小林万里子 (シンガーソングライター)
小林 万里子 | |
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別名 | まりこ |
生誕 | 1954年7月28日(70歳) |
ジャンル | |
職業 | シンガーソングライター |
活動期間 | |
レーベル | フォーライフ・レコード |
共同作業者 | 井上陽水 |
小林 万里子(こばやし まりこ、1954年7月28日 - )は、日本のシンガーソングライター。
1970年代後半のニューミュージック全盛期に、フォーライフ・レコードよりシングル「朝起きたら…」でデビュー。ラジオの深夜番組でとりあげられ、有線放送で大ヒット。井上陽水プロデュースのシングルとアルバムをリリース。一時引退するが、桂枝雀主演の芝居に作・演出の早坂暁の指名で出演して復活。復刻盤CDがリリースされ、現在もライブ中心に活動。
経歴
[編集]デビューまで
[編集]神戸女学院中学部・高等学部を経て、早稲田大学に入学し、2ヶ月だけ通学。この時、兄の知人であるウーマンリブの女性活動家を通じて、榎美沙子と出会う。翌年、神戸大学に入学。釜ヶ崎の労働者の運動に参加したり、女性解放のサークルを結成したりする。軽音楽部に入るが、得意の下ネタの歌は拒否される。オリジナル曲「朝起きたら…」など数曲をつくり、レコード会社に送る[1]。
メジャーデビュー
[編集]1978年、フォーライフ・レコードより、シングル「朝起きたら…」でデビュー。有線放送で大ヒット。深夜放送で人気となる。2枚目シングル「れ・い・ぷフィーリング」をリリースしたが、歌詞内容が問題となり、放送局で放送禁止となる。
1980年、井上陽水プロデュースの3枚目のシングル「すんまへんのブルース」をリリース。
1981年、フォーライフ・レコードより井上陽水プロデュースによる1stアルバムをリリースするも、販売ルートに乗らず、封印作品となる。
1982年、芸能界引退。以後、11年間の空白期間を過ごす。
芸能界復帰・再評価
[編集]1993年、桂枝雀主演の芝居に早坂暁の指名で出演。これをきっかけにシンガーとしての活動を再開。落語会などとのコラボレーションなど、幅広く活躍。
2003年1月20日ケンロードミュージックから1stアルバムにシングル音源などを追加して、復刻盤CDがリリースされた。
2007年12月27日、放送禁止歌を特集したTBSラジオの特別番組「Taboo Songs2 蘇る封印歌謡」で「れ・い・ぷフィーリング」が放送される。
2008年8月17日、読売テレビの情報番組「マヨブラ流」に出演。ブラックマヨネーズの吉田敬、小杉竜一をテーマに「ぶつぶつとハゲのブルース」を作詞・作曲し披露した。
2009年8月17日、フジテレビの音楽バラエティ番組『桑田佳祐の音楽寅さん 〜MUSIC TIGER〜』の「悩める人に届けたい歌スペシャル」で桑田佳祐が「朝起きたら…」をカバー。
2012年2月18日、TOKYO FMのラジオ番組『桑田佳祐のやさしい夜遊び』で特集され、すんまへんのブルース等数曲が番組で流れた。
2022年12月31日放送の『第73回NHK紅白歌合戦』に出場した桑田佳祐が世良公則、Char、野口五郎のギター伴奏にのせて「朝起きたら…」の替え歌を披露した[2]。
ディスコグラフィ
[編集]シングル
[編集]# | 発売日 | タイトル | B面 | 規格 | 規格品番 |
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フォーライフ・レコード まりこ 名義 | |||||
1st | 1978年12月 | 朝起きたら… | 男がつかない | EP | FLS-1038 |
2nd | 1979年8月 | れ・い・ぷフィーリング | 男といるのに | EP | FLS-1052 |
フォーライフ・レコード | |||||
3rd | 1980年11月 | すんまへんのブルース | まりこのお返事はnon Non Non | EP | 7K-5 |
アルバム
[編集]オリジナルアルバム
[編集]発売日 | タイトル | 規格 | 規格品番 | ||
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フォーライフ・レコード | |||||
1st | 1981年 | 小林万里子ファーストアルバム | LP | 28K-21 | |
千林レコーズ | |||||
2nd | 2011年9月9日 | 朝起きたら… | CD | SBR-101 |
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ フェミドルに聞け! 歌手小林万里子さん at the Wayback Machine (archived 2016年3月6日)
- ^ “爆笑問題・太田 桑田佳祐から聞いていた「紅白」の”秘話”披露「ブルース歌手の替え歌なんだよ」 - スポニチ Sponichi Annex 芸能”. スポニチ Sponichi Annex. 2023年7月12日閲覧。