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ファンタスティカ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ファンタスティカ (FANTASTICA) は、グラビアを中心としたアイドルのVRコンテンツメーカー。VRを専門としたグラビアアイドルメーカーとしては最古参となる。

概要[編集]

元々はCDの音楽レーベル、DVD制作を行っていた株式会社グラジオラス(本社:世田谷区/設立:2003年)[1]がアイドルのVR(バーチャル・リアリティ)に特化したコンテンツメーカーとして設立。

VR元年と呼ばれた2016年にアイドルコンテンツ業界に参入。世界で初めてとなる「VR専門のグラビアメーカー」となった[2]。殆どの作品が前編(act1)と後編(act2)の二部構成になっていて、主な配信先をDMM.comとして毎週金曜日を定期リリース日としている。

作品の特徴[編集]

HMD(ヘッドマウントディスプレイ)を装着してユーザーはVRの世界に自己投影をし、出演者であるアイドルと共に仮想現実での時間を過ごすことになる。仮想現実の世界でユーザーはアイドルから「ダーリン」、「あなた」、「センパイ」などと呼称され、親密な関係を築いてゆく。VR業界では黒子ともアバターとも呼ばれる身体が時に登場し、ユーザー自身の分身としてアイドルから触れられることもある。特に創成期より続いているapartment Days(アパートメントデイズ)シリーズでは庶民的な狭いアパートの畳の一室を舞台とし、それまでの「グラビアイドル動画=常夏の南の島での撮影」という王道パターンを根っこからひっくり返し、同作品は長寿シリーズとしてFANTASTICAの定番タイトルとなっている。

来歴[編集]

  • 2016年11月 DMM.comにて「世界初のVR専門グラビアメーカー」を冠に掲げ、配信開始[3][4][リンク切れ]
  • 2017年
  • 2018年
    • 2月 株式会社テクノブラッドとの合同企画として店舗イベントを行い、同日に店舗内撮影されたVRコンテンツをVIRTUAL GATEで先行配信を開始[7]
    • 7月 VIRTUAL REAL JAPAN(米国)にて配信開始
    • 8月 360Channel[8]にて配信開始
    • 10月 VRで叶える「もし天木じゅんの彼氏だったら」がDMM動画の月間ランキング1位を獲得[9]
    • 11月 H.I.S.ホテルホールディングス株式会社が株式会社グラジオラス運営のFANTASTICA制作によるVRサービスを発表[10]
  • 2019年
    • 1月 トップグラドルだけを起用するというレーベル「極」をリリース[11]
    • 2月 動画コンテンツ初出演のタレントだけを起用するというレーベル「プロローグ」を開始/同レーベルのリリースに合わせ元AKB48第12期生の平田梨奈を起用し、「はじめてのVR、はじめてのわたし。平田梨奈」がDMM動画の月間ランキング1位を獲得[12]

主な出演者[編集]

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ GLADIOLUS::株式会社グラジオラス”. gladiolus.co.jp. 2024年6月4日閲覧。
  2. ^ 世界初!VRグラビアメーカー「FANTASTICA/ファンタスティカ」とは? | VR Inside”. vrinside.jp (2019年5月21日). 2019年6月18日閲覧。
  3. ^ 世界初!VRグラビアアイドル動画メーカー「FANTASTICA/ファンタスティカ」とは?出演している女優さんは? | VR通信”. protosketch.co. 2024年6月4日閲覧。
  4. ^ YAHOO!ゲーム
  5. ^ | 超!A&G | 文化放送”. 超!A&G 文化放送. 2019年4月4日閲覧。
  6. ^ みたらし (2017年6月1日). “「10円」でグラビアアイドルを身近に体感できるVRコンテンツが配信”. MoguLive. 2024年6月4日閲覧。
  7. ^ 【VIRTUAL GATE x FANTASTICA】ネットカフェで撮影したスペシャルVRコンテンツ先行配信開始!”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES (2018年2月5日). 2024年6月4日閲覧。
  8. ^ 360Channel(サンロクマルチャンネル) | VR動画配信サービス”. 360Channel. 2024年6月4日閲覧。
  9. ^ x.com”. X (formerly Twitter). 2024年6月4日閲覧。
  10. ^ HIS、「変なホテル東京 浜松町」でVR映像機器の客室内レンタルサービスを開始”. 日本経済新聞 (2018年11月12日). 2024年6月4日閲覧。
  11. ^ x.com”. X (formerly Twitter). 2024年6月4日閲覧。
  12. ^ 平田梨奈公式ツイッター

関連項目[編集]

外部リンク[編集]