コンテンツにスキップ

ε-アマニチン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ε-アマニチン
識別情報
CAS登録番号 21705-02-2
PubChem 30508
特性
化学式 C39H53N9O14S
モル質量 903.96 g/mol
外観 Colorless, crystalline solid
への溶解度 Soluble
ethanol and methanolへの溶解度 Soluble
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

ε-アマニチン(ε-amanitin)は、環状ペプチドおよびアマトキシンの一つで、テングタケ属のいくつかの種で見られる。経口でのLD50は約0.1 mg/kgである。

毒物学

[編集]

他のアマトキシンと同じく、ε-アマニチンはRNAポリメラーゼIIの阻害剤である。摂取するとRNAポリメラーゼIIと結合し、mRNAの合成を完全に止めてしまい、肝細胞腎細胞の細胞崩壊を引き起こす[1]

出典

[編集]
  1. ^ M. Cochet-Meillhac and Chambon P. (1974). “Animal DNA-dependent RNA polymerases. 11. Mechanism of the inhibition of RNA polymerases B by amatoxins”. Biochim Biophys Acta 353 (2): 160–184. PMID 4601749. http://toxnet.nlm.nih.gov/cgi-bin/sis/search/f?./temp/~ZI8h7t:1. 

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]