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藤沢道郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

藤澤 道郎(ふじさわ みちお、1933年4月14日 - 2001年9月30日)は、イタリア史学者。

京都生まれ。1957年、京都大学文学部卒業、同大学院文学研究科言語学専攻博士課程修了。桃山学院大学教授を務め、定年となり名誉教授。イタリア史、イタリア文学専攻。当初はマルクス主義者として、アントニオ・グラムシの翻訳研究などをしていたが、ルネッサンス期イタリア史研究に転じ、『マキァヴェッリ全集』(共編訳、筑摩書房、1999-2001)によりピーコ・デッラ・ミランドラ賞受賞。

著書

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  • イタリア・マルクス主義研究 現代の理論社, 1976
  • アントニオ・グラムシ イタリア共産党の思想的源流 すくらむ社, 1979
  • ファシズムの誕生 ムッソリーニのローマ進軍 中央公論社, 1987
  • 物語イタリアの歴史 解体から統一まで 中公新書, 1991
  • メディチ家はなぜ栄えたか 講談社選書メチエ, 2001
  • 物語イタリアの歴史 Ⅱ 皇帝ハドリアヌスから画家カラヴァッジョまで 中公新書, 2004

翻訳

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  • グラムシ選集 第1 西川一郎・中村丈夫共訳 合同出版社, 1961
  • コミンテルン史論 パルミロ・トリアッティ 石堂清倫共訳 青木文庫, 1961
  • マルクス主義試論 A.バンフイ 合同出版社, 1962
  • グラムシ選集 第4 合同出版社, 1963
  • グラムシ選集 第6 合同出版, 1965
  • グラムシの生涯 ジウゼッペ・フィオーリ 平凡社選書, 1972
  • ファシズム論 レンツォ・デ・フェリーチェ 本川誠二共訳 平凡社, 1973
  • イタリア文学史 2 フランチェスコ・デ・サンクティス 在里寛司共訳 現代思潮社, 1973
  • ローマの歴史 I.モンタネッリ 中央公論社, 1976/中公文庫 1979(新版1996)
  • ルネサンスの歴史(上下) モンタネッリ/ロベルト・ジェルヴァーゾ、中央公論社, 1981-82/中公文庫 1985(新版2016)
  • マキァヴェッリ全集 5・6・別巻 筑摩書房, 1999-2002