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ACピサ1909

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ACピサ1909
原語表記 Associazione Calcio Pisa 1909 S.r.l.
愛称 Nerazzurri, Rossocrociato
クラブカラー Pisa 青と黒
創設年 1909年
所属リーグ セリエB
所属ディビジョン 2部
ホームタウン ピサ
ホームスタジアム アレーナ・ガリバルディ - スタディオ・ロメオ・アンコネターニ
収容人数 17,000
代表者 イタリアの旗 ジュゼッペ・コッラード
監督 イタリアの旗 ルカ・ダンジェロ英語版
公式サイト 公式サイト
ホームカラー
アウェイカラー
サードカラー
テンプレート(ノート)サッカークラブPJ

アッソチアツィオーネ・カルチョ・ピサ1909Associazione Calcio Pisa 1909 S.r.l.)は、イタリアトスカーナ州ピサに本拠地を置くサッカークラブチーム。2009年までの名称はピサ・カルチョ (Pisa Calcio) 。2023-24シーズンは、セリエBに所属している。

歴史

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1909年ピサSC (Pisa Sporting Club) として設立。 1968-69シーズンに初めてセリエAに昇格したが、1シーズンで降格した。1970年代の多くをセリエCで過ごす。1980年以降にセリエAに4回昇格(1982-83、1985-86、1987-88、1990-91シーズン)するも、いずれも1、2シーズンのみで降格した。ドゥンガディエゴ・シメオネが初めて欧州で所属したクラブはピサであり、育成型のクラブとして注目を集めた[1]。1990-91シーズン終了後にセリエBに降格すると、その2年後にはセリエCに降格し、経営破綻して倒産した。

クラブの倒産にともなって1994年にACピサ (A.C. Pisa) として再設立され、1995年にピサ・カルチョ (Pisa Calcio) に改名された。再設立後はセリエDから再出発し、1996年にはセリエC2に昇格した。この頃のピサにはデビューしたてのジョナタ・スピネージらがいた。11年をセリエCで過ごし、2007-08シーズンにセリエB昇格を果たした。

しかし、2009年セリエBからの降格が決定した上に財政難が露呈したため、プロリーグ登録が許可されず。A.C.ピサ1909.S.S.D (Associazione Calcio Pisa 1909 Società Sportiva Dilettantistica) として、再びセリエDからの再出発を余儀なくされた。

2021-22シーズン、セリエBで3位となりセリエA昇格プレーオフで決勝まで勝ち上がるが、ACモンツァに延長戦の末に破れあと一歩というところでセリエA昇格を逃した[2]

フィオレンティーナとの関係

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本拠地であるピサはフィレンツェの属領であった時期が長く、ピサ市民はフィレンツェに対する屈折した感情を持っている。2002-03シーズン、フィオレンティーナが破産し、そのクラブ名が競売にかけられる事になった。 その際、ピサのオーナーは、「ピサがフィレンツェに対し優位に立てる」と購入の意思を公表した。

破産した旧フィオレンティーナを買収したデッラ・ヴァッレ(高級靴メーカーTOD'Sのオーナー)がインテルやユベントスに、協力を求め競売自体が一年延期(前オーナーの借金関係が清算されるまで、デラ ヴァッレは名前購入を避けたがった)したため購入はならなかったが、かなりの大金(一年後にデッラ・ヴァッレが購入した金額は200万ユーロ)を用意していた。

タイトル

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国内タイトル

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国際タイトル

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  • ミトロパ・カップ:2回
    • 1986, 1988

記録

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2009-10シーズンにセリエD(5部リーグ:アマチュア)ながら年間チケットが3,100枚売られセリエDの歴史的快挙

過去の成績

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シーズン ディビジョン コッパ・イタリア
リーグ 順位
2000-01 セリエC1・ジローネA 34 10 12 12 26 36 42 11位 1回戦敗退
2001-02 セリエC1・ジローネA 34 13 3 18 39 45 42 11位
2002-03 セリエC1・ジローネA 34 15 12 7 40 27 57 4位
2003-04 セリエC1・ジローネA 34 13 10 11 44 37 49→48 8位 GS敗退
2004-05 セリエC1・ジローネA 36 11 14 11 35 31 47 9位
2005-06 セリエC1・ジローネB 34 11 6 17 31 43 39 15位 2回戦敗退
2006-07 セリエC1・ジローネA 34 15 13 6 32 20 58 3位
2007-08 セリエB 42 19 14 9 61 44 71 6位
2008-09 セリエB 42 12 12 18 45 55 48 20位[3] 2回戦敗退
2009-10 セリエD・ジローネD 38 24 10 4 66 24 82 1位[4]
2010-11 レガプロ・プリマ・ジローネB 34 10 13 11 39 40 43 10位
2011-12 レガプロ・プリマ・ジローネA 34 11 13 10 37 35 46 7位 2回戦敗退
2012-13 レガプロ・プリマ・ジローネB 30 15 7 8 43 33 52 5位 2回戦敗退
2013-14 レガプロ・プリマ・ジローネB 32 14 10 8 41 27 52 6位 2回戦敗退
2014-15 レガ・プロ・ジローネB 38 16 11 11 44 35 59 5位 3回戦敗退
2015-16 レガ・プロ・ジローネB 34 17 12 5 42 26 63→62 2位 2回戦敗退
2016-17 セリエB 42 6 21 15 23 36 39→35 22位 4回戦敗退
2017-18 セリエC・ジローネA 36 16 13 7 44 30 61 3位 2回戦敗退
2018-19 セリエC・ジローネA 37 19 12 6 47 28 69 3位 4回戦敗退
2019-20 セリエB 38 14 12 12 49 45 54 9位 3回戦敗退
2020-21 セリエB 38 11 15 12 54 59 48 14位 3回戦敗退
2021-22 セリエB 38 18 13 7 48 35 67 3位 2回戦敗退
2022-23 セリエB 38

