ランメルスベルク鉱
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ランメルスベルク鉱 | |
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シュツルンツ分類 | 2.EB.15a |
化学式 | NiAs2 |
結晶系 | 斜方晶系 |
対称 | Pnnm |
単位格子 |
a = 4.759 A, b = 5.797 A c = 3.539 A; Z = 2 |
晶癖 | 稀に柱状結晶、多くは塊状、粒状、放射状、繊維状 |
双晶 | On {101} |
へき開 | Distinct on {101} |
断口 | 不規則 |
粘靱性 | 脆い |
モース硬度 | 5.5-6 |
光沢 | 金属質 |
色 | わずかにピンク色を帯びたスズ白色 |
条痕 | 灰色がかった黒色 |
透明度 | 不透明 |
比重 | 7.0-7.1 |
光学性 | 強い異方性 |
多色性 | 弱い、黄色からピンク色、青白色 |
文献 | [1][2][3] |
プロジェクト:鉱物/Portal:地球科学 |
ランメルスベルク鉱(Rammelsbergite)は、化学式NiAs2のニッケル砒化鉱物である。銀色からスズ白色、赤みがかった色の斜方晶系柱状結晶で、常に塊状になる。モース硬度は5.5、比重は7.1である。
1854年にドイツのザクセン州シュネーベルクを模式産地として発見され、ドイツの化学者、鉱物学者であるカール・フリードリヒ・アウグスト・ランメルスベルクの名前に因んで名付けられた[2]。
中程度の温度の鉱脈の熱水鉱物として産出し、共生鉱物には、スクッテルド鉱、サフロ鉱、砒鉄鉱、紅砒ニッケル鉱、自然ビスマス、自然銀、アルゴドン鉱、砒銅鉱、閃ウラン鉱等がある[1]。
出典
[編集]- Mineral Galleries
- Schumann, Walter (1991). Mineralien aus aller Welt. BLV Bestimmungsbuch (2 ed.). pp. 223. ISBN 978-3-405-14003-8