上崎美恵子
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上崎 美恵子(こうざき みえこ、1924年11月15日 - 1997年9月2日)は、日本の児童文学作家。 福島県二本松市出身。本名・美枝子。
略歴
[編集]1924年11月15日、福島県二本松市に生まれる。6歳の時に一家で上京。 青山学院高等女子部(現・青山学院中等部・高等部)を1940年に卒業し、青山学院女子専門部(現・青山学院女子短期大学)に進学(のち1年次修了後に休学、中退)。東京大空襲のため故郷の二本松に疎開。戦後まもなく結核に罹り、国立中野療養所に6年間入所。その間に児童文学を読み耽り、自身も1972年から自作童話を書き始める。1976年「魔法のベンチ」「ちゃぷちゃっぷんの話」で第6回赤い鳥文学賞受賞。「ちゃぷちゃっぷんの話」で第23回サンケイ児童出版文化賞受賞。「だぶだぶだいすき」で第9回日本児童文芸家協会賞受賞。「ルビー色のホテル」で第6回ひろすけ童話賞受賞。1997年9月2日、72歳で没。
著書
[編集]- 『星からきた犬』(毎日新聞社) 1972
- 『まほうのあかちゃん』(旺文社) 1972
- 『とらとらねこちゃん』(理論社) 1973
- 『おばけやあい!』(旺文社) 1974
- 『海がうたう歌』(理論社) 1974
- 『ちゃぷちゃっぷんの話』(旺文社) 1975
- 『まほうのベンチ』(ポプラ社) 1975
- のち文庫
- 『おさるでんしゃ』(小学館) 1976.4
- 『ゆめみるカネじいさん』(絵:勝又進、理論社) 1976.9
- のちフォア文庫
- 『およげちびっこ』(ポプラ社) 1977.8
- 『月夜のめちゃらくちゃら』(旺文社) 1977.4
- 『なみだがぽっとん』(旺文社) 1977.7
- 『まぼろしのバス』(理論社) 1978.1
- 『おしゃべりコアラ』(金の星社) 1978.2
- 『そよそよ山』(PHP研究所) 1978.11
- 『おしゃれねこ,ちろ』(講談社) 1978.11
- 『いたずらごんとみほちゃん』(ポプラ社) 1978.12
- 『サキちゃんとおおきなさかな』(PHP研究所) 1979.3
- 『うたうせんめんき』(講談社) 1979.7
- 『うさぎパンタロン』(ティビーエス・ブリタニカ) 1980.6
- 『歌いたがりの花』(講談社) 1980.8
- 『おおばかめ先生』(ポプラ社) 1980.11
- 『ぼろきれねこちゃん』(PHP研究所) 1981.3
- 『リラちゃんはまほうのきんぎょ』(文研出版) 1981.10
- 『デカおじさんと小さなともだち』(ポプラ社) 1982.3
- 『ケーキのすきなおばけ』(佑学社) 1984.6
- 『だぶだぶだいすき』(秋書房) 1984.3
- 『いじめっことんでけ!』(旺文社) 1984.4
- 『長いしっぽのポテトおじさん』(岩崎書店) 1984.10
- 『おしゃれおばけの小さなデート』(ポプラ社) 1985.7
- 『まじょがつくったアイスクリーム』(ポプラ社) 1985.10
- 『くいしんぼうなおきゃくさま』(PHP研究所) 1985.1
- 『まぬけなとらねこにゃん』(ポプラ社) 1986.2
- 『そよ風のせんぷうき』(ひさかたチャイルド) 1986.6
- 『ユカにとどいたふしぎな手紙』(旺文社) 1987.4
- 『大きな大きなおんなの子』(金の星社) 1987.12
- 『海からとどいたプレゼント』(岩崎書店) 1988.9
- 『とらねこにゃんのラブレター』(ポプラ社) 1989.5
- 『つるのおんがえし』(小学館) 1990
- 『なみだポロリンきつねの子』(ポプラ社) 1991.2
- 『こちらおばけサービス社』(秋書房) 1992.5
- 『とおいあの日にたべたパン』(草炎社) 1992.6
- 『ルビー色のホテル』(PHP研究所) 1994.7
- 『月夜のふしぎ道』(小峰書店、赤い鳥文庫) 1996.6
- 『愛蔵版県別ふるさと童話館・福島の童話』(リブリオ出版) 1998.7 ※収録「赤のまんま」
参考文献
[編集]- 『日本児童文学者大辞典』 大日本図書 1993.10
- 『愛蔵版県別ふるさと童話館・福島の童話』 リブリオ出版 1998.7
- 『福島県立図書館報 あづま No.246』「福島の児童文学者20 上崎美恵子」 1998.9