現所属メンバー

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2022年9月2日現在

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
1 GK ブラジル ニコラス ()
4 DF イタリア アントニオ・カラッチョロ
5 DF イタリア シモーネ・カネストレッリ
6 DF アイスランド ヒェルトゥル・ヘルマンソン
7 DF クロアチア ロコ・ユレスキン
8 MF ルーマニア マリウス・マリン
10 FW イタリア エルネスト・トッレグロッサ ()
11 FW イスラエル ヨナタン・コーエン ()
12 GK セルビア ウラダン・デキッチ ()
15 MF ドイツ イドリッサ・トゥーレ ()
16 MF ハンガリー ナジ・アーダーム
17 FW イタリア ジュゼッペ・シビッリ
18 FW イタリア ジュゼッペ・マスティヌ
19 DF ポルトガル トマス・エステヴェス
20 DF イタリア ピエトロ・ベルアット
22 GK イタリア アレッサンドロ・リヴィエリ
No. Pos. 選手名
23 MF モルドバ アルトゥール・ヨニツァ ()★
25 MF イタリア サルバトーレ・サントロ
26 FW イタリア ガエターノ・マスッチ
27 MF オーストリア ロベルト・グッヒャー キャプテン
30 MF イタリア アレッサンドロ・デ・ヴィティス
33 DF イタリア アルトゥーロ・カラブレージ
36 MF イタリア ガブリエレ・ピッチニーニ
42 MF スロベニア ミハ・テルダン
43 DF スロベニア ダビド・ベルスニャク
44 DF ルーマニア アドリアン・ルス ()
77 FW フランス リサンドゥル・トラモーニ ()
80 MF ルーマニア オリンピウ・モルタン
99 FW ギニア ムスタファ・シセ
-- DF イタリア フェデリコ・バルバ
-- FW フランス マッテオ・トラモーニ ()
-- FW イタリア エットーレ・ギリオッツィ

※括弧内の国旗はその他の保有国籍を、星印はEU圏外選手を示す。

ローン移籍

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in

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
5 DF イタリア シモーネ・カネストレッリ (エンポリ)
10 FW イタリア エルネスト・トッレグロッサ (サンプドリア)()
19 DF ポルトガル トマス・エステヴェス (FCポルトB)
No. Pos. 選手名
80 MF ルーマニア オリンピウ・モルタン (ガラタサライ)
99 FW ギニア ムスタファ・シセ (アタランタ)
out

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
-- GK イタリア レオナルド・ロリア (フロジノーネ)
-- GK イタリア マッテオ・クシッチ (SSポリテフニカ・ティミショアラ)
-- DF イタリア アンドレア・ベゲット (ペルージャ)
-- DF イタリア ロレンツォ・マセッティ (ピアツェンツァ)
-- DF フランス マクシム・ルヴェルブ (サンプドリア)
-- MF イタリア サルバトーレ・サントロ (USピストイエーゼ1921)
-- MF イタリア ニコラ・イジロ (ACトレント)
-- MF イタリア フランチェスコ・ソルダーニ (ACプラート)
-- MF イタリア ダビデ・ディ・クインツィオ (ルッケーゼ1905)
No. Pos. 選手名
-- FW イタリア ニコロ・ブルスチ (USフィオレンツォーラ1922)
-- FW イタリア クリスティアン・トンマジーニ (USフィオレンツォーラ1922)
-- FW イタリア レオナルド・ウバルディ (USピストイエーゼ1921)
-- FW イタリア トーマス・アルベルティ (フィデーリス・アンドリア)
-- FW イタリア クリスチャン・スシ (パガネーゼ・カルチョ)
-- FW イタリア エリア・ジャーニ (USフィオレンツォーラ1922)
-- FW セネガル アッサン・セック (U-19エンポリFC)
-- FW イタリア アンドレア・シスコ (ヴィルトゥス・フランカヴィッカ・カルチョ)

歴代監督

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歴代所属選手

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GK

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DF

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MF

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FW

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脚注

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  1. ^ footballista 2009/4/8号
  2. ^ 延長戦の末にピサを下したモンツァがクラブ史上初のセリエA昇格!《セリエA昇格プレーオフ》”. 超ワールドサッカー (2022年5月30日). 2022年5月30日閲覧。
  3. ^ 財政難により5部のセリエDへ降格となった
  4. ^ レガ・プロ・セコンダ・ディヴィジオーネに昇格の後、登録が認められレガ・プロ・プリマ・ディヴィジオーネへと2段階の昇格となった

外部リンク

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