ベセスダ (船舶)
ベセスダ Bethesda | |
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基本情報 | |
建造所 | オーストラルUSA[1] |
運用者 | アメリカ海軍 軍事海上輸送司令部[1] |
級名 | ベセスダ級遠征医療船 |
艦歴 | |
就役 | 2026年12月(計画)[1] |
要目 | |
全長 | 103.0 m (337 ft 11 in) |
最大幅 | 28.5 m (93 ft 6 in) |
吃水 | 3.83 m (12 ft 7 in) |
主機 | |
速力 | 43ノット (80 km/h; 49 mph) |
乗員 | 最大41、通常時22、輸送兵員312 |
その他 | 発表済み[1] |
命名由来:メリーランド州ベセスダにあるベセスダ海軍病院(現在はウォルター・リード国立軍事病院の一部)[1] |
USNSベセスダ(USNS Bethesda (T-EMS-1))は、スピアヘッド級遠征高速輸送艦全体としては17隻目の艦艇であるととに、ベセスダ級遠征医療船の一番艦でアメリカ海軍 軍事海上輸送司令部が運用を予定している。2023年5月15日、アメリカ海軍長官カルロス・デル・トロは、同艦が現在はウォルター・リード国立軍事病院の一部となっている、メリーランド州ベセスダにあるベセスダ海軍病院にちなんで命名されると発表した。同艦は、アメリカ海軍でこの名称を与えられた最初の艦となる。
遠征医療船
[編集]USNSコーディ (EPF-14)以降、同型艦は EPFフライト2として本来の機能のほとんどを維持したまま、医療サービス能力が強化されることになっている[2]。フライト2型は戦闘指揮官の要請に応じて医療能力を強化できるように設計されており、患者を高レベル施設に移送することなく船内で回復できるようになる。海軍の従来の大型、低速かつ非武装の病院船よりも迅速に、より多くの場所に対応することが可能である[2][3]。EPFフライト2の設計には、蘇生と手術のための医療施設のアップグレード、V-22オスプレイの飛行運用のサポート強化および11メートル級の複合艇の発進とと回収能力の強化が含まれている[4]。
2023年1月に海軍は、2023年の軍事予算で3隻の遠征医療船(EMS)が承認されたと発表した。これらはT-EMS-1(ベセスダ)、T-EMS-2(バルボア)およびT-EMS-3となる。これらの艦船は、従来のスピアヘッド級が全長103mだったのに対して118mで計画されており、簡便な港湾施設でも運用できるように吃水は4.5mとされている。EMSは4つの手術室と124の病床を備え、急性期治療、急性期隔離、ICU、ICU隔離スペースに分かれている[5]。2隻の11m級複合艇が他船ないし洋上救助した患者を運ぶことができ、飛行甲板は1機のV-22ないしH-53、H-60が発着可能な飛行甲板を備える。ベセスダは2026年12月の納入が予定されている[6][1]。
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g "SECNAV Names Navy's First-in-Class Expeditionary Medical Ship after National Naval Medical Center Bethesda" (Press release). United States Navy. 15 May 2023. 2023年5月15日閲覧。
- ^ a b “New Details of Austals EPF Hospital Ship Emerge” (5 March 2021). 2024年2月7日閲覧。
- ^ “Speedy 'Ambulance Ships' a High Priority for Navy Medicine, Admiral Says”. military.com (21 April 2021). 21 April 2021閲覧。
- ^ "Austal USA Engineering Team Recognized by Mobile Area Council of Engineers" (Press release). Austal USA. 4 February 2022. 2022年2月6日閲覧。
- ^ Staff, Naval News (2023年5月13日). “SECNAV Names US Navy's First-in-Class Expeditionary Medical Ship” (英語). Naval News. 2023年5月15日閲覧。
- ^ “These Speedy New Navy Medical Ships Are Designed with the Pacific in Mind”. military.com (17 January 2023). 18 January 2023閲覧。