松本惠雄
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松本 惠雄(まつもと しげお、1915年(大正4年)10月7日 - 2003年(平成15年)2月5日)は、シテ方宝生流の能楽師。
概要
[編集]東京府東京市出身。宝生流能楽師・松本長の次男として生まれる。十七世宝生九郎重英に入門。近藤乾三に師事。『大原御幸』などの曲に芸格の高さを感じさせた。1982年観世寿夫記念法政大学能楽賞[1]・1983年芸術祭賞大賞[2]。1990年、重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定。
1933年早稲田大学中退、1998年早稲田大学芸術功労者。兄に俳人松本たかし。
関連書籍
[編集]- 『松本惠雄舞姿百撰』(此松会、2000年)
DVD
[編集]- 特選 NHK能楽鑑賞会「綾鼓」宝生流 松本恵雄、鏑木岑男、NHKエンタープライズ
脚注
[編集]- ^ “観世寿夫記念法政大学能楽賞・催花賞”. 野上記念法政大学能楽研究所. 2023年6月3日閲覧。
- ^ “文化庁芸術祭賞受賞一覧 文化庁”. 文化庁. 2023年6月3日閲覧。
参考文献
[編集]- 日外アソシエーツ『新撰芸能人物事典 : 明治~平成』日外アソシエーツ, 紀伊國屋書店 (発売)、2010年。ISBN 9784816922831。 NCID BB03849626。
- 西野春雄「能界展望(平成十五年・十六年)」『能楽研究 : 能楽研究所紀要』第30巻、法政大学能楽研究所、2006年6月、163-181頁、doi:10.15002/00002850、hdl:10114/1313、ISSN 0389-9616、CRID 1390572174779937664。 物故者欄、176頁