かしわ哲
かしわ 哲 | |
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出生名 | 柏 哲[1] |
別名 | 哲ちゃん |
生誕 | 1950年6月9日(74歳)[2] |
出身地 | 日本、東京都[2] |
学歴 | 桐朋学園大学短期大学部演劇専攻科 |
ジャンル | 童謡、ロック |
職業 | 歌手、小説家 |
担当楽器 | 歌、ギター |
活動期間 | 1980年 - |
共同作業者 | サルサガムテープ |
公式サイト | かしわ哲 -Official Web Site- |
かしわ 哲(かしわ てつ、1950年〈昭和25年〉6月9日[2] - )は、日本の歌手、シンガーソングライター、小説家。東京都出身[2]。桐朋学園大学短期大学部演劇専攻科卒業[3]。
本名は柏 哲(読み方は同じ)。愛称は哲ちゃん。NPO法人ハイテンション代表。
NHK『おかあさんといっしょ』にて、5代目「うたのおにいさん」を2年間務めた[2][4]。
来歴・人物
[編集]1973年、若松孝二プロデュースで漫画家・林静一が監督した映画『夜にほほよせ』に主演、はちみつぱいと共に劇伴も担当する。当時はフォーク系のシンガーソングライターで、林が作詞した主題歌「夜にほほよせ」の作曲も行っている。
その後、長く売れなかったが、31歳となった1981年4月より、『おかあさんといっしょ』に5代目うたのおにいさんとして出演[2]。番組では「てっちゃん」の愛称で親しまれ、ギターを弾きながら歌唱することが多く、林アキラ(6代目うたのおにいさん[5])・しゅうさえこ(14代目うたのおねえさん)と共にトリオで司会・進行を務めたほか、「きみのなまえ」[6]・「すずめがサンバ」・「どんなかお」など番組内で歌唱される楽曲の作詞・作曲も手掛けた[2]。1983年3月、しゅうさえこと共に同番組を卒業。
1991年、講談社青い鳥文庫『アイシテル物語』で作家デビュー[2]。
1994年、知的障害者達と共にロックバンド「サルサガムテープ」を結成[7][4]。1996年には同バンドでスウェーデンでの海外ライブを実施、1999年にはオリジナル曲「まひるのほし」をNHK『みんなのうた』に提供。
1997年、著書『あったかさん』で第1回報知ドキュメント大賞を受賞[2]。
2009年7月22日放送の『おかあさんといっしょ 50周年特集』に、林・しゅうと共にゲスト出演。
2011年にNPO法人ハイテンションを設立[8]、代表を務める。
2019年8月13日放送の『おかあさんといっしょ 60周年スペシャル』に、林・今井ゆうぞう・横山だいすけと共にゲスト出演。
作品
[編集]ディスコグラフィ
[編集]- NHKおかあさんといっしょ てっちゃんの音楽会(1982年、キングレコード)
- プレゼント(1983年、キングレコード)
- かしわ哲オリジナル童謡ベスト やさしい風(1990年4月21日、キングレコード)
楽曲提供
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
- 「きみのなまえ」[6]
- 「ねんどのうた」
- 「すずめがサンバ」
- 「どんなかお」
- 「おしゃべりきかんしゃ」
- 「ブー!スカ・パーティー!」
- 「むしむしフェスティバル」
著書
[編集]小説
- アイシテル物語シリーズ(講談社)
- アイシテル物語(1991年)
- アイシテル物語2(1991年)
- アイシテル物語3 ベルベルウッドのひみつ(1992年)
- アイシテル物語4 まぼろしのスープ(1994年)
- アイシテル物語5 時の谷間の冒険(1994年)
- 「アイシテル物語」メモリーノート(2000年)
- アイシテル物語6 ハテシナ海の青空 上(2005年)
- アイシテル物語6 ハテシナ海の青空 下(2005年)
- アイシテル物語・贈り物絵本 アイシテルからありがとう(2005年)
- アイシテル物語7 セミョール姫の涙(2006年)
- アイシテル物語8 ポッポタンの花(2007年)
- ユニゾンの国シリーズ(講談社)
- ユニゾンの国 はじまりの泉(1996年)
- ユニゾンの国 ノノック王の涙(1999年)
- ユニゾンの国 忘れられない約束(1999年)
- 茅ヶ崎のてっちゃん(2001年、講談社)
- 金魚島にロックは流れるシリーズ(講談社)
- 金魚島にロックは流れる1(2005年)
- 金魚島にロックは流れる2(2006年)
- 金魚島にロックは流れる3(2007年)
- ナンヤネンの来た日(2009年、講談社)
- 20ハタチ(2009年、講談社)
その他著書
- かしわ哲の"お砂場教育論" パパとママのための「いじめ110番」(1996年、小学館)
- あったかさん(1997年、小学館)
- サルサ・ガムテープ物語「天然です。」(1999年、廣済堂出版)
- 小さなこころの相談室 サナギになったアゲハチョウの幼虫がぶじ蝶になるか心配な、あなたへ(講談社)
出演
[編集]テレビ番組
- おかあさんといっしょ(1981年4月 - 1983年3月、NHK教育テレビ)- 5代目うたのおにいさん
- おかあさんといっしょ30周年記念ファミリーコンサート おかあさんといっしょ30年(1989年) - ゲスト出演
- おかあさんといっしょ 50周年特集(2009年7月22日) - ゲスト出演
- おかあさんといっしょ 60年スペシャル(2019年8月13日) - ゲスト出演
映画
外部リンク
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出典・脚注
[編集]- ^ “かしわ哲辞典「か」”. かしわ哲 -Official Web Site-. 2016年5月19日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i “「自己紹介-PROFILE」”. かしわ哲 -Official Web Site-. 2016年5月19日閲覧。
- ^ “かしわ哲辞典「と」”. かしわ哲 -Official Web Site-. 2016年5月19日閲覧。
- ^ a b “東ちづる、2年がかりでPV完成「目指すは紅白歌合戦です」”. SANSPO.COM (産経デジタル). (2014年11月17日) 2014年11月18日閲覧。
- ^ なお、林に関しては4代目の宮内良の後任としてかしわと同時に就任し、なおかつダブルキャストだったことから事実上かしわと並んで5代目となるが、かしわが先に卒業し林の方が就任期間が長く7代目の坂田おさむの直接的な前任となることから、(論理上一部矛盾する部分があるが)番組上では6代目として扱われている。
- ^ a b 当楽曲はかしわら3人が番組に初登場した時に最初に歌唱した曲で、以降も新しいおにいさん・おねえさんが登場した際に、名前を覚えてもらう目的で歌われるケースが多い。
- ^ “BAND HISTORY”. サルサガムテープ. 2016年10月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年5月19日閲覧。
- ^ “設立趣旨”. NPO法人ハイテンション. 2016年5月19日閲覧。
- ^ かしわの卒業直後は後任を設けず、同期の林が2年間単独で出演した。