あやつり人形 (カードゲーム)
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あやつり人形(あやつりにんぎょう、仏:Citadelles)は、ドイツスタイルゲームであるフランスのカードゲーム。2人以上7人以下で遊ぶ。
プレイヤーの職業が毎回変化する点と、職業ごとに順番が決まるので、座席順にプレイするわけではない点に特徴がある。
あやつり人形は、ブルーノ・ファイドゥッティ が制作した。2000年にドイツゲーム大賞の6位を受賞し、ドイツ年間ゲーム大賞には最終ノミネートされ[1]、 国際ゲーマーズ賞2001にもノミネートされた[2]。
原題(フランス版)は"Citadelles" (城塞)だが、ドイツ語版は""Ohne Furcht und Adel" (恥も外聞もなく)、日本では『あやつり人形』と題されている。なお、英語版は"Citadels"と直訳されている。
エキスパンションで職業と建物が追加されているが、日本語版ではこれらも同梱されている[3]。
追加職業やトークンが増えたあやつり人形 (Citadels) 完全日本語版が2016年に発売された。
基本ルール
[編集]初めに職業を選択する。スタートプレイヤーから順に職業カードから1枚を選択し、残りを左隣のプレイヤーに渡す。全員の職業が決定すると、以下の職業の上から順番に手番を実行していく。
- 暗殺者 - 指定した職業のプレイヤーを行動不能にできる。
- 盗賊 - 指定した職業のプレイヤーの所持金をすべて奪える。
- 奇術師 - 誰か1人もしくは山札と手札を交換できる。
- 王様 - 次回のスタートプレイヤーになれる。
- 司教 - 将軍に建物を壊されない。
- 商人 - お金を余分に取得できる。
- 建築家 - 建物を余分に建築できる。
- 将軍 - 他プレイヤーの建物を壊せる。
自分の手番が来ると、以下の行動ができる。職業に対応する色の建物を建築していた場合、さらにボーナスがもらえる場合もある。
- お金を補充するか、建物カードを補充する。
- 必要なコストを支払って、建物カードを場に出す(建築する)。
- 職業ごとの特殊能力を使う。
規定の枚数、建物カードを場に出したプレイヤーが出たラウンドで、ゲームは終了する。ゲーム終了時に建築カードによるポイントやボーナスポイントから各プレイヤーのポイントを求め、最もポイントが高いプレイヤーが勝者となる。
脚注
[編集]- ^ “Ausgezeichnete Spiele 2000”. Spiel des Jahres. 2013年5月12日閲覧。
- ^ “2001 Nominees”. International Gamers Award. 2013年5月12日閲覧。
- ^ “あやつり人形 完全日本語版(CITADELS)”. アークライト. 2013年5月12日閲覧。