幾野道子
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いくのみちこ 幾野道子 | |
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本名 | 斉藤安紀子 |
生年月日 | 1924年10月12日(100歳) |
出生地 | 東京府(現:東京都) |
国籍 | 日本 |
職業 | 女優 |
活動期間 | 1939年 - |
主な作品 | |
『はたちの青春』(1946年) |
幾野 道子(いくの みちこ、1924年10月12日 - )は、日本の女優。本名は斉藤安紀子。東京府(現東京都)出身。特技は日本舞踊。
来歴・人物
[編集]1939年に松竹少女歌劇団へ入団する。1945年に映画『新風』でデビューする。1946年にGHQの「日本人だって接吻しているに違いないから、一度作ってみろ」という指導により『はたちの青春』(5月公開)で大坂志郎と日本映画初とされる接吻シーンを演じた[1]。この接吻シーンは大きな話題になった。封切日の5月23日が「キスの日」となる由来となった。ただし、『はたちの青春』公開に先立つ1946年1月公開の短編映画『ニコニコ大会 追ひつ追はれつ』において、森川信と幾野の接吻シーンがあり、こちらを日本映画初の接吻シーンのある映画とみなすむきもある[2]。いずれにせよ、「日本映画初の接吻シーンを演じた女優」ならば幾野道子となる[3]。
出演作品
[編集]映画
[編集]- 新風(1945年)
- ニコニコ大会 追ひつ追はれつ(1946年)
- 女生徒と教師(1946年)
- はたちの青春(1946年)
- 人生画帖(1946年)
- 金ちゃんのマラソン選手(1946年)
- 最後の鉄腕(1947年)
- 処女は真珠の如く(1947年)
- 若き日の血は燃えて(1947年)
- シミ金の拳闘王(1947年)
- 旅装(1948年)
- 受胎(1948年)
- 追跡者(1948年)
- 五人目の目撃者(1948年)
- 武装警官隊(1948年)
- 緑なき島(1948年)
- 嫉妬(1949年)
- 美しき罰(1949年)
- 花婿三段跳び(1949年)
- 殺人鬼(1949年)
- 悲恋模様 前篇東京篇(1949年)
- 悲恋模様 後篇大阪篇(1949年)
- 乾杯!若旦那(1951年)
- 男の哀愁(1951年)
- 天明太郎(1951年)
- 天使も夢を見る(1951年)
- 夢多き頃(1951年)
- 適齢三人娘(1951年)
- とんかつ大将(1952年)
- 紅扇(1952年)
- 伊豆の艶歌師(1952年)
- 黄色い鞄(1952年)
- 女のいのち (1952年)
- 母の山脈(1952年)
- 新婚の夢(1952年)
- 坊ちゃん重役(1952年)
- うず潮(1952年)
- 明日は月給日(1952年)
- 若奥様一番勝負(1952年)
- 関白マダム(1953年)
- 花吹く風(1953年)
- 嫁の立場(1953年)
- ぶらりひょうたん シミ抜き人生(1953年)
- 美貌と罪(1953年)
- 女学生の手帳 乙女のめざめ(1953年)
- 天馬往来(1953年)
- 朝霧(1953年)
- 別離(1954年)
- 裸形家族(1954年)
- 忠臣蔵 花の巻、雪の巻(1954年)
- 風雲日月双紙(1955年)
- 新婚白書(1955年)
- 燃ゆる限り(1955年)
- 青銅の基督(1955年)
- 父と子と母(1956年)
- 続二等兵物語 五里霧中の巻(1956年)
- 次男坊故郷へ行く(1956年)
- 楽天夫人(1956年)
- 続二等兵物語 南方孤島の巻(1956年)
- この女に手を出すな(1956年)
- 漫才学校 ゴリラ大暴れ(1956年)
- 婦警日誌 婦人科医の告白(1957年)
- 娘三羽烏(1957年)
- 黒い花粉(1958年)
- 現代無宿(1958年)
- 巌流島前夜(1959年)
- 波の塔(1960年)
- 夜の手配師 すけ千人斬り(1971年)
- 青年の樹(1977年)
テレビドラマ
[編集]- 少年探偵団(1960年、CX)
- 夫婦百景 第144回「催眠術夫妻」(1961年、NTV)
- 特別機動捜査隊 (NET)
- 第86話「孤独」(1963年)
