別れぬ理由
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『別れぬ理由』(わかれぬりゆう)は、渡辺淳一が1986年に発表した小説。『週刊新潮』2月13日号から1987年3月5日号まで連載された。同作を原作とし、1987年に製作・公開された日本映画と1988年にTBS系列で放送されたテレビドラマについても紹介する。
作品内容
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映画
[編集]別れぬ理由 | |
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監督 | 降旗康男 |
脚本 | 那須真知子 |
原作 | 渡辺淳一 |
製作 |
三堀篤 瀬戸恒雄 |
出演者 |
三田佳子 津川雅彦 |
音楽 | 羽田健太郎 |
主題歌 | 小柳ルミ子「シルクな心」 |
撮影 | 木村大作 |
編集 | 加藤光男 |
製作会社 | 東映東京撮影所 |
配給 | 東映 |
公開 | 1987年11月14日 |
上映時間 | 107分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
渡辺淳一とプライベートな付き合いのある岡田茂東映社長(当時)が「東映で映画化した彼の作品、『ひとひらの雪』や『化身』『桜の樹の下で』『別れぬ理由』は、僕が作品に惚れたから映画化した」と話している[1]。
製作費1億2000万円[2]。
惹句
[編集]- わたし、あなたと同じことしてる。
キャスト
[編集]- 速水房子:三田佳子
- 速水修平:津川雅彦
- 速水弘美:湊広子
- 松永:古尾谷雅人
- 岡部葉子:南條玲子
- 永見由美:今陽子
- 広瀬:平尾昌晃
- 岡崎:真夏竜吾
- 佐藤:津山栄一
- 青年:中尾慎二
- 小泉志津子:風間みつき
- 沢田:丹古母鬼馬二
- 看護婦:伊織祐未、斉藤朋子、矢生有里
- 子連れの若夫婦:国宗篤、中西典子、関水浩之
- フロント係:村添豊徳
- 中年会員:山浦栄
スタッフ
[編集]- 監督:降旗康男
- 企画:三堀篤、瀬戸恒雄
- 脚本:那須真知子
- 原作:渡辺淳一(新潮社)
- 撮影:木村大作
- 美術:今保太郎
- 編集:加藤光男
- 音楽:羽田健太郎
- 助監督:長谷川計二
- 主題歌:小柳ルミ子「シルクな心」
エピソード
[編集]- 岡田茂が三田佳子に「脱げ!」と強要し[3]、他の東映幹部は「三田が脱ぐわけないだろう」と思っていたら[3]、三田が脱いで皆んなビックリ仰天した[3]。撮影に入ると三田は一変、大熱演し、試写では終了後に回りにたくさん人がいるのに岡田社長と渡辺淳一に、「もっと凄いところがあったのに何で切ったの。それを出せばもっと色っぽいし、深みが出たのに!」と怒った[3]。岡田社長は「映倫が切れと言うから...」などと弁解した[3]。これを見た高岩淡は「三田さんは大した役者だ」と感心したという[3]。
参考文献
[編集]テレビドラマ
[編集]別れぬ理由 | |
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ジャンル | テレビドラマ |
原作 | 渡辺淳一 |
脚本 | 井沢満 |
演出 |
大山勝美(#1 - 4) 鈴木利正(#5 - 8) |
出演者 |
小川知子 山城新伍 岡江久美子 |
製作 | |
プロデューサー | 大山勝美 |
制作 | TBS |
放送 | |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 1988年4月4日 - 14日 |
放送時間 | 月曜 - 木曜 23:00 - 23:28 |
放送枠 | ドラマ23 |
放送分 | 28分 |
回数 | 8 |
『ドラマ23』の枠で4月4日から14日にかけて放送された。全8話。
キャスト(テレビドラマ)
[編集]ほか[4]
スタッフ(テレビドラマ)
[編集]脚注
[編集]- ^ 「交友録 情念に溺れた世界を描く常識人 岡田茂 」『渡辺淳一の世界』集英社、1986年、221-222頁。ISBN 4-08-774332-2。
- ^ 「撮影報告 「花園の迷宮」 / 木村大作」『映画撮影』第100号、日本映画撮影監督協会、1988年5月20日、26頁、NDLJP:7954665/15。
- ^ a b c d e f 高岩淡(東映専務取締役)・鈴木常承(東映・常務取締役営業部長)・小野田啓 (東映・宣伝部長、役員待遇)、聞き手・北浦馨「本誌・特別インタビュー 『東映、'89年度の経営戦略 ●ヤング番組見直しと強化 ●大型娯楽時代劇『忍びの者たち』 吉永小百合『夢のかけ橋』等登場』」『映画時報』1987年10月号、映画時報社、9頁。
- ^ 週刊TVガイド 1988年4月8日号 p.81、1988年4月15日号 p.45
参考文献(2)
[編集]外部リンク
[編集]TBS系 ドラマ23 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
モト子せんせいの場合
(1988.3.28-31) |
別れぬ理由
(1988.4.4-14) |
帰っていいのよ、今夜も
(1988.4.18-21) |