かたしな高原スキー場
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かたしな高原スキー場 | |
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第2ペアリフト,かえでコース,ききょうコース,あじさいコース,第1トリプルパラレルリフト 2018年3月撮影 ホワイトワールド尾瀬岩鞍から見たかたしな高原ゲレンデ | |
所在地 | 群馬県利根郡片品村越本2990 |
座標 | 北緯36度48分37秒 東経139度13分28秒 / 北緯36.81028度 東経139.22444度 |
標高 | 1,270 m - 950 m |
標高差 | 320 m |
最長滑走距離 | 2,500 m |
最大傾斜 | 25度 |
コース数 | 11本 |
コース面積 | 40 ha |
索道数 | 6本 |
テレインパーク | なし |
公式サイト | www.katashinakogen.co.jp/ |
かたしな高原スキー場(かたしなこうげんスキーじょう)は、群馬県利根郡片品村にあるスキー場である。スキーヤー専用であり、スノーボードでの滑走はできない。
概要
[編集]関東唯一のスキーヤー専用スキー場(ロコスキー場を除く)というキャッチコピーを謳っている。
イメージキャラクターにミッフィーを採用し、子ども向け・ファミリー層の集客に注力している。全体に初中級コースが多いものの、常設ポール・非圧雪斜面・(時期により)コブ練習用コースがあるなど、子ども向け専用というわけではない。
各種料金が割引になる会員制度が、ファミリー向け・レーサー向け・シニア向け・個人向けそれぞれに用意されている。
尾瀬岩鞍スキー場は本スキー場に隣接しているが、冬季のアクセス路は別であり、車ではすぐには行き来できない。しかし、きすげコース途中から連絡コースがあり、コース途中から尾瀬岩鞍スキー場の第1駐車場に滑り込め、帰りは連絡コースを下ることできすげコース下部と合流できる。通常は共通リフト券は無いが、周辺スキー場と合同で各スキー場直営施設宿泊者向けにOZE VALLEY共通リフト券が販売されることがある。
コース
[編集]多彩なコース設定をしている。もくせいコースはコブが連続する急斜面。ちぐさコースは山頂からのパノラマが楽しめる。
また、有料の常設ポール専用コースもあり、大会開催日等の除外日を除き、予約なしで利用可能。
リフト
[編集]- トリプルリフト3基
- 第1トリプルパラレルA線, B線(337m) 約4分25秒
- 第5トリプル(371m) 約4分35秒
- ペアリフト3基
- 第2ペア (837m) 約7分30秒
- 第3ペア (690m) ※通常平日は運休
- 第6ペア (1,047m) 約9分35秒
施設
[編集]- レストラン「カントリーチャイルド」/「ミッフィーテラス」
- レストラン「スノーチャイルド」
- レストラン「チャイルド・イン」
- 雪遊びエリア「ミッフィーアドベンチャーパーク」(有料・平日無料)
- スノーエスカレーター (50m) (スキー練習、そり遊び用 有料)
- スノーストライダーパーク (2歳〜5歳児用 有料)
- 子ども連れ専用無料休憩室「キンダールーム」 (会員専用)
宿泊
[編集]- チャイルドロッジ
- 中腹のゲレンデサイドに立ち並ぶ独立コテージ。駐車場からは雪上車で送迎がある。
- レストラン「スノーチャイルド」 はチャイルドロッジのフロント・食事棟を兼ねている。
- かたしな高原ホテル
- ゲレンデサイドではなく、アクセス路ふもとにある。
アクセス
[編集]沿革
[編集]- 1967年(昭和42年) - 東京の建設会社、大都工業と大都建設の子会社、大都開発株式会社により開業。[1]
- 1981年(昭和56年) - スノーエスカレーター設置。現在のそり遊び用のものとは異なり、現在の第1トリプルパラレルリフト乗り場付近から第5トリプルリフト乗り場付近まで、初心者が簡単に移動できるように設置された距離の長いもので、椅子付きだった[2][3](本スキー場にはすでに無いが、2019年現在、白樺湖ロイヤルヒルスキー場で同タイプのスノーエスカレーターが稼働している)。
- 1988年(昭和63年) - 1987~1988~1989の2シーズンでリフトを刷新、2018年現在と同じリフト構成(第1トリプルAB,第2ペア,第3ペア,第5トリプル,第6ペア)となる[4]。
- 1996年(平成8年) - イメージキャラクターとしてミッフィーを採用[5]。
- 2009年(平成21年) - 経営悪化のため会社分割を行い新「大都開発」を設立しスキー場ならびに周辺事業を譲渡。旧「大都開発」は清算目的会社「上州開発」に改称し、翌2010年特別清算開始[6]。
- 2017年(平成29年) - 3-4歳児対象の託児所「雪の幼稚園」が1983年(昭和58年)から設置されていた[5]が、2016-2017シーズンを最後に廃止となった。
脚注・出典
[編集]- ^ 呉羽正昭、「群馬県片品村におけるスキー観光地域の形成」 『地理学評論 Ser. A』 1991年 64巻 12号 p.818-838, doi:10.4157/grj1984a.64.12_818
- ^ 佐藤直衛『エアリアガイド/97 全国スキー場ベスト100 1987年版』昭文社、1987年1月、136頁。
- ^ “ファミリースキー場としての歩み”. かたしな高原スキー場. 2018年3月13日閲覧。
- ^ 『鉄道要覧 平成4年版』電気車研究会, 鉄道図書刊行会、1992年9月。ISBN 4-88548-061-2。
- ^ a b “ディック・ブルーナさんとかたしな高原”. かたしな高原スキー場. 2018年3月13日閲覧。
- ^ “上州開発が特別清算 かたしな高原スキー場 分割会社が承継へ”. 上毛新聞 (上毛新聞社): p. 10. (2010年5月1日)