- 第118話「ながれ」(1964年)
- 第487話「花咲かぬ春」(1971年)
- 第571話「歪んだ誘惑」(1971年)
- 第622話「刑事対検事」(1973年)
- 燃ゆる白虎隊(1965年、TBS)- 西条加奈江
- ライオン奥様劇場「妻の座」(1966年、CX)
- バンパイヤ(1968年、CX)
- 見合い恋愛(1969年)第6話「素敵なライバル」
- セブンティーン -17才-(1969年、NTV)
- 女の顔(1971年、12CH)
- 愛と死の砂漠(1971年、KTV)
- 半七捕物帳 第9話(1971年、NET)
- 清水次郎長(1971年、CX / 東映)-お民
- 刑事くん 第1部 第7話「ドタ靴ポルカ」(1971年、TBS)
- 家族日誌(1972年、TBS)
- 青春をつっ走れ 第16話「泣くんじゃないよ 男なら!」(1972年、CX)
- 山峡の章(1972年、NTV)
- プレイガール 第234話「ばら山荘恐怖の連続殺人」(1973年、12CH / 東映) - 八木信子
- 太陽にほえろ!(NTV / 東宝)
- 第59話「生命の代償」(1973年) - 井村和代
- 第87話「島刑事、その恋人の死」(1974年) - 悠木麻江の母親
- ぶらり信兵衛 道場破り 第18話(1974年、CX / 東映) - おか
- 伝七捕物帳 第23話「若君暗殺」(1974年、NTV) - 滝川
- ウルトラマンレオ 第17話「見よ! ウルトラ怪奇シリーズ 狼男の花嫁」(1974年、TBS) - 霧島冴子の母
- 水戸黄門(TBS / C.A.L)
- 第5部 第18話「身がわり花嫁 -宇和島-」(1974年8月5日) - おくに
- 第9部 第9話「黄門さまの父子裁き -弘前-」(1978年10月2日) - うめ
- 第12部 第12話「八兵衛身代り危機一髪 -徳島-」(1981年11月16日) - おとよ
- 第13部 第7話「うなぎ屋義侠の恩返し -浜松-」(1982年11月29日) - とき
- 第14部 第10話「初春格さん仇討ち相撲 -青森-」(1984年1月2日) - おせき
- 第15部 第35話「命を賭けた裏切り武士道 -高崎-」(1985年9月23日) - 小栗秀
- 第16部 第4話「助さん身代り親孝行 -沼津-」(1986年5月19日) - おふじ
- 第18部 第15話「女意気地の博多織- 博多-」(1988年12月19日) - おしげ
- プレイガールQ 第3話「燃えよ! 女番長」(1974年、12CH / 東映) - 芳恵
- ライオン奥様劇場 / 妻の日の愛のかたみに(1976年、CX)
- 華麗なる刑事 第10話「郷里の唄が聞こえるか?」(1977年、東宝 / CX)
- 砂の器(1977年、俳優座映画放送 / CX) - 田所重喜の妻
- 土曜ワイド劇場 (ANB)
- 青い鳥を撃て(1977年)
- 殺意のめぐり逢い(1984年)
- 平岩弓枝ドラマシリーズ (CX)
- 下町の女・めぐる月日(1979年)
- 彩の女(1980年)
- 新五捕物帳 第146話「屋根裏の女」(1981年、NTV)
- 松平右近事件帳 第37話「裏切られた友情」(1982年、NTV) - お時
- 長七郎江戸日記 第52話「幻の母を見た」(1985年、NTV)
- 暴れん坊将軍II 第127話「女の聖域 駆込寺無情!」(1985年、ANB / 東映) - 秀峰尼
- ご存知!旗本退屈男III 疑惑渦巻く大奥!謎の美女に将軍のお世継ぎが…幕府転覆か!?決闘!八丈島!!(1989年8月10日、ANB / 東映)
関連項目
[編集]脚注・出典
[編集]- ^ 世相風俗観察会『増補新版 現代世相風俗史年表 昭和20年(1945)-平成20年(2008)』河出書房新社、2003年11月7日、15頁。ISBN 9784309225043。
- ^ “【寅さんのことば 風の吹くまま 気の向くまま(第2部) 佐藤利明】番外編「おいちゃん」 ベテラン喜劇人の至芸”. 東京新聞 (2014年9月24日). 2015年4月27日閲覧。
- ^ 幾野道子は『はたちの青春』の佐々木康監督とともに出演したテレビ番組で『はたちの青春』の接吻シーンを回想して、親にも相談してこのシーンを引き受けたと語っているが、それ以前にも接吻シーンを演じたことがあることには触れていない。