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A

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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ラテン文字
Aa Bb Cc Dd    
Ee Ff Gg Hh    
Ii Jj Kk Ll Mm Nn
Oo Pp Qq Rr Ss Tt
Uu Vv Ww Xx Yy Zz
  • 各行左側のAEIOUは母音である。

Aは、ラテン文字アルファベット)の1番目の文字。小文字は a

ギリシャ文字Α(アルファ)に由来し、キリル文字Аに相当する。

字形

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筆記体
ジュッターリーン体

大きく分けて3つの字形が使われる。

  1. 三角形の左辺と右辺が下にのびた形であり、大文字に使われる。
  2. 丸の右に縦に接線を付けた形 (single-storey) であり、多く小文字に使われるが、大文字の筆記体でこの字形を使うことがある。またフラクトゥールではのようである。
  3. 2の変形として、接線を上に延ばして左に曲げて折り返した形 (double-storey) がある。この形は多く小文字印刷書体に使われる。

その他、横棒が無いギリシャ文字Λ(ラムダ)の様な書体や、横棒がVのようになったものもある。これらはロゴタイプのデザイン上の違いであり意味としては本稿のAと同一である(アメリカ航空宇宙局の旧ロゴのΛはAである。)。

歴史

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フェニキア文字原カナン文字のアレフに由来し、さらに辿ると、その原型は「牡牛の頭」を象ったヒエログリフF1)にあるとされる。現代でもヘブライ文字でAにあたるאは牡牛の意味を持つ。

呼称

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音素

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この文字が表す音素は原則として[a]非円唇前舌広母音)もしくは[ɑ]非円唇後舌広母音)、またはその類似音である。

Aの意味

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学術的な記号・単位

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文法
単位
数学
  • 既知の数を示す数学の記号(慣習)
  • 既知の集合を示す数学の記号(慣習)
  • 既知の行列を示す数学の記号(慣習)
  • 大文字で (anneau) を表す(慣習)
  • フラクトゥール小文字でイデアルを表す(慣習)
  • 幾何学において軌道長半径を表す。
  • を意味する数字。十六進法二十進法など、十一進法以上(参照:位取り記数法#Nが十を超過において十(十進法の10)を一桁で表すために用いられる。
    • 一つの部品に、0を用いずに十個以上でチャンネルを嵌合する場合、九を「9」、十を「A」、十二を「C」、十五を「F」、二十を「K」などというようにも用いられる。
コンピューター
音楽
  • 音名の一つ(英米式、独式)。イタリア式では「la」、日本式では「」、音高では440Hzに相当。
  • 6を表す音楽関係者の隠語
その他

その他の記号

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商品名・作品名

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  1. FR世代のセリカカリーナ/コロナスープラを意味する車両識別記号(例:TA22、AA63、JZA80)。
  2. トヨタ・A型エンジン、またはそれを搭載していることを表す(例:AE86、AT210)。

符号位置

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大文字 Unicode JIS X 0213 文字参照 小文字 Unicode JIS X 0213 文字参照 備考
A U+0041 1-3-33 A
A
a U+0061 1-3-65 a
a
半角
U+FF21 1-3-33 A
A
U+FF41 1-3-65 a
a
全角
U+24B6 Ⓐ
Ⓐ
U+24D0 1-12-33 ⓐ
ⓐ
丸囲み
🄐 U+1F110 🄐
🄐
U+249C ⒜
⒜
括弧付き
U+1D2C ᴬ
ᴬ
U+1D43 ᵃ
ᵃ
上付き文字
𝐀 U+1D400 𝐀
𝐀
𝐚 U+1D41A 𝐚
𝐚
太字
𝐴 U+1D434 𝐴
𝐴
𝑎 U+1D44E 𝑎
𝑎
イタリック体
𝑨 U+1D468 𝑨
𝑨
𝒂 U+1D482 𝒂
𝒂
イタリック体太字
𝒜 U+1D49C 𝒜
𝒜
𝒶 U+1D4B6 𝒶
𝒶
筆記体
𝓐 U+1D4D0 𝓐
𝓐
𝓪 U+1D4EA 𝓪
𝓪
筆記体太字
𝔄 U+1D504 𝔄
𝔄
𝔞 U+1D51E 𝔞
𝔞
フラクトゥール
𝔸 U+1D538 𝔸
𝔸
𝕒 U+1D552 𝕒
𝕒
黒板太字
𝕬 U+1D56C 𝕬
𝕬
𝖆 U+1D586 𝖆
𝖆
フラクトゥール太字
𝖠 U+1D5A0 𝖠
𝖠
𝖺 U+1D5BA 𝖺
𝖺
サンセリフ
𝗔 U+1D5D4 𝗔
𝗔
𝗮 U+1D5EE 𝗮
𝗮
サンセリフ太字
𝘈 U+1D608 𝘈
𝘈
𝘢 U+1D622 𝘢
𝘢
サンセリフイタリック
𝘼 U+1D63C 𝘼
𝘼
𝙖 U+1D656 𝙖
𝙖
サンセリフイタリック太字
𝙰 U+1D670 𝙰
𝙰
𝚊 U+1D68A 𝚊
𝚊
等幅フォント
記号 Unicode JIS X 0213 文字参照 名称
U+1D00 ᴀ
ᴀ
LATIN LETTER SMALL CAPITAL A
🄰 U+1F130 🄰
🄰
SQUARED LATIN CAPITAL LETTER A
🅐 U+1F150 🅐
🅐
NEGATIVE CIRCLED LATIN CAPITAL LETTER A
🅰 U+1F170 🅰
🅰
NEGATIVE SQUARED LATIN CAPITAL LETTER A
U+2090 ₐ
ₐ
LATIN SUBSCRIPT SMALL LETTER A

他、EBCDIC では、「A」は 193 で表され、「a」は 129 で表される。

他の表現法

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フォネティックコードはANSIでは"Alpha"、ICAO, ITU, IMO, FAAでは"Alfa"である。

関連項目

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