ハイエア
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ハイエア(朝: 하이에어、 英: Hi Air)は、大韓民国の航空会社である。金浦国際空港と蔚山空港を拠点とするコミューター航空会社だった。
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設立 | 2017年12月22日 | |||
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ハブ空港 |
金浦国際空港 蔚山空港 | |||
親会社 | ハイグローバルグループ | |||
保有機材数 | 4機 | |||
就航地 | 2都市 | |||
本拠地 | 韓国ソウル市江西区ハヌルギル 38 金浦国際空港 国際線庁舎311号 | |||
代表者 | ユン・ヒョングァン | |||
外部リンク | https://www.hi-airlines.com/ |
来歴
[編集]2017年[1]12月22日設立。2018年12月に航空輸送事業免許を取得した。2019年5月23日と9月23日にATR 72-500を各1機受領し、12月12日から金浦-蔚山線の不定期便の運航を開始した。2020年1月1日に金浦-蔚山線を定期便化し、1月3日には金浦-麗水線の不定期便も開設。1月22日に金浦-麗水線を定期便化した。
2023年5月24日に務安-北九州間の国際チャーター便を開設した[1][2][3]。ハイエア初の国際線[1]で、北九州空港にとっても2018年以来の国際線だった。新型コロナウイルスの水際対策の緩和に伴い、九州北部を巡る韓国からの観光ツアー客に合わせた[3]もので、乗客は韓国からに限定された[1]。チャーター便は8月31日まで週5日、1日1往復、定員50名で運航され、第一便の北九州空港到着時には、北九州空港や北九州市の職員が乗客を歓迎した[2][3]。チャーター便は約2,800人が利用した[4]。
しかし、8月31日までに運航管理士6人のうち5人が会社を辞職[5]し、翌9月1日より全便運休に陥った。9月14日には会社更生手続を申請し、9月19日には破産手続にあたる企業回生手続を開始[4]、ホームページ上で運航停止と経営破綻を発表した[6]。10月31日、航空運送事業許可の効力が満了した[7]。経営破綻の時点で北九州空港への費用1,950万円の支払いが滞っており、北九州の運航助成金は未交付だった[4]。
保有機材
[編集]- 2023年8月現在[1]
機材 | 保有数 | 発注数 | 座席数 | 備考 | ||
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C | Y | 計 | ||||
ATR 72-200 | 4 | - | 50 | 50 | ||
計 | 4 | - |
就航都市
[編集]ハイエア 就航都市 (2020年3月現在) | ||||
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国 | 都市 | 空港 | 備考 | |
韓国 | ソウル | 金浦国際空港 | ハブ空港 | |
蔚山 | 蔚山空港 | ハブ空港 | ||
麗水 | 麗水空港 |
脚注
[編集]- ^ a b c d e 北九州市港湾空港局空港企画部 (2023年5月22日). “韓国・航空会社ハイエア社 初の国際線就航地を北九州空港に! 韓国・務安空港⇔北九州空港 チャーター便の開設について”. 北九州市港湾空港局. 2024年4月9日閲覧。
- ^ a b NHK北九州放送局 (2023年5月24日). “北九州空港と韓国のムアンを結ぶチャーター便が運航開始|NHK 北九州のニュース”. 日本放送協会 2024年4月9日閲覧。
- ^ a b c RKB毎日放送 (2023年5月24日). ““水際対策の緩和”で韓国南西部のムアン~北九州空港にチャーター便が就航”. TBS NEWS DIG 2024年4月9日閲覧。
- ^ a b c 北九州市議会だより編集委員会 (2024年2月15日). “北九州市議会だよりNo.244”. 北九州市議会. 2024年4月9日閲覧。
- ^ “社員の退職により突然運航を中断してしまった韓国の航空会社…一体なぜ?”. 江南タイムス (2023年11月23日). 2023年11月23日閲覧。
- ^ “北九州空港へのチャーター便運航 韓国「ハイエア」経営破綻 武内市長が誘致、市議会委で報告 /福岡”. 毎日新聞. (2023年12月8日) 2024年4月9日閲覧。
- ^ “蔚山空港拠点のハイエア、31日で効力停止…地方空港の利用客急減=韓国”. 中央日報 (2023年10月31日). 2023年11月23日閲覧。