋長121mの3径間連続鋼箱桁橋。1989年竣工。
- 湘南大橋(茅ヶ崎市-平塚市境)
- 花水川橋(平塚市-大磯町境)
- 橋長120mの鉄筋コンクリート製変断面ゲルバー桁橋。国道134号が花水川を渡る。
- 馬入橋(茅ヶ崎市-平塚市境)
- 現橋は1980年に竣工した4代目で、橋長563mの3径間連続鋼箱桁橋。国道1号が相模川を渡る。上下各1車線で、しばしば渋滞する。
- 江の島大橋・江の島弁天橋(藤沢市)
- 弁天橋(藤沢市)
- 遊行寺橋(藤沢市)
- 白糸川橋梁(小田原市)
- 片浦橋(小田原市)
- 米神橋(小田原市)
- 1960年に完成した、日本初のPC曲線橋。橋長125m。
- 白糸橋(小田原市)
- 1956年に完成した、鋼鈑桁曲線橋。橋長27m。同タイプの曲線橋としては日本初であり、建設に先駆けて種々の試験が行われるなど、日本の橋梁技術の向上に大いに役立った。
- 住吉橋(小田原市)
- 無名の石橋(小田原市)
- ふれあい橋(茅ヶ崎市)
- 茅ヶ崎市役所・文化会館・中央公園を結ぶ歩道橋。1982年に建設された、全長188mのPC箱桁橋。
- 東郷橋(逗子市)
- 富士見橋(逗子市)
- 相模川水路橋(相模原市-厚木市境)
- 1973年に竣工した、アーチ状の5径間鋼ランガー橋と鋼箱桁橋からなる水道専用橋。飯泉取水堰で取水した酒匂川の水一日最大180万トンを相模原の浄水場へ送っている。
- 新昭和橋(相模原市南区-厚木市境)
- 高田橋(相模原市中央区-愛川町境)
- 3径間連続鋼箱桁橋2連、橋長342m。1975年に竣工した。
- 城ヶ島大橋(三浦市)
- まほろば大橋(秦野市)
- 才戸橋(厚木市)
- 1986年に竣工した、橋長144mの変断面連続鋼鈑桁橋。
- 相模大橋(海老名市-厚木市境)
- 戸沢橋(海老名市-厚木市境)
- 平成橋(厚木市)
- 森のかけはし(厚木市)
- 深見歩道橋(大和市)
- 国道246号大和厚木バイパスに架かる歩道橋。逆台形断面鋼箱桁橋。
- 加寿美橋(伊勢原市)
- 1989年に完成した、橋長20mのPC中空床版橋。中央部にはバルコニーが設けられている。
- 芹沢陸橋(座間市)
- 1989年に完成した、橋長99mの赤いアーチを持つ下路式鋼ローゼ橋。
- 圓通橋・御供橋(南足柄市)
- 岩流瀬橋(南足柄市)
- 1987年に完成した橋長163mの3径間連続鋼鈑桁橋。
- 新武者寄橋(綾瀬市)
- 1984年に完成した橋長134mの4径間連続鋼鈑桁橋。
- みそぎ橋(葉山町)
- 森戸川河口に架かる橋長22メートルのコンクリート橋。青銅の擬宝珠と朱色の欄干を持つ。この地はかながわの景勝50選にも選ばれている。
- 本郷橋(大磯町)
- 1927年に建設された橋長16.8mの鉄筋コンクリート変断面ラーメン橋。
- 足柄大橋(大井町-開成町境)
- 大寺橋(松田町)
- 1988年に完成した橋長54.6mの連続鋼鈑桁橋。
- 新十文字橋(松田町)
- 1970年に完成した橋長367mのゲルバー式連続鋼鈑桁橋。橋名は、かつてこの位置にあった船の渡り賃として10文を要したことに由来しているとの説がある。
- 文久橋(松田町)
- 永歳橋(山北町)
- 東名酒匂川橋(山北町)
- 東名皆瀬川橋(山北町)
- 松ヶ山橋(山北町)
- 世附大橋(山北町)
- 旭橋(箱根町)
- 1949年完成のコンクリート製タイドアーチ橋。1967年に隣接する新旭橋が開通したため、宮ノ下方面行きの一方通行になっている。
- 芦川橋(箱根町)
- 旧東海道から恩賜箱根公園内に移設された、橋長2.5mの石橋。
- 出山の鉄橋(箱根町)
- 八千代橋(箱根町)
- 1967年に完成した、橋長60mのアーチ橋。国道138号が蛇骨川を渡る。
- 岩大橋(真鶴町)
- 権現橋(湯河原町)
- 日向橋(愛川町)
- 1930年に建設された曲弦鋼ワーレントラス橋。橋長62m。治水対策として、河川内に本橋の橋脚は建てていない。
- 平山橋(愛川町)
- 1926年に建設された曲弦鋼プラットトラス橋3連。橋長113m。
- 虹の大橋(清川村 、津久井郡津久井町・現相模原市緑区)
- 宮ヶ瀬大橋(清川村)
- 小倉橋(津久井郡城山町・現相模原市緑区)
- 青野原大橋(津久井郡津久井町・現相模原市緑区)
- 名手橋(津久井郡津久井町・現相模原市緑区)
- 三井大橋(津久井郡津久井町・現相模原市緑区)
- 桂橋(津久井郡相模湖町・現相模原市緑区)
- 1988年に完成した橋長242mの下路式鋼ローゼ橋。
- 相模湖大橋(津久井郡相模湖町・現相模原市緑区): 相模ダムの上流で相模湖を渡る、国道412号の橋。橋長135mの下路式鋼ローゼ橋で、1971年に完成した。
- 弁天橋(津久井郡藤野町・現相模原市緑区)
- 嵐山橋(津久井郡相模湖町・現相模原市緑区)
- 橋長75mの道路橋で、日本初のディビダーク式張り出し架設工法で1959年に完成した。
- 勝瀬橋(津久井郡相模湖町・現相模原市緑区)
- 亀見橋(津久井郡藤野町・現相模原市緑区)
- 1983年に完成した、橋長94mの鉄筋コンクリートアーチ橋。
- 日連大橋(津久井郡藤野町・現相模原市緑区)
- 弁天橋(津久井郡藤野町・現相模原市緑区)
- 1990年に建設された中路式ニールセンローゼ橋。橋長146m。
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ a b “かながわの橋100選”. 神奈川県 (2018年9月27日). 2019年10月7日閲覧。
- ^ 但し、新設架橋が供用開始されたのは1991年である。
- ^ 「日連側の鉄製アーチ完成、来月中に接続へ、日連大橋、架け替え」『神奈川新聞』神奈川新聞社、1992年7月31日、朝刊、相模原・津久井版。
参考文献
[編集]- 『かながわの橋100選写真集』1992年3月 神奈川県土木部道路整備課発行 解説執筆:池田尚治